北海道と九州の風来旅とマイ道楽

マイ故郷の北海道観光旅と、毎年春にマイワイフ実家へ帰省ついでの九州観光旅と、マイ道楽「気ままなモクモク工房」のご案内!

寄り道散策  札幌軟石の採石場跡 石山緑地『石と緑の造形空間』

2017-09-12 | 寄り道散策
暦の上では「立秋」も過ぎて早くも「秋」に突入・・。まだまだ残暑が顔を出しつつ朝晩の冷え込みを感じるようになった。
「秋」ともなれば食欲・芸術・読書・・とくるが、今回は柄にもなく芸術に目を向けてみよう・・。
札幌市内南区に所用で行った際に、何気なく「石山緑地」の存在を思い出したが、まだ行ったことが無かったンだっけ。
百聞は一見に如かず!とばかり進路変更し散策開始!岩肌が露出した特異な景観を持つ「南ブロック」が良さそうだ。
南ブロックには、石のみで造られたコロシアムをイメージさせる「ネガティブマウンド」や「午後の丘」など、北海道在住の
彫刻家集団「サンク」によるユニークなアート空間が広がっている。
「ふるさと文化百選」にも選出されている芸術性の高い施設だ。運動を兼ねて1時間程の散歩を楽しんでみた。

国道旧230号線に面して旧定山渓鉄道(廃線)の、現存する「石切山駅舎」向いに建つ札幌軟石造「旧石山郵便局」前の
信号を曲がると突き当りが札幌軟石の採石場跡を残しつつ、ここが「石山緑地」に生まれ変わっている。




南ブロックは札幌軟石の産出地として使われていた巨大な石切り場跡を再生したアートの広場。石でできた全体配置案内。


『呼吸する門』


シンボリックな玉石の塔から湧き落ちた水が、螺旋状の水路を伝って流れる『スパイラルスプリング』






『手つなぎ石』




休憩所もベンチも芸術が・・


芝生と木々の緑、その中心に2方向に傾きを持った真っ赤なジャングルジム『赤い空の箱』が置かれた空間




石のみで造られた迷宮のような空間『ネガティブマウンド』




切り出し口からこぼれ落ちたかのように、石のオブジェが散りばめられた『午後の丘』






紅葉の時期にもう一度訪れたい場所だ。

風来旅in厚田 あいロード 恋人の聖地 「夕日の丘」

2017-09-08 | 寄り道散策
札幌駅を出発し一路増毛へ向かう途中、小休憩で厚田の「夕日の丘」に立ち寄った。
石狩市厚田区の国道231号(通称あいロード)沿にある人気の眺望スポット。絶好のデートスポットになっている。
遥か小樽や雄冬岬まで望む事の出来る眺望や、夕陽を眺めるには絶好のスポットだが、まだ昼間の明るい時間でもあり、
ここの売りの「石狩湾に沈みゆく夕日」にはまだ明るすぎる。
夕日が沈む頃からは方々から恋人たちが集まり、二人きりの世界に浸って夕日に向かって愛を語り合う黒いシルエットが
たくさん見られるようだが・・・あいにく、真っ昼間では興ざめか・・・
ちなみに、晴れた夕方にはこの美しい夕日景色が見られる。(公式HPより)


この日は年配のカップルがベンチで寄り添っていた。


今日は穏やかな海に太陽が暑いほどに降り注いでいた。良い夕日が期待できそうだ。


この数年の間に、漁港の横に海水浴場としても整備された。


ここ「にしん街道」の標柱説明文を転載
「あつた」の地名は、歴史を遡ると松前藩の「新御国絵図」(寛文元年1661年)に見ることができます。また、
天保11(1840)年以降は増毛、天塩、宗谷方面に和人の出稼ぎが許可されるようになりましたが、それまでは
厚田場所が西蝦夷地の北限でした。「にしん」の北上とともに松前、江差方面の漁夫も北上し、松浦武四郎の
「西蝦夷日誌」(嘉永三年 1850年)オショロコツ(押琴)の項によれば、訪れる和人は1万人もいたとされてい
ます。押琴の泊は、弁財船(千石船)が三十隻も停泊できる良港で運上屋も建てられ、古潭、押琴一帯は大変な
賑わいを見せたといわれています。「にしん」は魚偏に非ずという字を書き、米の取れない蝦夷地では米(と
同様の価値)であるという意味で、単位も米と同じ石が用いられたといいます。厚田が再び「にしん」で群来る
ことを願い、往時の繁栄と記憶を後世に引継ぐとともに、新たな観光ルートとして確立し、地位の活性化に
つなげるため、この「にしん街道」標柱を設置します。



浜でのんびり水遊びを楽しむ親子


厚田公園展望台からの眺めも素晴らしいようだが、国道231号線沿いの駐車場から向い側の高台へ、階段と坂道を
標高86mの厚田スキー場の頂上を目指して延々と登る事になるそうで、小生には体力的に無理!
山頂には石造りの西洋のお城のような展望台があり、ハートの形をした石造りのモニュメントや「誓いの鐘」、
恋人たちが固く結ばれることを願ってかける南京錠を取り付けるためのフェンスが設置されているそうだ。

「夕日の丘」向い側の厚田公園展望台麓の国道沿いには、「道の駅」が工事中。完成が待ち遠しい。