1)セツブンソウ
かねて採集保管中の「節分草」のタネ120粒を、今年50株(球)までに
増えた「節分草」の培養スペース(庭の椿の木の真下)に蒔いた。
アルカリ性を好むので、草木灰と川砂をよく混ぜた用土を撒いておいた。
「節分草」は毎年タネから育てているが、発芽までに2年、開花するまでには
4~5年かかるので気長に観察する必要がある。
2)バイカカラマツ
もう消えてしまったものとあきらめて庭の隅に放置していた鉢のなかで
バイカカラマツが発芽し、しかも開花していたので、一周り小さい鉢に
丁寧に植え替えた。
入手した10年前と変わらぬ高価な草だが、薄緑の八重咲き種。
3)チゴユリ
チゴユリの名品「紀の司」。
5月初旬、茎の先にかわいい白い花を1~2輪つける。
稚児百合と書き、小さくて可憐な百合を意味する。
全国の浅い野山の林床などに自生し、葉に斑が入るさまざまな
選別品種があって、収集する山草趣味家が多い。
4)ヒメイズイ
「ナルコユリ」やチゴユリのなかまだが、たいへん育てやすく増えやすい。
5)ホウチャクソウ
宝鐸草。名前の所以などは4月6日の記事を参照。
その記事に添えて椿の木の下に群生するホウチャクソウの
写真を掲載したが、早いものは数日前に開花した。
今回、鉢植えのホウチャクソウも密生している。
6) フウチソウ
「風知草」、本名「ウラハグサ」。風を知る草とは何やら謎めく。
そのわけは葉で解ける。葉はふつう裏面が表を向かない。
ところが、この草は基部でよじれ、表裏がひっくりかえる。
そのため、わずかの風で葉が揺れ、この名が生まれた。
夏向きの山草。
7)タカクマホトトギス
秋の山草。
8)屋久島ウツギ
開花間近か。屋久島七五岳(1488㍍)中腹に自生する矮性ウツギ。