TAKAのつれづれ帳

生かされている人生なら、今を楽しみましょう。音楽ネタや映画鑑賞記など気ままに書いています。

とみたゆう子「海物語」(1985年)

2007年08月18日 | 国内女性アーティスト
お盆は過ぎたとは言え、この暑さはまさに「夏真っ盛り」
「夏」といえば「海」という短絡的発想から持ってきたのは
とみたゆう子さんの「海物語」。

このアルバムはアナログ盤で6曲入りのミニアルバム。
しかも写真集にエッセイが書かれた「本」になっていて
当時の所属レコード会社「クラウンレコード」と「学習研究社」の
共同事業。それですから書店に並んでいたと思います。

レコード盤のサイズは10インチ(25センチ)で回転数は33回転1/3
ターンテーブルのオートスタートが30センチLP設定ですと
針がレコード盤に下りずに、シートの上を滑走してしまいます。
今日久しぶりにかけたら、見事にやってしまいました。

A面に針を降ろすと、波の音が聞こえてきてどこの海だろうか
間違っても愛知県の内海海岸ではないであろう。
海をテーマにしたアルバムなので、曲間には波の音が流れます。
自宅の室内に居ながらリゾート気分が味わえるのです。

まず最初は波の音をバックにゆう子さんのささやくお声が流れて
「海のキャトル・セゾン」が始まるのです。
何度も聞いた曲でありますが、夏にはぴったりですね。

「Fall in Love」シンプルなアレンジで、ちょっと重い印象を
持ってしまうのですが「女性が恋することはそんな軽い気持ち
じゃあないからね」というメッセージがあるのでしょうか。

「遠い海鳴り」なんか切ないよね。
歌詞の行間を想像してみると、夏の恋は儚く思えてしまうのです。

「Tender Blue」この曲の海は国内じゃあないですね。
しゅろの葉陰で書くエア・メールって歌詞がありますから南の海。
ちょっとあこがれてしまいます。

「Passion(情熱)」「Romance」ゆう子さんの声はどうして
こんなにやさしく聞こえるのだろうか。
海がテーマであっても、湿気のある海でも荒れた海でもなく
波静かな海岸リゾート地に連れていってくれます。

オススメのアルバムなのですが、入手困難な代物らしいです。 

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