趣味の園芸

庭で育てている季節の草花や庭木、蘭など

さくらそうの冬の作場

2006-12-25 | さくらそう

 11月5日から12月2日まで約一月間さくらそうを植え替え、このブログで
 11月6日から12月2日まで15回シリーズで植え替えた品種と芽数などを
 記録しました。
 さくらそうは寒さにはかなり強い植物ですが、この時期に植えつけた場合、
 明け方の冷え込みや凍てに対しては充分な対策をする必要があります。
 土が軟らかく、根はまだよく張っていないため、芽が浮き上がってしまい、
 やがて折角の芽や根を腐らしてしまうからです。
 鉢数が少ない場合は、軒下に移動させるとか、シートを被せるなどの応急処置
 でかまいません。
 私は下記の手順で、霜除けを兼ねて凍て防止のカバーをしています。

  
  凍て防止用カバー①
  あらかじめ130鉢の入ったコンテナ12個のあいだにハーフサイズの
  6個のコンクリート・ブロックを挟み、3月初めまで固定しておく。
  長さ70㌢の枕木3本を横に置き、そのうえに、3.7㍍の竿木を縦に乗せる。
 (これらの木材は雨や水やりなどの際は、らん舎内とらん舎の軒下に収めて、
  濡らさない)

      
      カバー②
      竿木は枕木のうえに等間隔に並べ、長さ70㌢の支柱6本を横に
      並べる。 カバー③の塩ビ波板の両端が垂れさがったり、窪んだり
      しないための支柱となる。
    
           
           カバー③
           塩ビ波板4枚を乗せる。(画像はまだ2枚、幅60㌢)
           波板を乗せたサイズは幅80㌢、長さ4㍍、鉢底からの高さ30㌢。

                 
                カバー④
                風の強いときに備えて、アルミ・フェンス2本を重しに使う。

   
   カバー⑤ 
   凍て防止用カバーの完成。手順②から④まで所要時間は約5分。
   厳寒2月、最低気温が0℃以下の日には、塩ビ波板の下に、ブルー・シート
   か毛布を掛けるなど万全を期したい。
           
コメント (6)
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冬の庭

2006-12-19 | 庭木

 庭はすっかり冬景色です。 落葉樹でまだ落葉していない木は、ユキヤナギ、
 アジサイ、満月ロウバイのみ。
 ハクモクレンの葉が落ちた後、枝の先端に銀白色の花蕾を100個ばかり数える
 ことができます。
 サクラの枝にもまだ葉芽か花芽か見分けられない硬い蕾が無数に着いています。
 ライラックの青い葉がやっと手でしごけるほどに軟化しました。
 葉山椒の葉は黄変して、指で触れただけで枝から落ちます。

 
 枯葉を十数枚だけ残したハクモクレン

         12月22日、あと3枚葉をのこした状態。

    
 src="http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/95/a9908af58a9b1f482e6543bd80f1a729.jpg">
    一枚の葉もなくなったサクラ①
           
           カイズカイブキの垣根越しにみたサクラとハクモクレン

      
      植え替えの終った桜草の凍て防止策
         
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さくらそうの植え替え⑮―完

2006-12-02 | さくらそう

       
   残っている7ポットをすべて午前中に植え替えて、先月5日にはじめた作業は約一ケ月で完了。
  <由布岳>がとくに良い芽。一般的に野生種や野生種に近いものほど強く、芽の状態がよい。
  午後、浪華さくらそう会の役員会に出席。
  翌3日、午後からさくらそうの作場と長生蘭の作場の位置を入れ替えるための大作業。
  1時から5時まで4時間もかかった。
  これから3月までの長い冬の季節、さくらそうに適度の水やりをすることと、「凍て」から守る
  ための防寒対策に気を配ることだけか冬の管理のかなめ。

    植付け日 順位   品種名   読み         5号ポット    4号ポット
     12月2日  125  由布岳   ゆふだけ      巨大4
           126   陽春    ようしゅん      大2中2
           127  吉野川   よしのがわ     巨大4小1           
           128   羅生門   らしょうもん    巨大3中1小2
           129  瑠璃源氏  るりげんじ     巨大2中1小2             
           130  瑠璃殿    るりでん      大2中2              
      累計  130                     127           3
        残    0  (154-130)
                                       
   変更後の冬の作場①。我が家の庭で一日中もっとも陽のよく当たる場所。              
            変更後の冬の作場②

  
   由布岳  紅色。野生種、大分県由布岳周辺産。

      
      陽春  桜弁、抱え車咲き。桃色底白。

          
           吉野川  花弁の裏桃色表白、大輪。
                     
                    
                     羅生門  桜弁、抱え咲き。裏紫表底白。

  
   瑠璃源氏  梅弁、受け咲き。裏淡い紫、表底紫。

            
            瑠璃殿 桜弁、抱え咲き。裏淡い紫、表白。
                今年6月に入手した<還城楽>とは同品種とのこと。

                     
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さくらそうの植え替え⑭

2006-12-02 | さくらそう

小春日和のように午後の陽がさんさんとそそぎ、植え替え作業も効率的。
 今日の芽はすべて良好。

  植え付け日 順位   品種名   読み         5号ポット    4号ポット
     12月1日  116  紫  鑼   むらさきかがり   巨大2小2
           117  紫式部   むらさきしきぶ   大3
           118  紅葉川   もみじがわ     大1中2小2           
           119  八ヶ岳    やつがたけ     巨大2大2
           120  桃の盃   もものさかずき   巨大4小1             
           121  やすらぎ               巨大5
           122  所縁の袖  ゆかりのそで   巨大4
           123  雪野山   ゆきのやま     巨大2中2小2
           124  雪 舞   ゆきまい       巨大2中1小2
      累計  124
        残    7  (154)
   
  
   紫鑼(むらさきかがり)鑼弁平咲き。花弁の裏側は紫色、表は底白筋ぼかし。
                  
                  紫鑼の花の拡大。

             
              紅葉川
   
    八ヶ岳 

   
    桃の盃  重ね弁、抱え垂れ咲き。桃色底白。

       
                 所縁の袖
                        鑼弁、抱え咲き。花弁の裏は桃色ぼかし、表は白。
                            
       
      
    雪野山 
      
         
          雪舞
               
                雪舞=花の拡大
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