TAKAのつれづれ帳

生かされている人生なら、今を楽しみましょう。音楽ネタや映画鑑賞記など気ままに書いています。

岡田有希子「恋はじめまして」(1984年)

2006年11月08日 | アイドルPOPS【80年代】
携帯電話が普及する前は、電話機は基本的には一家に一台。
親子電話というシステムもありましたが、回線数は一回線。
異性の家に電話をかけようにも、相手の親がまず先に出る
可能性もあるので、それはドキドキもの。

「もしもし○○さんのお宅ですか」
「はい、そうです」
「私は○○と申しますが、○○さんいらっしゃますか」

この基本的な会話の後で、彼女なり彼氏にやっと
替わってもらえるわけですから、その場の緊張感は
たいへんなものでありました。
ただ、相手の親と電話で話すことで、目上の方との接し方が
実践できるので、良い機会ではありました。

ましてや、電話を深夜にかけるとなると、親には出て欲しく
ないし聞かれたくも無いものです。

「真夜中のテレフォンも許してくれない」

「恋はじめまして」で歌われているフレーズですが
確かに深夜に鳴り響くベル音は迷惑です。いくら声を潜めても
寝ているはずの親に聞かれている可能性は否定できません。
また深夜ですと、昼間では話せないちょっと恥ずかしいことも
言ってしまいそうだから、親は心配しますよねぇ。

ですから、外に出て電話ボックスから電話をする
という事も聞いたことがありますが、それはそれで深夜徘徊。
ちょっとまずいでしょう。

それから20年過ぎて、今や小中学生でも携帯電話を持つ時代。
密室となった自分の部屋で、携帯で通話が可能。
お互いに起きていれば何時でも、気兼ねなく話が出来ます。

「大人になるまでの我慢」という事が今は無くなってしまった気がします。
それで、ちょっと束縛すると切れる若者達。
少し世の中は不便であった方が、人間的成長には良いと思うのです。

それにしても歌っている岡田有希子さんの歌声は可憐です。
携帯が無い時代であったからこそ、こんな切ない乙女の気持ちが
歌になるのです。それがちょっと甘いお菓子系の歌声に乗せられて
流れてくるので、男子はメロメロでありました。

過去を良かったと振り返るのは、年寄りの象徴ですが
良いものは良いと言いたい気分です。

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5 コメント

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どうも! (蟷螂の斧)
2012-01-22 22:48:47
TAKAさん。
いつもレスありがとうございます。

宇沙美ゆかりさんは可愛かったですね!
映画にも出ていましたね。
「Vマドンナ大戦争」でしたっけ?
主題歌も良かったです。
彼女は今どうしてるのでしょうか?

今年あたりソロ歌手が注目ですか?
なるほど。

さて、明日からまた仕事頑張りましょう!
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宇沙美ゆかりさん (TAKA@管理人)
2012-01-14 07:58:22
>蟷螂の斧さん

宇沙美ゆかりさんは「蒼い多感期」のシングルを確か持っているはず。
同時期の他のアイドルと比べると印象が薄いという感じです。

80年代はソロのアイドル歌手が全盛でした。
最近は大所帯ユニット全盛ですが、今年あたりはソロ歌手が注目されそうな気がします。
返信する
恋はじめまして (蟷螂の斧)
2012-01-13 08:01:13
「♪恋したら誰だってきれいになりたい」でしたっけ?歌詞もメロディもいいですね。

携帯がない時代の曲です。真夜中のテレフォン。

>「そよ風はペパーミント」。

そうでしたね!ありがとうございます!

TAKAさんは同じ時代のアイドル歌手宇沙美ゆかりさんは好きですか?
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お菓子系アイドル? (TAKA@管理人)
2012-01-09 22:36:23
>蟷螂の斧さま
お菓子のCMに出るからと言って「お菓子系アイドル」ではないですが
彼女の歌声のやさしさは、今でも記憶に残っています。

 「♪それはどうしてですかー」

この曲のタイトルは「そよ風はペパーミント」。
手持ちのアルバム「贈りもの」に収録されているのを聞いています。

最近では、なかなかこういう繊細さを持つ人は少ないですからね。
アイドル戦国時代もソロアイドルの活躍も期待したいと思っています。
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いい曲ですよねー! (蟷螂の斧)
2012-01-09 10:40:54
お菓子のCMで使われていましたよね。
「ファースト・デイト」共に名曲と言ってもいいでしょう。
他にも好きな曲がありましたが、タイトルは忘れました。
「♪それはどうしてですかー」
サビの部分で
「♪好きですー」
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