11月5日から12月2日まで約一月間さくらそうを植え替え、このブログで
11月6日から12月2日まで15回シリーズで植え替えた品種と芽数などを
記録しました。
さくらそうは寒さにはかなり強い植物ですが、この時期に植えつけた場合、
明け方の冷え込みや凍てに対しては充分な対策をする必要があります。
土が軟らかく、根はまだよく張っていないため、芽が浮き上がってしまい、
やがて折角の芽や根を腐らしてしまうからです。
鉢数が少ない場合は、軒下に移動させるとか、シートを被せるなどの応急処置
でかまいません。
私は下記の手順で、霜除けを兼ねて凍て防止のカバーをしています。
凍て防止用カバー①
あらかじめ130鉢の入ったコンテナ12個のあいだにハーフサイズの
6個のコンクリート・ブロックを挟み、3月初めまで固定しておく。
長さ70㌢の枕木3本を横に置き、そのうえに、3.7㍍の竿木を縦に乗せる。
(これらの木材は雨や水やりなどの際は、らん舎内とらん舎の軒下に収めて、
濡らさない)
カバー②
竿木は枕木のうえに等間隔に並べ、長さ70㌢の支柱6本を横に
並べる。 カバー③の塩ビ波板の両端が垂れさがったり、窪んだり
しないための支柱となる。
カバー③
塩ビ波板4枚を乗せる。(画像はまだ2枚、幅60㌢)
波板を乗せたサイズは幅80㌢、長さ4㍍、鉢底からの高さ30㌢。
カバー④
風の強いときに備えて、アルミ・フェンス2本を重しに使う。
カバー⑤
凍て防止用カバーの完成。手順②から④まで所要時間は約5分。
厳寒2月、最低気温が0℃以下の日には、塩ビ波板の下に、ブルー・シート
か毛布を掛けるなど万全を期したい。