趣味の園芸

庭で育てている季節の草花や庭木、蘭など

さくらそうー花の終った鉢の移動

2006-04-30 | さくらそう

1) 4月上旬に開花した品種の花は、<赤蜻蛉>と<柴垣の桃園>をのぞいて、
   すべて花を折り、ごみ(鉢中に舞い込んだサクラの花びらやキンモクセイ
   の落葉など)をピンセットで除去し、増し土をしたうえで、
   日の当たらない東の通路に用意した棚に移動。以下の8鉢。
   1岩雪の下   2宇 宙   3江戸紫  4鹿 島   5香炉峰(2鉢)
   6玉 川    7富士越    8陽 春
2) 葉の長さ5㌢のまま成長を止めた下記の3品種は処分
   1青葉の笛  2臥龍梅   3春 湖
3) 葉はよく成長したのになぜか花蕾がつかない下記の13品種は、翌年の芽を
   養生するため、増し土をしたうえで、1)に準じて東の棚に移動。
   1石山寺   2公 達   3桜 狩   4新梅ケ枝  5七賢人
   6十州の空  7竹取姫   8高値の雪 9千 島   10濃紅梅
   11緋の司   12御国の誉
 
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山野草の観察

2006-04-28 | 山野草など

1)セツブンソウ
  かねて採集保管中の「節分草」のタネ120粒を、今年50株(球)までに
  増えた「節分草」の培養スペース(庭の椿の木の真下)に蒔いた。
  アルカリ性を好むので、草木灰と川砂をよく混ぜた用土を撒いておいた。
  「節分草」は毎年タネから育てているが、発芽までに2年、開花するまでには
  4~5年かかるので気長に観察する必要がある。

2)バイカカラマツ
  もう消えてしまったものとあきらめて庭の隅に放置していた鉢のなかで
  バイカカラマツが発芽し、しかも開花していたので、一周り小さい鉢に
  丁寧に植え替えた。
  入手した10年前と変わらぬ高価な草だが、薄緑の八重咲き種。
   
        
        
3)チゴユリ
  チゴユリの名品「紀の司」。
  5月初旬、茎の先にかわいい白い花を1~2輪つける。
  稚児百合と書き、小さくて可憐な百合を意味する。
  全国の浅い野山の林床などに自生し、葉に斑が入るさまざまな
  選別品種があって、収集する山草趣味家が多い。
  

4)ヒメイズイ
  「ナルコユリ」やチゴユリのなかまだが、たいへん育てやすく増えやすい。


5)ホウチャクソウ
  宝鐸草。名前の所以などは4月6日の記事を参照。
  その記事に添えて椿の木の下に群生するホウチャクソウの
  写真を掲載したが、早いものは数日前に開花した。
  今回、鉢植えのホウチャクソウも密生している。


6) フウチソウ
  「風知草」、本名「ウラハグサ」。風を知る草とは何やら謎めく。
  そのわけは葉で解ける。葉はふつう裏面が表を向かない。
  ところが、この草は基部でよじれ、表裏がひっくりかえる。
  そのため、わずかの風で葉が揺れ、この名が生まれた。
  夏向きの山草。
  

7)タカクマホトトギス
秋の山草。
 
 
8)屋久島ウツギ
  開花間近か。屋久島七五岳(1488㍍)中腹に自生する矮性ウツギ。  






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さくらそう その8  遅咲きの10品種

2006-04-27 | さくらそう

4月8日以来開花したさくらそうをこのブログに掲載してきたが、
今日は8回目。下記の10品種で累計110点となる。
101鶯宿梅、   102寿、  103京の雛桜  104獅子奮迅、  105白妙、
106濡れ燕、   107倍 王、 108フェニックス   109松の位、  110三保の古事。
 
  
 
 鶯宿梅(おうしゅくばい。濃い紫色、爪白の梅弁で梅花咲き。
 「紫光梅」からの実生。
 昭和44年中村 長次郎氏の作出)
      
      
       寿(ことぶき。深い鑼弁、受け咲き。花弁の裏表とも濃い紅色。)
       増えやすいが、花つきが悪く、咲かないこともある。
       咲いても写真のように、色が抜けることがあり、不安定。  
       昭和初期の作 
    
            
            京の雛桜(徳永雅明氏の作)

           
獅子奮迅(ししふんじん。星形掴み咲き、花弁の裏は濃い紅色、
表は染め出し、すべての弁がよじれているため裏の紅色が強調される。
波打つ獅子咲きという特異な花。
解説書などでは、豪快な花で江戸末期から愛好家が多いそうだが、
我が家では12年前、さくらそうをやり始めた最初から入手して
栽培してきたが、ほとんど毎年消えてしまい、依怙地になって毎年芽を
買い求め挑戦するも、相性が悪いのか同じことを繰り替えしてきた。
やっと今年はまづまづの花が咲いてくれて、満足している。

       
      白妙(しろたえ。浅い鑼弁。掴み咲き、垂れ咲き。
      花弁は表裏とも純白。大正時代の作か)
                 
                  
                  濡れ燕(桜弁、平咲き。花弁の裏側は
                  淡い桃色、表は底紅で目がある。
                  花形、花色とも野生種に近く、
                  花茎が長く伸びる。江戸末期の作。)
  
   
     
  倍王(ばいおう。広い桜弁、抱え咲き。花弁の裏は紅ぼかし、
  表は底白で刷毛目。昭和14年ごろにはあったらしい。)
        
          
         フェニックス(出所不明)
              
                    
               松の位(まつのくらい。広い桜弁、抱え咲き。)花弁の裏は淡い紫色、表は染め出し。
               明治中期の作か)                                                                    
                     
                    三保の古事(みほのこじ。鑼弁、抱え咲き。
                    花弁の裏は濃紅色、表は内白、
                    花の表側がよく見え、繊細な鑼と
                    紅白の色の対照が美しく、古くから
                    名花と伝えられる。江戸末期の作)

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さくらそう その7  遅咲きの12品種

2006-04-26 | さくらそう

昨日に続き、下記の12品種が開花し、4月8日以来100点となった。
89朝 日、  90飛鳥の曙、  91十六夜、   92枝珊瑚、   93乙女の袖、
94思の儘、  95金孔雀、   96標野行、   97田島の舞、  98飛天の舞、
99日 暮、 100紫 鑼。
              
              朝 日(濃紅色鑼弁、明治40年伊藤重兵衛氏作出)
                   
                   朝日の拡大写真 
         
         飛鳥の曙(裏濃い桃色表底白、白覆輪。鑼弁波状車咲き。浅田雅巳氏作)
      
 
 十六夜(いざよい. 薄色ぼかし表白。江戸文化年間からの名花の一つ)
    
    十六夜の拡大写真 
         
        枝珊瑚(波打ち広弁,つかみ咲き、濃い紅色、表白。江戸末期)
              
              乙女の袖 (紅表白、抱え咲き。明治中期の作。)
                  
                  乙女の袖の拡大写真
   
思の儘(おもいのまま。広弁で掴み咲き、裏は淡い藤紫色で糸覆輪、表は純白色。
花容は優雅の一語につき、江戸天保年間から最高の評価を受けてきた名花。
ただ性質繁殖力ともに弱く、暑さにはとくに弱いので注意。)
                       

金孔雀(裏紅表白,深い鑼弁。江戸末期の作。)
    
  標野行(しめのこう、表白裏濃い桃色。鑼弁、抱え車咲き。
  山原 茂浪華さくらそう会会長の平成15年作)
       
       標野行の拡大写真
            
           但馬の舞(平成初期、橋本 徹氏作)
               
            日暮(ひぐらし。裏淡い紫色ぼかし表純白。江戸末期)
                  
                  日暮の拡大写真
                      
                      飛天の舞(表白裏桃色、重ね弁抱え垂れ咲き。徳永 雅明氏作)
                          
                          飛天の舞の拡大写真

紫 鑼(むらさきかがり。鑼広弁平咲き。裏紫表底白筋ぼかし。
鑼とは鋸の目立てをすること。江戸末期の作。)
     
     紫鑼の拡大写真
  
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さくらそう その6  遅咲きの19品種

2006-04-26 | さくらそう
   
4月20日~25日に遅咲きの19品種が開花した。

71阿蘇山、   71有 明、 72錦葉集、 73銀覆輪、  74穀雨紅、  
   75石  橋、 76東 雲、 77墨田の花火、78前代未聞 79田島四倍体、
   80遠山桜、  81流れ星、  82白 梅、  83母の恵、   84春の雪、  
   85緋の袴、   86姫 桜、   87武蔵野、   88由布岳。


阿蘇山(熊本県産野生種)
      
      有 明 (とき色紅斑入り)
          
          錦葉集(品種違いかも?)
              
              銀覆輪(紅色糸覆輪)
                   
                   穀雨晴(薄桃色、桜弁抱え咲き)
                            
                            
                            石橋(しゃっきょう・紅色表曙白)とその拡大写真

東 雲(桃色、表白。浅鑼弁、深抱え咲き)
     
     墨田の花火(紅色白覆輪)
         
         前代未聞(とき色白複輪)
            
            田島四倍体(田島紅の実生)
                
                遠山桜(桃色、表酔白・例年もっと良い花)
                     
                     流れ星
                        
                        白梅(はくばい)
                        梅車咲き、白色筒うす緑
                           
                   
                  母の恵(淡桃色表酔白)とその拡大写真

春の雪(白地に緑絞りの大輪。古い花)
   
   緋の袴(濃紅色、表目白)
       
       姫櫻(紅色爪白、極小輪花)
           
           武蔵野(桃色、細弁)
               
               由布岳(紅色、大分県産野性種)
       
       

                         
                          
                    
               



               
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新緑の花木

2006-04-25 | 庭木

4月も半ばを過ぎて、庭木も衣替えを始めてきた。 
テンプレートも新緑に装いを改めよう。風薫る5月も間近だ。


八重のヤマブキ。家の西隅に繁っているため、いつ開花したのか
  気づかなかった。ふだん水もやらないので、雨頼みの木だ。
            
             
       キンモクセイ。玄関前の一番目立つ場所に立っている。
       10日ほど前から古い葉を落しはじめ、
       新緑というよりも若い茶色ぽい照り葉を伸ばしている。
                      
       ハクモクレン。つい3月の末に
       400余りの大輪の花が散り、
       そのあと勢いよく新緑の葉が芽吹いてきた。
       真南に面した庭の中心にあるため、
       夏の木陰の立役者だ。
       後方はらん舎と姥桜の木。
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桜の花も終る

2006-04-23 | 庭木

3月31日に記事として取り上げ、4月7日に満開となった我が家の庭のソメイヨシノは、
4月11日<雨中のサクラ>としても鑑賞したが、下記の写真のごとく、
19日には葉桜となってしまった。
今年は3月下旬~4月上旬の気温が低かったせいか、例年に比べ、
開花が遅く花の期間は長かった気がする。


4月19日午後、西側のブロック塀越しに撮影した葉桜
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さくらそう その5  

2006-04-18 | さくらそう

4月17日および18日の2日間に下記の46品種が一挙に開花した。(50音順)
すでに開花中の分もあわせて66品種となる。
 
21 赤城山   22 旭 鶴   23 天 晴  24 有馬山   25 浮間白
26 駅路の鈴  27 風 車  28 喝 采  29 京鹿の子 30 喰裂紙
31 琴の調べ  32 零れ紅  33 汐 煙   34 紫光梅   35 獅子頭
36 神通力   37 紫宸殿   38 滋賀の都 39 須磨の松 40 墨染源氏
41 田島紅   42 伊達男  43 玉芙蓉  44 月天心   45 筑紫の光
46 童子梅   47 唐縮緬  48 朱鷺の雛 49 南京小櫻 50 初 烏
51 春 霞   52 春告鳥   53 春の詩   54 春の海  55 人 丸
56 藤の里   57 松の雪   58 紫式部  59 紅葉川  60 桃の盃
61 八ヶ岳   62 やすらぎ  63 雪野山   64 雪 舞  65 吉野川
66 瑠璃殿
         満開の品種66点の入ったコンテナ
         
                                                
                              遅咲き品種と成長の良くない品種60点

赤城山
                   
                 旭 鶴
                               
                              天 晴    

有馬山
          
          浮間白        
             
                   宇宙 
                    
                     駅路の鈴
                
                風 車 
                  
                  喝 采
   
   京鹿の子
      
      拡大した花弁         
                                    
喰裂紙

      
      琴の調べ
                   
                    零れ紅 
           
           汐煙

紫光梅                             
                   
                    獅子頭
    
    紫宸殿Ⅰ

紫宸殿Ⅱ
     
      滋賀の都
   

須磨の松
               
               墨染源氏 
                        
                         須磨の松
           
           田島紅
            

伊達男
                     
                     玉芙蓉      
            
             月天心

 
筑紫の光 
                         
                         童子梅 

唐縮緬                      
                    
                    朱鷺の雛
             
              南京小櫻 
                            

初 烏
                 
        春霞 
                      
                      春告鳥
                            
                            春の詩

春の海
           
            人 丸
                       
                        藤の里

松の雪
      
       松の雪=拡大した花
                       
                        紫式部

紅葉川
          
        桃の盃
                   
八ヶ岳

やすらぎ
                             
                             雪野山

雪 舞
   
   雪舞=拡大した花 
             
             吉野川
                       
                          瑠璃殿 
  
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セッコクー長生蘭

2006-04-17 | らん

庭の隅っこで寒風にさらされたまま冬を越したセッコクや長生蘭約100鉢が、
春を感じて、芽を動かしてきた。5月はセッコクー長生蘭の季節である。

昨日河内長野愛蘭会のバスツアーに参加し、兵庫県立フラワーセンターへ行き、
徳島の阿波園主催の<セッコク・長生蘭即売会>で、画像の3点を買ってきた。

長生蘭とはセッコクの園芸品種のことで、デンドロビウムの一種。
わが国の北海道を除く各地に自生しており、4月下旬から5月末まで香りのよい
清楚な花が咲く。
古くは室町幕府の八代将軍足利義政が盆栽として愛培したことが記録されている。


長生蘭<白楽天> 実生作品
                  
                  セッコク実生
                  大紫宝x天紫晃
 

セッコク実生、無銘

                   長生蘭錦鉢
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京都のさくらー仁和寺と原谷苑

2006-04-15 | デジカメツアーなど

4月14日パソナコン熟のデジカメ・バスツアーに参加した。
武藤塾長ほか23名の一行は貴望ケ丘の熟教室の前に8時30分に
集合。名神京都南ICを予定より30分も早く通過、仁和寺に
11時に到着した。

仁和寺

今日は花曇りの、ちょっと肌寒い一日で、
御室桜はまだ3分咲きの状態だったが、しだれ桜などはほぼ満開で、
みな思い思いのカメラ・アングルを楽しんでいた様子。
時間が十分あったので、私は仁和寺御殿の庭園を拝観した。
宸殿の前に南庭があり、左近の桜、右近の橘も植えられている。
池を配した北庭の木立越しに、五重塔が小さく遠望された。


仁和寺の国宝 金堂
                 
    重文 五重塔


桜とお土産の売店
                     
                    仁和寺の鐘楼



旧御室御所(御殿)の北庭 から五重塔の遠景

                  
                  満開の八重桜

枝垂桜

原谷苑のさくら

御室より八十八ケ所の山を越えた洛北<原谷>の地で、景色の良い一つの丘を
利用した個人所有の約4千坪のさくらの園。 桜の時期だけ一般公開される。
例年4月上旬には吉野桜、彼岸しだれ桜、ユキヤナギ、ボケなどが咲き始め、
中旬には紅しだれ桜が見ごろとなり、下旬には遅咲きの桜が満開となる。
京都でも遅咲きで知られる御室の桜が終ったころ、ここ原谷苑では、
珍しい黄桜、みどり桜、御室桜、ぼたん桜、普賢象、菊桜など
名残の桜が楽しめる。



                  



                   

                     
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