TAKAのつれづれ帳

生かされている人生なら、今を楽しみましょう。音楽ネタや映画鑑賞記など気ままに書いています。

堀ちえみ「潮風の少女」(1982年)

2009年07月16日 | アイドルPOPS【80年代】
先日ここで堀ちえみさんの「待ちぼうけ」をネタにしたのですが
今まで堀ちえみさんでは書いたことが無いので、続きを書こうと思いました。

堀ちえみさんは「第6回ホリプロ・タレント・スカウト・キャラバン」の
グランプリ受賞者で1982年3月「潮風の少女」でデビュー。
その後は立て続けにシングル盤をリリース、トップアイドルになりました。

この1982年という年は、多くのアイドル歌手がデビューした年で彼女達を
「花の82年組」と呼ばれています。石川秀美、小泉今日子、中森明菜、早見優
松本伊代、三田寛子など、他にも数多くのアイドル歌手がデビューした年です。
しかも、今も現役で活躍されている方もいますから、人気と実力のある方が
まとまってデビューした年でした。

その当時アイドル好きの方は、レコード盤や雑誌の購入にお金がかかったでしょうね。
と、他人事のように言っていますが、ワタシもつぎ込みましたね。
まぁそれなりに支払える状態でしたから、今になって思うと良かったと思います。



「潮風の少女」作詞・作曲:松宮恭子さん、編曲:鈴木茂さん。
この曲は春に発売された曲で、夏が待ち遠しい海辺でのお話。

  少し早い茅ヶ崎 眩しい海辺へ

茅ヶ崎という場所は、歌の舞台に良くなりますね。お洒落な海岸というイメージから
それだけで、若いカップルの物語が出来てしまうのでしょう。

  早く つかまえて
  私 波に揺れる 小さな船

このサビの部分が、とっても印象的で、しかも可愛いではないですか。
堀ちえみさんの歌い方も可愛くて、まさにアイドルPOPSの王道路線です。

そして何と言っても、この曲はアレンジが素晴らしい。
特にイントロの乾いた軽~いギターの音が最高。この音を聞いただけで
初夏の海が脳内に広がるような感じです。波のうねりのようなストリングスに
締まったベースとドラム。リゾート感覚のサウンドがとっても心地よい。

多くのアイドルがデビューした1982年ですが、優れた楽曲も多かったです。
ですから作家の方やミュージシャンの方は忙しかったでしょうね。
でも、アイドル好きとしては、いい時代であったと思います。

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堀ちえみ「待ちぼうけ」(1982年)

2009年07月12日 | アイドルPOPS【80年代】
自分でもちょっと意外でしたが、ここで堀ちえみさんをネタにした事はなかったです。
サイト内検索でも引っかからなかったですから、間違いないですね。

さて、80年代アイドルというと「夏の少女」というイメージを持ってしまいます。
まぁ若くてぴちぴちしていますから。←おっさんぽいですが・・・
水着が似合う季節でもありますからね。雑誌のグラビアでもアイドル歌手の方は
仕事ですから、歌とは関係なく水着になっていました。



そして、水着のグラビア関係はこれまでにして、堀ちえみさんの「待ちぼうけ」。
作詞・作曲は竹内まりやさん、編曲は鈴木茂さん。
竹内まりやさんのお得意のアメリカンPOPSスタイルの曲で、男性コーラスが入る
あの感じです。とっても安定感のあるサウンドですから、誰が歌っても大丈夫。
特に可愛いアイドルの子が歌うと、王道路線のアイドルPOPSの完成です。

待ち合わせになかなか彼が来ないから、涙をこぼして雨の中、家に戻ったのに
腕時計が2時間進んでいたから、今頃彼は待ちぼうけという歌。
今なら、携帯電話ですぐに連絡がつくでしょうし、携帯の時計の時間が進むことは
まず無いですからね。このアナログ感が80年代なのですね。

それにしても、どこかで時間を確認する手だてがなかったのかと思うけど
彼を思う気持ちでいっぱいいっぱいなのでしょうね。
家に電話をして「○○君もう出かけられましたか」などと聞くことも
考え付かないほどの純な気持ち。いやぁ今ドキの若者からは想像もつかない世界でしょう。
でもこの感じに共感を持つ人が多かったので、ヒットしたのですよね。
まさしく「歌は時代を映す鏡」なのでしょう。

さて、この「待ちぼうけ」のシングル盤のジャケットは見開きになっていて
中にはいつもの歌詞カードとともに、1982年の8月から9月の小さいカレンダーと
「時間割」が書かれています。

「時間割」ですかぁ。まさに中高生向けの企画ですね。
すでに大人になっていた我々には、くすぐったいような妙な気持ちでした。
そして「CHIEMIハッピー・プレゼント」として、ジャケットの応募券を切り取って
送ると「CHIEMIウォッチ」1.000名、「ちえみシール」10.000名が当たると書かれていますが
もらった方もいらっしゃるのでしょうね。うちには無いけど・・・。

さらに、このレコード盤はホワイトレコードです。当時流行りましたね。
音は黒盤の方が良いとかいうオーディオ・マニアの方もいましたが、見た感じの
可愛さは、ホワイトレコードは最高かと思います。



80年代のアイドルのシングル盤は、遊びの部分というか企画の豊富さも魅力のひとつ。
ネットでのダウンロード販売では、こういう楽しさは味わえないですからね。
80年代をリアルに過ごしていたことは良かったのかなと改めて思いました。

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松田聖子「裸足の季節」(1980年)

2009年05月03日 | アイドルPOPS【80年代】
先週になりますが4月29日は「昭和の日」でした。
それで昭和の名曲などが話題になることが多かったです。

昭和の日に発表された「昭和の歌のカラオケランキング」その中には
70年代から80年代のアイドルPOPSはランクインしていませんでした。
演歌やデュエット曲などのカラオケスナックでの人気曲が目だっていて
なんか違うかなぁと言う感じでした。

1:天城越え/石川さゆり
2:タッチ/岩崎良美
3:なごり雪/イルカ
4:M/PRINCESS PRINCESS
5:酒よ/吉幾三
6:北の旅人/石原裕次郎
7:北空港/浜圭介・桂銀淑
8:I LOVE YOU/尾崎豊
9:居酒屋/五木ひろし・木の実ナナ
10:ふたりの大阪/都はるみ・宮崎雅
11:つぐない/テレサ・テン
12:銀座の恋の物語/石原裕次郎・牧村旬子
13:津軽海峡・冬景色/石川さゆり
14:さざんかの宿/大川栄策
15:ラヴ・イズ・オーヴァー/欧陽菲菲
16:酒と泪と男と女/河島英五
17:みだれ髪/美空ひばり
18:時の流れに身をまかせ/テレサ・テン
19:大空と大地の中で/松山千春
20:ロンリー・チャップリン/鈴木聖美Withラッツ&スター

もちろんアイドルPOPSが軽視されている、と言うことはないでしょう。
この下の方にはいろいろあるだろうな・・・そんな気がしてならないのです。

さて、昭和のアイドル歌手と言えば数多くいらっしゃいますが、今も現役と言うと
多くは無いです。その中でも松田聖子さんはデビュー当時からのスタイルを
貫いている方ですね。いつまでもアイドルの聖子ちゃんでいられるのは凄いと思います。



デビュー曲「裸足の季節」作詞:三浦徳子さん、作曲:小田裕一郎さん
編曲:信田かずおさん。さすがにデビュー曲ですので、声に硬さはありますが
歌の表現力には卓越したものがあると感じられます。

 エクボの秘密あげたいわ~♪

歌詞に独特の世界観があって、メロディーもアイドルPOPSらしいです。
そして、ここの節回しは聖子ちゃん独特の魅力の歌声と思っています。
それゆえに、トップアイドルへの道が拓けたと思います。

ところで「裸足の季節」はワタシがオーディオチェック用に使う曲のひとつです。
当時CBSソニーから発売された楽曲は、アイドル向けの曲でも録音が良くて
オーディオ機器のチェックに最適でした。楽器の音の分離とか定位のチェックなど
歌を聴きながら確認して楽しむ事が出来ました。

イントロでちょっと後から入ってくるストリングスが綺麗で、その後もストリングスが
決め台詞の如く印象的に流れてきます。特に間奏の部分は最高です。
またベースの音がさりげない自己主張をしているような感じでカッコ良い。
最近ではなかなかこういう曲は少ないですから、改めて80年代の曲は良いなぁと
思っているワタシです。




伊藤つかさ「オススメ!」(1984年)

2009年02月01日 | アイドルPOPS【80年代】
「少女人形」を歌うセーラー服姿のイメージとは、ちょっと違った感じで
少し背伸びした感じのする歌が詰まったアルバム。

アルバム全曲の編曲は清水信之さん。大江千里さん始め数多くのアーティストの編曲を
手がけられている方で、「オススメ!」はテクノ調に仕上げてあります。
とは言えYMOのようなギンギンの域ではなく、聞きやすい感じになっているのです。
アルバム全体の音はまとまっていて、伊藤つかさちゃんの危うげで、切ない感じが
上手くレコード盤に封じ込められていると思うのです。

<OAZUKE SIDE>
1.お願いスピルバーグ
2.クリーム星人
3.オアズケ
4.へんネ!
5.名前のない訪問者

<OSUSUME SIDE>
1.Good Nightは嫌い
2.瞳抱きしめて
3.リボンとやきもち
4.悲しみをうけとめて
5.引き潮

1曲目の「お願いスピルバーグ」と言うタイトルを見ただけで
「SF」イコール「テクノ」的な印象を持たせてくれますね。
もちろん音も「空間的広がり」を感じさせるもので、アルバム全体を聞く期待感が
さらに増してくるのです。

そして「クリーム星人」は作曲が白井良明さん。
ムーンライダースっぽい感じもありますが、何と言ってもイントロがハーモニクスから
始まると言う繊細な音の技が聞きどころと思っています。
この歌は、伊藤つかさちゃんがTVで歌うこともありました。
シングルカットはされていないと思いましたが、なかなか良い曲です。

「オススメ!」のアルバムは作曲を担当されている方が豪華です。
白井良明さんの他、タケカワユキヒデさん、矢野顕子さん、岡田徹さんたちが
曲を提供していて、とてもアイドルのアルバムとは思えない程の出来と思います。

「瞳抱きしめて」は作詞が秋元康さんで作曲が見岳章さん。このお二人での
楽曲提供というと、おニャン子クラブやとんねるずが有名ですね。
この曲の発売時期は、おニャン子クラブのデビュー前ですが、どことなくおニャン子の
ソロデビューのメンバー向けの曲っぽい感じと、後から聞くと思ってしまいますね。
それでいて音は清水信之さんの音ですから、この曲はなかなか面白いと個人的には思います。

「オススメ!」はCDでも発売されましたが廃盤のようです。
ワタシの手持ちはリアルタイムで購入したアナログ盤。ジャケット写真を楽しむのには
アナログ盤の方が良いなぁと、やはり思ってしまうのです。

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石川ひとみ「三枚の写真」(1981年)

2008年11月03日 | アイドルPOPS【80年代】
久しぶりの音楽ネタになってしまいました。
芸術の秋、音楽の秋というわけでもないですが、また書いて行こうと思います。

この「三枚の写真」は「まちぶせ」が大ヒットした年に、続いて発売されたシングル盤。
そして「まちぶせ」同様に三木聖子さんが歌った曲のカバーです。
俗に言うところの「二匹目のどじょう」ってところでしょう。

しかしながら、元歌を知っている人が少ないので、ほとんどの方は
カバーではなくオリジナルと思っていたかも知れないです。
と言うワタシも三木聖子さんの音源を所持していないので、聞き比べが出来ないのが
とっても残念なのです。CDでも良いですから、聞いておきたいです。

「三枚の写真」は作詞:松本隆さん、作曲:大野克夫さん、編曲:大村雅朗さん
もう間違いなく名曲です。
そして1986年には松本典子さんが、シングル「NO WONDER」のカップリング曲として
カバーしています。たぶん他の方もカバーされていると思いますが・・・
手元にあるのは松本典子さんだけなのですよ。

そして例によってではありますが、初音ミクに「三枚の写真」を歌ってもらいました。
手持ちの楽譜で打ち込みをしたものの、全ての音が楽譜にはなっていないので
一部は耳コピをしています。それが素人ですので外れていると思うのです。
これが上手く出来ればと思っていますが、道は険しいです。

初音ミクが歌う「三枚の写真」はこの動画です。


柏原よしえ「ハロー・グッバイ」(1981年)

2008年09月14日 | アイドルPOPS【80年代】
ワタシのブログで曲をネタにする場合は、季節に関係する事が多いのですが
今回はちょっと違います。気まぐれで選曲をすることもありますが、今回はプチ告知です。

今年8月に買った、バーチャル歌手ソフトの「初音ミク」でいろいろと遊んでいましたが
柏原よしえさんの「ハロー・グッバイ」を「初音ミク」に歌わせてニコニコ動画にアップしました。
ホントまだまだ未熟なミク使いですが、数をこなすしか慣れる道は無いですね。

ニコニコ動画は今年4月からJASRACが管理する楽曲を、動画作成者が演奏・歌唱して
アップロードすることは問題ないことになりました。 したがってDTMでカラオケを造り
初音ミクに歌わせる事は合法という解釈で、盛んにアップされていますね。
しかも音楽好きなおっさん達が、懐かしいアイドルの楽曲などを投稿しています。
ですからその勢いに乗ってやろうと思って、ワタシも投稿しました。

作曲ソフトのSSWでカラオケを造りMIDI音源は、Rolandの「SC-88ST Pro」を使いました。
パソコンの標準の音源と違って、やはり外部音源は音が良くてギターの音はかなりいい感じです。
音楽を造ることの楽しさを、初音ミクでまた教えてもらった気分です。
確かに’はまる人’は多いと思いますよ。DTMの経験者であればなおさらと思います。

これからも機会があれば、こそっと告知します。
初音ミクが歌う「ハロー・グッバイ」はこの動画です。

南野陽子「NANNO-Singles-」(1988年)

2008年07月03日 | アイドルPOPS【80年代】
「共感オークション!」

木曜日の1時少し前。テレビから南野陽子さんの
ちょっと、はにかんだような声が聞こえてくるのです。
それは「笑っていいとも!」木曜日レギュラーの南野陽子さんが
進行するコーナーのタイトルコール。
お昼休みも終わりに近くなるのに、そこで目を覚ますような
激しい声ではなく、優しい声は危険なのですが・・・・あの声は好きです。

彼女のアイドル時代の魅力は、アイドルの放つ華やかさと、危うげな感じの歌声が
絶妙にバランスを取っていたところと思っています。
抜群の歌唱力の持ち主ということではなかったですが、歌っていて華があり
存在感があったと思います。

このアルバムはデビュー曲「恥ずかしすぎて」から「吐息でネット」までの
シングル曲とおまけの1曲付きのベスト盤。発表順に並んでいるので
南野陽子さんの進化の過程(ちょっと大げさかな)を聞いて楽しめます。
でも「秋からも、そばにいて」とか「トラブル・メーカー」「へんなの!!」は
この後に発売された曲なので、それを聞こうと思うと他のベスト盤を
入手する必要がありますね。

「楽園のDoor」、「話しかけたかった」このあたりの清純な感じは
アイドルらしくて良いですね。もちろん「吐息でネット」は最高。

01.恥ずかしすぎて
02.さよならのめまい
03.悲しみモニュメント
04.風のマドリガル
05.接近 (アプローチ)
06.楽園のDoor
07.話しかけたかった
08.パンドラの恋人
09.秋のIndication
10.はいからさんが通る
11.吐息でネット
12.微笑みカプセル

南野陽子さんは、最近は舞台で役者としても活躍されていて
2002年の御園座での「雪国」の舞台は見ました。
アイドル時代とは違う大人の芝居というのを見せてもらいました。
さらなるご活躍を願っています。

城之内早苗「あじさい橋」(1986年)

2008年06月25日 | アイドルPOPS【80年代】
6月のこの時期は、一年の中でも特徴的な季節であるといえるでしょう。
停滞している梅雨前線が南下したり北上したりと、めまぐるしく状況が
変化するので、天気予報も難しいと気象予報士の方が言っておりました。

それでも、梅雨時ですから仕方ないです。
この時期が過ぎれば「夏」です!
でも夏が好きではない方にとっては、それを思うとさらに憂鬱になる
かも知れないですが・・・。
もうすぐやってくる夏の前に、しっとりする時間があっても良いと思います。

雨の季節に咲く花の代表的なものは「紫陽花」の花。
一般家庭の庭先や近所の公園など、いたるところで見かけることがありますが
時には「紫陽花の名所」で鑑賞してみたいと思っています。
そして、BGMには城之内早苗さんの「あじさい橋」が良いですね。

おニャン子クラブ在籍中のメンバーのソロデビューとしては異例の
「演歌で勝負」の城之内早苗さん。歌唱力・表現力、そしてこぶしも
ばっちりグゥ~の歌い手さんです。

「夕焼けニャンニャン」の番組中では、かなり異色の曲という印象でしたが
今となって聞いてみると、アイドルPOPSではないので
いつまでも聞くことができる、普遍的な魅力のある楽曲という感じを持ちました。

作詞:秋元康さん、作曲・編曲:見岳章さん。
秋元康さんと見岳章さんの組み合わせは、美空ひばりさん最後のヒット曲
「川の流れのように」と同じです。さすがにいい曲であると思います。

今週の週末あたり、もう一度どこかに紫陽花でも見に行こうかな。
そんな気分になりました。

渡辺満里奈「EVERGREEN」(1987年)

2008年05月19日 | アイドルPOPS【80年代】
一人でクルマに長時間乗る時には、なかなか普段聞けないようなCDを
持ち込む事が多いのです。やはりゆっくり楽しむことが出来ますからね。
そして、土曜日に奈良に出かけたときに用意したCDが渡辺満里奈さんの
「EVERGREEN」。おニャン子クラブ会員番号36番の彼女のセカンドアルバムは
統一感のある、夏向けの一枚。

全曲の編曲を山川恵津子さんが担当されていて、参加しているミュージシャンも
島村英二さん、松原正樹さん、土方隆之さんなど凄腕の方々によるアルバムで
もちろん山川恵津子さんはキーボードを担当されています。
全曲を通して音がしっかりと締まっていて、そこにカラフルさも加わった
POPなイメージは、満里奈さんの歌声を惹きたてています。

1曲目の「虹のマジック」を聞いただけで、気分は夏!ですよ。
サウンドの明るさは制服姿のジャケット写真からは想像もつかないほどです。
そして、やはり「夏休みだけのサイドシート」でしょ。
トロピカルなリズムなのに、歌の内容は切ない恋物語。

  これが 今日が 最後のサイドシートね

サイドシートに座った時点で、ある程度ココロも許すということを
意思表示した訳であって、それまではバックシートに座りなさい!
と言う事を言う人もいますが・・・。

  別の人が このシート待っているの

それなのですよ、だから気安くサイドシートには座らない方が良いのです。
彼は遊び人だから・・・と言うのは親的な見方ですなぁ。

ところで「秋風のボートに乗れば」この曲のギターがとても心地よいですし
もちろんアルバムタイトル曲の「EVERGREEN」もアレンジが好みの音です。

01.虹のマジック
02.バスルームでDIARY
03.夏休みだけのサイドシート
04.バラードを聞きながら
05.マリーナの夏
06.EVERGREEN
07.鏡の国の I Love You
08.次のページを開いて
09.秋風のボートに乗れば
10.恋の日付変更線
11.トロピカル・ジュース 

これからの季節に似合った一枚と思います。

ヘレン笹野「キュン!と片想い」(1981年)

2008年05月09日 | アイドルPOPS【80年代】
ヘレン笹野嬢といえばTVアニメ「うる星やつら」のエンディング曲として
流れた「心細いな」が有名ですが、デビュー曲はこの「キュン!と片想い」。

  I don't know I don't know 待っててね

ラジカセのCMソングとしても使われたのでご存知の方も多いでしょう。
ハイトーンボイスがギュワ~ンと伸びていて、サウンドはキラキラ系。
「心細いな」しか聞いたことが無い方が聞くと、びっくりしそうな
アイドルPOPSです。それにしても声の伸びはなかなかですよ。

作詞:杉山政美さん、作曲・編曲:木森敏之さん。
本人の歌声によると思われる多重録音のコーラスの部分が多くて
とても賑やかな曲です。

最初にも書きましたが、ヘレン笹野嬢と言えば「うる星やつら」のTVシリーズで
歌声が流れていて、「心細いな」の他にも「マルガリータ」が使われています。
「マルガリータ」が効果的に流れていたのは「酔っ払いブギ」(第65話)。
ラムちゃんが梅干を食べて何故か酒に酔ったような状態になって
友引高校内をさまよっていた時に流れていた曲でした。

ヘレン笹野嬢の音楽活動期間は長くは無かったですが
歌ってくれた楽曲の印象は強く残っているのです。

大西結花「YUKA FILE #1 シャドウ・ハンター」(1987年)

2008年04月27日 | アイドルPOPS【80年代】
今日は愛知県江南市の曼荼羅寺公園へ藤を見に出かけたのです。
その途中、カーステレオで聞いていたのは大西結花さんのCD
「YUKA FILE #1 シャドウ・ハンター」
ちょいと前に中古屋さんで見つけたのですが、なかなか聞く機会が無かったのです。

何しろ、ちょっと距離を走るので、いろいろとCDを持っていってこれはその一枚。
大西結花さんの初期のベスト盤なので、おなじみの曲が多いです。
その中でも今日の気分は「春のコサージュ」。
この曲はデビュー曲
「アラベスク・ロマネスク」
のB面で、この時期に似合う春の曲。

   抱きしめて 壊れそうな想いを・・・

切なさが伝わってきます。
春は夏への入り口ですが、肌寒く感じることもあって、気象的にも不安定な時期。
それが気持ちの方にも影響を及ぼすものなのでしょう。

「春のコサージュ」は作詞:宮原芽映さん、作曲:紋野浪漫さん、編曲:佐々木まことさん。
シングルのB面ですので、当時でもなかなか耳にする機会は無かったと思うのですが
こう言っては失礼ですが、なかなかいい曲です。
本当に、B面扱いではもったいないほどの名曲と思います。


01.シャドウ・ハンター
02.アラベスク・ロマネスク
03.春のコサージュ
04.反抗期
05.マザー・コンプレックス
06.キャンドルを消さないで
07.My・バージン・ハート
08.優しくて哀しくて
09.ひ・み・つ放課後 Pee-Ka-Boo
10.危ないタイトロープ
11.24時の都会
12.シャドウ・ハンター(リプライズ)

  ※06~09はライブ・ヴァージョン

さて、今日撮ってきた曼荼羅寺公園の藤の写真は
もうひとつのブログ
にアップしてあります。
もしよろしければ見てやってください。


太田裕美「南風 -SOUTH WIND-」(1980年) 

2008年04月22日 | アイドルPOPS【80年代】
おおぉ~!
FMラジオから流れてきたのは太田裕美さんの「南風 -SOUTH WIND-」
代表的な曲では無いのに、今の時代にこんな曲をセレクトしてくれるとは・・・
ホント、流してくれた放送局のスタッフには感謝!です。

この曲は「キリンオレンジ」のCMソングでそこそこヒットしました。
でも何故かアルバムには収録されていないです。
ただしシングル集のベストCDには収録されています。でも
やはりこういう曲はアナログシングル盤で聞きたいですね。

   洗いざらしの半袖のシャツ 夏を待ちきれず

季節的には梅雨前の初夏でしょうか。
そう昨日あたりから、名古屋はよく晴れていて
最高気温も25度を超えるような陽気になりました。
ですからこんな曲も似合う季節になりました。

イントロから軽やかなギターが鳴り響き、カウベルの音も聞こえてくる
カントリー調のリズミカルなナンバー。
太田裕美さんの歌と言うと、松本隆さんの書かれた詩が多くて
青春期の揺れるココロを歌うようなイメージを持っているのですが
この曲は、とびっきりPOPな曲。

   君は光のオレンジ・ギャル

「木綿のハンカチーフ」や「最後の一葉」の頃では考えられないような
歌詞ですが、今聞いてみると、この路線も悪くはないです。
作詞・作曲:網倉一也さん、編曲:萩田光雄さん。
耳に残るさわやかな曲です。

岡田有希子「二人だけのセレモニー」(1985年)

2008年04月07日 | アイドルPOPS【80年代】
今年も桜の季節になりました。
満開の桜がやわらかな風に舞う頃、ピンクの花びらのように
東京四谷のビルから飛び降りた彼女の事を思い出してしまいます。

あの日から何度も桜の季節を向かえたのですが
何年過ぎてもだめですね。鮮烈な印象は失せません。

  「目を閉じていい? そして甘いセレモニー」

とてもロマンチックな歌詞なので、アイドルの歌としては
ファン心理をくすぐるところです。
ストレートな表現では味気ないでしょう、このくらいがちょうど良いです。

作詞:夏目純さん、作曲:尾崎亜美さん、編曲:松任谷正隆さん。
尾崎亜美さんはアイドルにも曲を多く提供されていて、この
「二人だけのセレモニー」では岡田有希子さんの歌声を
とても魅力的に聞かせる曲に仕上げています。

イントロはスローテンポなのですが、曲が始まるとリズミカルになり
次第に盛り上げていく松任谷正隆さんの編曲はまさに80年代の音。
アイドルPOPS全盛期の音は、今聞いても決して色あせないです。

そしてレコード盤に刻まれた歌声もまた、いつまでも変わらずに
同じようにココロに入ってくるのです。

そう、針を下ろした時はいつだって1985年になってしまうワタシなのです。

伊藤つかさ「夢見るSeason/春風にのせて」(1982年)

2008年03月18日 | アイドルPOPS【80年代】
3月も半ばを過ぎると、春の便りが聞こえてくるようになります。
冬の寒さに耐えてきた木々や草花も息をふきかえして
緑が次第に鮮やかになりつつあります。
そして、杉の木からは花粉がどっさりと・・・。

かつては「春」は待ち遠しい季節であった。
そうあの「花粉症」に悩まされるまでは・・・。
それでも人々は春を待つのです。寒い季節よりは暖かい方が良いですからね。

春になると聞きたくなる曲のひとつが、伊藤つかささんの
「夢見るSeason」と「春風にのせて」。A面は「夢見るSeason」ですが
この曲の出来からすると、両A面シングルと言っても差し支えは無いはず。

  春が来ればきっと めぐりあえるはずよ

「夢見るSeason」は背伸びしていない乙女ココロが良いです。
最近はすぐに、大人の気分で化粧をし始める娘が多いけど
誰だって素顔が一番魅力的なはず。

作詞:作曲は原由子さん、編曲は松井忠重さん。
締まった低音部とストリングスの軽やかさが、歌声をバックアップしていて
春らしく心地よい曲です。

そして「春風にのせて」はとってもかわいい曲。
当時のつかさちゃんのイメージにぴったり合った曲と思うのです。
春かすみのようなふんわりとした感じのやわらかな曲調を
ゆったりと歌っている感じがとってもかわいい。

作詞:作曲は大貫妙子さん、編曲は大村憲司さん。
ハモンドオルガンなどのキーボードはやわらかくあたたかくて
音を聞いていても春らしいのです。

花粉や黄砂ものっていない、おだやかであたたかい春の風。
そんな春風を感じさせる大好きな曲です。



北原佐和子「マイ・ボーイフレンド」(1982年)

2008年02月17日 | アイドルPOPS【80年代】
映画「ダイアモンドは傷つかない」を見ていた時、田中美佐子さんが立ち寄った
レコードショップの店内に飾ってあった、北原佐和子さんの「マイ・ボーイフレンド」。
もちろん他にもいろいろとディスプレーされてはいましたが、この一枚に釘付け。
とにかく黄色のジャケットは目立ちますからね。

ちなみにこの曲のシングル盤は透明な黄色い盤で、センターのレーベル部には
写真の入っている豪華仕様。たぶん初回プレスのみの仕様と思いますが
これこそアナログ盤の魅力です。

さて北原佐和子さんは1982年に、この「マイ・ボーイフレンド」で歌手デビュー。
また同じ事務所の真鍋ちえみさん三井比佐子さんとともに、「パンジー」という
ユニットに加わっておりました。「パンジー」としてはレコード盤は出していない
ですが、3人がそれぞれソロ歌手としてレコード盤を出しています。

そう、その3人の中では北原佐和子さんが歌い手として、頭ひとつ抜けていた
と思うのです。彼女の歌声はナチュラル系ではありますが、その自然さが心地よい。
強く主張することなく、さらっと流れるような感じなのです。

「マイ・ボーイフレンド」の作詞は堀川マリさん、作曲:編曲は梅垣達志さん。
彼女の歌声の良い所が感じられる、さわやかな曲です。しかもアイドルの
王道を行く清純路線。これならアイドルファンのココロを掴むことが出来ます。

空前のアイドル歌手デビューの年であった1982年デビュー組の一人でしたが
その後の楽曲にも恵まれシングル、アルバムも多数リリース。そして現在も
役者として活動を続けられています。

ところでアルバムの「Only You」が手元にあるので、機会があればネタに
しようかな。「愛情コロン」が聞きたいために買ったLPなのです。

第13回ハロプロ楽曲大賞’15

 
「ハロプロ楽曲大賞」とは、モーニング娘。およびハロー!プロジェクト所属アーティストが
1年間に発表した曲をみんなで順位付けして楽しもうという催しです。今年で14回目。
投票カテゴリは「楽曲部門」「MV部門」「推しメン部門」の3部門です。
◆バナーをクリックするとハロプロ楽曲大賞サイトにジャンプします。
※文章及びバナーはハロプロ楽曲大賞サイトより転載しました

管理人より

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