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北海道と九州の風来旅とマイ道楽

マイ故郷の北海道観光旅と、毎年春にマイワイフ実家へ帰省ついでの九州観光旅と、マイ道楽「気ままなモクモク工房」のご案内!

大分県 耶馬溪 「青の洞門」

2015-04-25 | 大分県
「恩讐の彼方に」で知られた”青の洞門”は、山国川に面してそそり立つ競秀峰の裾にあるトンネル。江戸時代、諸国遍歴の旅途中に訪れた禅海和尚が、鎖渡しと呼ばれる難所で命を落とす人馬を見て、洞門開削工事に取り掛かり、約30年の歳月をかけ明和元年(1764年)に完成した。ノミと槌だけで掘り抜いた隧道の長さは約342メートル、うちトンネル部分の延長が約144メートルあるそうで、当時使ったノミと槌は羅漢寺のリフト乗場近くの「禅海堂」に保存展示されている。現在の洞門は、当時からはかなり変化しているものの、一部に明かり取り窓やノミの跡が残っており、禅海和尚の不屈の精神が偲ばれる。新緑や紅葉の季節がきれい。耶馬溪のここで食べたソバ・から揚げ(中津名物)のコラボが最高に旨い。

羅漢寺の「禅海堂」に残るノミと槌。この道具だけで30年間手掘りし続けたそう・・スゴイ。




「青の洞門」の石碑


狭いので交互通行


トンネルに入って、車道脇のすぐ右に残る手掘りトンネル。






間違えて堀った場所に、禅海和尚の像がある






恰好の明り取り窓になった開口部の下には山国川が流れている





















大分県 岩山の由緒ある古刹 「羅漢寺(らかんじ)」

2015-04-21 | 大分県
大分県中津市にあり、羅漢寺(らかんじ)は、曹洞宗の寺院で、日本三大五百羅漢の一つ。付近は、青の洞門で有名な耶馬溪。羅漢寺の歴史は古く、今から約1300年前の大化元年(645年)に 開いたとされる由緒ある古いお寺。羅漢寺は、羅漢山の中腹の岩肌にしがみつくように立っている。
羅漢寺と言われるように、洞窟の境内には、多くの羅漢像があり、五百羅漢(ごひゃくらかん:500体以上の羅漢像)の石仏が並んでいる。羅漢寺は、十六羅漢、千体地蔵などいれると実に3770体の石仏が並んでいて、家族や親類に似た顔が必ずあると言われている。境内には、たくさん願い事が記された「しゃもじ」が打ちつけらている。「しゃもじ」で願い事を救う(すくう)ということだそうだ。
山の上のお寺までは、急な坂を這い上がるように進むリフトがあり、楽にいける。





山道をしばらく進むと、崖にへばりついた寺が目に飛び込んでくる。


険しい山道を20分ほど登って行くと山門(羅漢寺の入り口)にたどりつく。 山の岩にはめこむように造られた山門。








千体地蔵。たくさんの石像が安置されている。


五百羅漢像が安置されている。










本堂






羅漢寺からの眺め




逆さまに落ちていきそうなリフトで帰路に・・。

大分県 姫島Ⅱ「NHK家族に乾杯来訪と、姫島の七不思議」

2015-01-31 | 大分県
このブログが始まった昨年7月、最初にUPしたのが、瀬戸内海の周防灘に浮かぶこの姫島で見つけた「ハートの切り株」だった。作成の要領がわからない中での記念すべき一回目!今になって見ると、少し簡素すぎて恥ずかしい・・・が、今でも時折、来訪者の人気ベスト3に顔を出している。
先日、TVで笑福亭鶴瓶さんが姫島に来て、しかも、小生の遠戚であり、昨年GWにお世話になったペンション「野路菊」に、突然に鶴瓶さんが現れた様子!この、大分県内で最北の一軒家もビックリした様子で、オーナーであり地元漁師でもあり、鶴瓶さんによく似た彼が、予告画像に映ってた。
2月2日PM8時からの後半放送の前に、小生が昨年GWの際に訪れたところを、あらためて案内をします。

伊美港からのフェリーが20分で到着

島の東部にある姫島灯台



灯台下駐車場隣の広場にある「ハートの切り株」(歩道に小さな看板があります)

周防灘を通過中のタンカー

笑福亭鶴瓶さんがいきなり来訪したペンション「野路菊」全景(大分県内で最北の一軒家)

姫島の盆踊りは、鎌倉時代の念仏踊りから発展したものといわれ、踊りの数が数十種類の中でも一番人気の踊りがきつね踊り。

日本列島を春に北上、秋に南下する大型の蝶『アサギマダラ』の飛来地でもあり、 春にはみつけ海岸に、秋には金地区に飛来します。

『アサギマダラ』(村の案内文献より)


姫島の七不思議
●拍子水(ひょうしみず)ーお姫様がおはぐろをつけた後、口をゆすごうとしたが水がなく、手拍子を打って祈ったところ冷泉が湧出したといわれる。

●かねつけ石(別名おはぐろ石)ーお姫様がおはぐろをつけるのに、石の上に猪口と筆をおいたところ、その跡ができたという。

●浮田(うきた)ー大昔、池に大蛇が棲んでいた。誤って、この大蛇を埋めてしまったため、大蛇の怒りで田が揺れるといわれる。

●逆柳(さかさやなぎ)ーお姫様が使った柳の楊枝を土中に逆さまに挿したところ芽を出したので逆柳といわれる。枝垂れた柳は良く見るがこの柳は枝垂れていない。

●浮洲(うきす)ー姫島沖合の小さな洲に漁業の神様、高倍様を祀っている。高倍様と鳥居は高潮や大しけの時でも決して海水に浸かることがないといわれる。

他に
●千人堂(せんにんどう)ー観音崎に小さなお堂がある。馬頭観音を祀ったもので、大晦日の夜、債鬼に追われた善人を堂内に千人収容できるといわれる。
●阿弥陀牡蛎(あみだがき)ー灯台下の海食洞窟内の海面から上2メートル位のところに牡蛎が群棲し、阿弥陀三尊の形に似ているのでこの名前がついた。この牡蛎を食べると腹痛を起こすといわれる。

レンタサイクルを借りて島内を1周出来ます(レンタサイクルはフェリー乗り場の近くに数件あり)。島内にある信号はたったの1ヶ所。フェリー乗り場から真正面に見えている信号がそれ。 この信号機は、子供たちに交通ルールを覚えさせる為に設置されたという事です。 いつまでもこんなのんびりした島であって欲しい。

大分県 「東洋のナイアガラ」原尻の滝

2015-01-27 | 大分県
豊後大野市緒方町に、別名「東洋のナイアガラ」と呼ばれる大きな滝がある。今から約9万年前、熊本県阿蘇山の大噴火で発生した溶岩が滝周辺で堆積し平地が広がる中、ストンと土地がくぼみ、緒方川の水が半円形の弧を描くような形で下に流れ落ちている。見下ろせば大迫力、見上げれば雄大さが楽しめる、幅120m、高さ20mの大瀑布。
巨大な岩の柱が寄り添って立つ柱状節理と呼ばれるところに水しぶきをあげて轟音と共に流れ落ちる滝の様子は迫力満点。日本の滝百選にも選ばれており、その壮大さは芝生公園や吊り橋から見ることができる。滝の上の部分には車が走れる幅の道路まであり散策もできるので、川の水が滝となって流れ落ちる瞬間を間近で確認することができる。
緒方川の水量にも寄るが、大雨の後など水量が多いときは横幅120メートルの幅すべてを使って滝の水が流れ落ちてくる。まさに荘厳な滝に変貌する。古くからの石橋が多いこの周囲には、すぐ近くには「原尻めがね橋」「長瀬橋」「鳴滝橋」などがある。
道の駅裏から

全景ー1

滝見橋上からの全景

全景ー2

全景ー3



滝上の道路兼遊歩道

滝の上部



奥に「原尻めがね橋」が見える

滝の落ち口



左が道の駅、右の橋が「滝見橋」





大分県 「天領日田市」を散策

2015-01-24 | 大分県
豊かな水をたたえた筑後川上流の三隈川が流れる日田市は、古くから「水郷(すいきょう)」と呼ばれるほど水資源に恵まれた町で、日田の温泉宿は屋形船での夕食と鵜飼いを楽しめるのが特徴。江戸時代には幕府直轄の天領地として日田代官所が置かれた城下町で市街には古い町並みや土塀が残っており、夏には鵜飼いがおこなわれる。
商家が集中していたのが豆田町で、今でも県内最古の商家や蔵屋敷が建ち並んでいて、日田一番の観光名所。2月中旬~3月末まで “天領日田おひなまつり”が行われ、中には300年前の雛もある。

夏は鵜飼いが行われる、鏡のように穏やかな水面と川向うの景色を。
この三隈川風景写真1.2には仕掛けがあります????(正解は最後に・・)
三隈川風景ー1

三隈川風景ー2


夜の三隈川



町のあちこちで、おひな様を展示されている





豆田町散歩

草野本家







地酒「薫長」醸造元






(正解・・三隈川風景の2枚は鏡のような川面に映る「逆さ絵」になってます。上下逆で見るのが普通にみえる風景)

大分県 鉄道遺産「豊後森機関庫」

2015-01-20 | 大分県
町の文献によると、旧国鉄久大線を走る蒸気機関車(SL)の点検、格納庫として1934年に完成。
鉄筋コンクリート造りで、SLの向きを変える円形の転車台を中心に扇を広げた形をしており、当時最高の技術を用いて建築された。 車庫は久大線が全線開通とともに業務を始め、広さは1734平方メートル。最盛期の23年には蒸気機関車25両の修理が行われ、250人の職員がいた。機関車は60―70キロごとに石炭や水の補給基地が必要で、久大線では豊後森が補給基地の機関区に選ばれた。戦時中は軍事輸送の拠点となったため、米軍の攻撃目標にされ、壁面には機銃掃射の弾痕が残っている。 原形のまま残る機関庫としては九州唯一、全国的にも14年に造られた京都の梅小路機関庫とここのみで、その規模から鉄道遺産としてあらためて注目されている。現在は老朽化のため車庫の内部は立ち入り禁止。撮影や見学を希望の場合は申請書を役場商工観光振興課に提出。また、建物内ではヘルメットの着用。ヘルメットの貸出は玖珠町役場商工観光振興課にておこなっている。希望者は申請書の備考欄にその旨を記入して借用。

まずは全景から





転車台ー1

転車台ー2



内部ー1

内部ー2(模型)

内部ー3

内部ー4

内部ー5









遠景



大分県 天空の散歩道「九重“夢”大吊橋」

2015-01-16 | 大分県
由布院の町から高速道路経由で約1時間半のドライブで、九重町の山中に深い谷と谷を結ぶ、アッと驚く人道専用吊橋がある。鳴子川渓谷の標高777m地点に架かる長さ390m、川床からの高さ173mでともに日本一の規模を誇る日本一の人道専用吊橋。橋の上からは日本の滝百選に選ばれた震動の滝の雄滝や雌滝、九酔渓の絶景が見られます。橋の両側には駐車場や商業施設も整備されてきた。風があるときや、人が大勢で渡るときにはそれぞれの体重移動がバラバラなので、橋全体が大きくスリリングに揺れる。橋の中間点の床がネット状になって173mの真下が見れる。何もなかった山奥が一気に観光名所に変わった。
さすがにGW!橋の上が大渋滞







奥に震動の滝の雄滝や雌滝が見える





中間地点の絶景?



173m真下の河原を真上から

周囲の山々

ようやく渡り切り、向うにたどり着く・・・

また来た道を戻って車に・・またもや大渋滞





大分県 「5月GWの由布院めぐり」 VoL 2

2015-01-13 | 大分県
前回に続いて由布院の町をのんびり散歩してみよう。田園風景が広がり、森に囲まれた美しくのどかな町並み。この中には温泉が幾つも点在し、洒落た店や美術館が軒を連ねる。昔の良き日本がある、とても美しい町。夏にはホタルが今も飛び交う湯の町は、自然と文化が交錯する素敵な場所だ。今回は主に金鱗湖の山側に回ってみた。こちら側にも風情ある街並みがある。お土産屋さんが並んでいる中に混じって、落ち着いた雰囲気の昔ながらの佇まいが残っていた。


相変わらずの人気 街並みに活気があふれてる。






























由布院の朝霧は、春や秋の、う~んと冷え込んだ朝に現れます。朝霧は、前日の日中にお天気がよくて暖かいと、地面の温度や金鱗湖や由布院を流れる川の水温が上がっています。放射冷却現象で、前日の夜から当日の朝にかけて、う~んと冷え込むと外気温が水温より低くなっているため、温度差によって水蒸気が発生し、これが朝霧になるそうです。
やまなみハイウェー途中、標高680mの狭霧台から、由布院盆地を覆う朝霧と、雲海のかかる由布院風景をどうぞ!



畑の途中からも。

次は何処に案内しようかな?

大分県 「5月GWの由布院めぐり」 VoL 1

2015-01-10 | 大分県
年末から新年早々に、列島の全域にかけて低気圧の団体が暴れまわり、大荒れになってます。特に我北海道は、連日の猛吹雪・大雪や突風でJRや飛行場・高速道路までも運休や通行止めのお知らせばかり。一歩外に出れば車の大渋滞と吹雪模様の天気で、どこへ行くにもままならず・・・。ホワイトばかりが目につき色彩の変化に乏しく、もうすぐ来るであろう春を、また九州まで迎えに行こう!
今回からは待望の「由布院」に入り散歩してみます。町の案内も2回に分けました。

高速道路からの由布岳

由布院の駅前はこんな感じで、レトロなバスが待ってます



人力車でのんびり散歩も

メインロードにはいろいろな店が並んでます



人の波・波・・・観光客の往来



ロールケーキが有名なB-speak

運良く出来立てタイムに並んで

ようやくゲットできた!

これが美味!!並んだかいがありました。


金鱗湖の由来

金鱗湖全景(亀ノ井別荘)






■由布院と湯布院の違い
元々は「由布院」です。近くの山も「由布岳」。昭和30年に由布院町と湯平村が合併して湯布院町となり、合併によって町が大きくなったとき、温泉があることを強調して「湯布院」にした?? 昭和30年以前には“湯布院”という “湯”の字の付く地名はなかった。それゆえ町全体を言うときは湯布院、昔からある 地名などは由布院と“由”の字を使う。たとえば由布院温泉、JR由布院駅、というぐあい。 湯布院の“湯”の字を使うのは比較的新しい言葉と町全体を指すときに使われているようです。