<平成24年12月8日の記事を抜粋>
75坪余りの家の狭い庭の西と南にサクラとハクモクレンの巨木が立つ。
サクラ(=桜)はソメイヨシノで、昭和48年10月1日にこの家を建てたとき
友人が記念樹にくれた木で 樹高 1.5メートル、太さは親指大ほどだった。
それがいまでは 私の胴回りよりも太く、枝は四方八方に張りだすため、
西の境界のブロック塀を超える枝は日曜大工の鋸で毎年剪定している。
最近ある園芸の本に「住宅の庭にサクラを植えるのは大馬鹿者」という
記事があり、それを読んでナルホドなと合点し 、腑に落ちた感じがした。
「サクラを庭木として一応見られる木にしたいと思うなら、やはりお屋敷と
いわれる300坪はある庭でなければもてあましてしまう。 花見というのは
山や公園に出かけていってやるもので 家の庭でやるものとは違うのだ。
一本や二本庭に植えて眺める木ではない。」 そういう記事だった。
花は7日で終わり、あとは花びらの掃除、秋は落葉集めと休む間もない。
病虫害も多い。 とくにシロアリがサクラの太い枝の切り口から侵入する。
家の近くに植えると、 シロアリが繁殖して、ついには家を朽ちさせること
にもなる。 「サクラ切る馬鹿・・・・」の言い伝えはここからきているそうだ。
全くいやになる。
庭の南側のハクモクレン(=白木蓮)はサクラに劣らぬ巨木だ。
この木は 昭和54年3月4日富田林農協の植木市で買ったもの。
記憶では樹高 約 2㍍、株元の太さは 2.5㌢くらいだったと思う。
この夏、枝葉が伸びると葉の先まで6㍍をはるかに超えそうだ。
放置すると、樹高/葉先が10~15㍍にもなるそうで
このことを知るまでは、剪定もしなかったため大きくなり過ぎた。
花後すぐ翌年の花芽が着くと聞いたため、ここ数年花が開いて
4~5日目には花ごと剪定している。開花して10日は持つものの
花が散り落ちるまで木に止めておくと 何となく見苦しいからだ。
しかしこの木は一日中陽の当たる庭の真南にあって葉が茂り
木陰をつくってくれるため、夏はたいへん貴重な存在ではある。
冬に向かうこの時期に 蕾のない徒長枝を選って剪定している。
今年は2㍍前後まで徒長した枝を30本、 50㌢~1㍍余りの枝を
約80本剪定したので、庭が明るくなった感じだ。
2010年4月2日の記事。サクラ満開。西となりの駐車場から撮影。
2012年4月9日朝、表通りの向かいの歩道から撮影。
2011年4月3日の記事から。強剪定後の<ハクモクレン>
2008年3月22日快晴の午後撮影。
約460輪の<ハクモクレン>はもうすぐ満開。
剪定前のハクモクレン樹高約6メートル。2006年10月14日撮影。