3月7日に<タツタソウ>を取り上げて記事にしたが、
今年は株も増え、しかも2週間も咲きつづけた。
今日午後の強い風で花弁が散り急いだため、この画像が見納めとなる。
あとは種の採集と取りまき、秋まで葉を持たせる工夫を図ること。
3月22日午後1:10 強い光線を避けて蘭舎の陰で撮影したため、鉢全体が暗くなった。
「昨年3月25日に投稿した記事全文と画像5枚を参考のため添付しました。」
〔2006-03-25付けの記事と画像〕
タツタソウ(竜田草)は我が家の庭で10年ほど前から大きな浅鉢のなかで
消えもせず命を保っている。それでも毎年この季節になれば、地下茎から
伸びた茎の先にひときわ目を引く美しい薄紫の花が数輪は咲く。
とくに好きな山草なので、毎年タネをとり、鉢に蒔くが、さっぱり増えない。
種が熟すまでうっかり放置すると、スミレソウなどと同様、鉢のそとに
飛び散って蟻の餌になってしまう。(蟻の大好物だそうだ)
花はつぎつぎとあがってくるが、2日ほどで散ってしまう儚ないいのち。
花後の手入れとしては、蓮状の葉をいかにして秋まで長持ちさせるかだ。
花も葉も美しいが、極めて細い茎で風に折れやすく、しかもこれからの季節は
暑がるため、夏越しがきわめて難しい。
この花は日露戦争の際、軍艦「竜田」の乗組員木下邦道氏が
自生地の中国東北部満洲から持ち帰ったことからこの名前がついたそうだ。
2006年3月25日撮影、
蕾が数個見える。2~3日中に開花しそう。
2006年3月28日撮影、白っぽく見えるのが開花中の花2輪。
2006年3月31日撮影、全開のタツタソウ
2006年3月31日午後撮影、
中心の緑色のポンポツはすでに結実した最初の花、
そのバックにある白っぽい花がいま全開のタツタソウ、
手前の薄紫色の花2輪が開花直後のタツタソウ。
2006年4月13日午後撮影、
花も終り、葉が緑に繁ったタツタソウを
秋までもたす工夫をしたい。