趣味の園芸

庭で育てている季節の草花や庭木、蘭など

富貴蘭―虎斑の6品種

2013-05-30 | ふうらん、富貴蘭


 富貴蘭の虎斑とは、蘭科植物に多い覆輪、縞、中斑など斑芸の一つで、
 現在<唐錦><紀州伏虎><旭昇><金孔雀><金牡丹><金幽晃>
   <黄雲閣><瑞雲><南海雪虎><花衣><鳳凰殿><豊明殿>
   <霊峰><出雲金斑><紀州雪虎><雪山><金鏤閣><琥珀>
   <高隈><鑢高隈><火影>などが虎斑品種として登録されている。


4
1
2
<旭昇> きょくしょ う 産地は奄美徳之島。上芸品は虎斑もよく残り、          
                根先の色もルビー根に近くなるので人気が高い。
5
   6
      <紀州雪虎> きしゅうせっこ  和歌山県産。斑は白の虎斑で
                     <雪山>に似ているが、本種は泥軸で
                      澄んだ青根という変わり物。
6
   7    
       8
          <金星> きんぼし  虎斑の名品<金鏤閣>のセルフ実生からでた
                     花変わりである。
                     花は距のない六弁花で星車咲き。
                     虎斑で花変わりという2芸品。
 9
       <花衣> はなごろも  来歴は不明で、以前は<金鏤閣>の中に混じって
                   流通していた。
                   しかし、本種は立葉であること、虎斑の抜けがよいこと、
                   花茎と蕾が濃いピンク色で上がることなど相違点が多く、
                   昭和58年に<金鏤閣>から分離独立した品種である。  
 10     
      22
           <火影> ほかげ  奄美フウランの無地葉の実生で、
                     突然変異で出現した虎斑。
                     出芽のピンクと美しいルビー根で
                     今後の期待品といえる。
  24
         <唐錦>  からにしき  虎斑の代表品種。泉州の産。
                      緩やかに弧を描く姫葉で、
                      白黄色の虎斑が切れよく入り、
                      その斑は葉裏まで抜ける。
                      日の採り具合で柄出しが決まる。
                      その日の加減が問題で、
                      採り過ぎれば葉全体が黄金色となり、
                      作落ちの原因ともなりかねない。
                      蔭作りだと虎斑がうまく出ず、
                      鑑賞価値が落ちる。
                      美術株に仕上げるには、経験が必要である。

                            
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

番外 - キュウリを鉢に植える

2013-05-18 | その他


 
  昨年の暮れ畑を地主に返却したので、今年はキュウリを庭で鉢に植えることにした。
  苗は毎年福本種苗店で買っているが、 たまたま昨年も 5月17日に植えていたのだ。
  タキイの交配品種 「夏すずみ」は今年さらに耐病性が強くなっているとのことである。
  鉢は昔大菊を栽培していたころ使用していた黒いプラ鉢だ。深さ25cm、口径30cm。
  鉢底に大粒の軽石を敷き、そのうえに目つぶしのため蘭用の中粒の砂利をのせて、
  培養土を入れながら、苗を定植する。 苗が倒れないように長い竹串で支柱をする。
  鉢の置き場所は終日陽のよくあたる玄関脇の花壇の端に決め、鉢の間隔は50cm。
  水をたっぷりとやって、作業終了。あとは苗の成長に合わせ支柱を追加するのみ。




7
8
9
10
11
12
13
14
15

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

セッコク<速玉>ほか

2013-05-14 | らん



 木枠に植えたセッコク<速玉>はたいへんよく咲いたが、今日5月14日には
 もう盛りを過ぎて、花がつぎつぎとしぼみはじめた(写真2)。
 4月末に開きはじめたが、花盛りは5月8日前後だった(写真3)(写真4)。

2
      5月14日午後撮影。

      3
             4
                      3.4は5月8日撮影。
11
      12
          11と12 <速玉>の大株。



3w
愛媛県石鎚産石斛, 紅色の極めて濃い花。
1
2
3
セッコク=石斛
1
セッコク=石斛
2
セッコク=石斛
4
セッコク=石斛
38
  セッコク=石斛
39
セッコク=石斛





 
    錦鉢に飾ったセッコク10種。

       
        1) 紅珊瑚

             
               2) 南山の月 花の形の良さで、黄花種では人気が高い。

        
              
                 3)陽春の緑 和歌山県東吉野の山採り緑花。

           
             4)南十字星  唇弁のない4弁花。
  
 
              
               5)紅牡丹  和歌山県熊野産の牡丹咲き。

        
           6)広野の里 友人のKA氏の銘名。多花性。
                  徳島県神山町阿野広野の山採り。

        
           7)緑王殿

        
           8)大紫宝

                
                9)伊豆錦  散り斑系の大型種。 銘からみると伊豆産か。   

        
           10)白鶴  長めの大葉に白色の中透けが入る大型種で矢も太く
                 雄大感がある。実生作出品種。      


コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

宝錦中斑の植え替え

2013-05-11 | ふうらん、富貴蘭

 

 4月初めから着手した富貴蘭の植え替え作業は、<宝錦中斑>1鉢を残して、
 4月29日までにすべて完了した。<宝錦中斑>は大株の一つであり、いつの間にか
 株立ちが一方に偏りバランスが悪く、気になっていたが、時間に余裕のある際に
 植え替えしたいとの思いで今日まで残しておいたもの。
 <宝錦中斑>は葉肉厚く、葉先まで力のある葉姿である。葉幅広く、紺性も強く、
 艶がある。斑はやや後冴えで、 出芽の時、萌黄色に出て後に黄色に冴える。
 株数は数えていないが、少な目に見ても60株は立っていると思われる。


[植え替え後]11~15
  11
      正面から撮影。
      12
           左横から撮影。           
  13
       右横から撮影。
      15          
           真上から撮影。
植え替え前]6~10
  6
      7
  8
      9
  10

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

蘭舎内外の模様替えと鉢の並べ替え

2013-05-10 | ふうらん、富貴蘭



 下記に添付した「採光表」に基づき、すべての富貴蘭112品種182鉢を仕訳して、
 蘭舎正面(=南側)に大株19品種を並べ、終日よく日の当たる東側に[グループA]
 [グループB][グル―プC]の55品種83鉢を、日の当たらない西側に[グループD]
 ほか57品種80鉢を配列した。 なおこの作業に先立ち、蘭舎屋根のヨシズ2枚を
 撤去し、冬中風除けのため西側に張りめぐらしていたシルバーシートもとりはずして、
 蘭舎内外の模様替えが終わり、夏を迎える準備が整った。


   
 



19
17
    蘭舎の正面(=南側)
   18
        蘭舎東側
16
    蘭舎西側
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする