今年も庭の白木蓮と椿の根元に、セツブンソウ(=節分草)が開花した。
昨年、一昨年並みに1月中旬に発芽し、節分前後につぎつぎと開花する。
早春にふさわしい可憐な花だ。あまりに短命なので、ephemera(=かげろう)
に喩えられた。今日現在、開花株42、葉のみの株32=74株。
<セツブンソウ>1
<セツブンソウ>2
<セツブンソウ>3
下線の次の記事は昨年の記録です
<平成20年1月6日の記事>
庭のハクモクレンとツバキの株元の50㌢四方のスペースを、元日から毎日観察していますが、
3日の朝、何か雑草の芽かと思われる緑の芽生えを、ピンセットで抜きかけるところでした。
しかし、よく見るとこの場所に毎年節分前後には必ず開花するセツブンソウです。
こんなに早い時期に発芽したので、驚きました。
去年は1月10日に10芽発芽しました。
日がたつにつれ、今日現在その芽生え4芽のうち白い蕾のある芽が1個土を割って
地表に顔を出しました。
昨年は初めて100本のセツブンソウの株を数えることができました。
地下10㌢の深いところに球根があるそうですが、球根はほとんど分球しないので、
増殖させるためには、タネを取り蒔きします。
翌年春には発芽しますが、花が咲くのは早くても3年か4年後なので、気長に栽培します。
節分草はハクモクレンとツバキの株元の斜面に発芽する
20年1月6日午前11:00撮影。4芽が発芽したと思われる。
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<平成19年2月10日の記事>
まだ咲く花の少ない早春に、春を呼ぶ使者のようにかわいい花を開きます。
毎年必ず節分の前後に開花する節分草は、我が家の白木蓮と椿の根元の
斜面に咲きます。
白木蓮は落葉樹ですから、その根元は冬のあいだは一日中よく陽があたり、
夏は木陰になるため、節分草にとっては、居心地のよい場所です。
今年は暖冬のせいか、1月10日には10芽も発芽して,驚きました。
数年まえまでは30芽ほどでしたが、年々増えて今年は90芽余り重なりあう
ように密集しています。
花は径2㌢で白に近い淡紫色ですが、花弁に見えるのは萼(がく)で、
普通5枚あります。種は1袋に数個あり、茶色で丸く、径2㍉です。
球根は分球しないため、もっぱら種を蒔いて増やします。
3月ごろ、種が熟すのを待って、取り蒔きします。
発芽は翌年の1月末か2月初めで、丸い1枚葉の芽が出てきますが、
2年目に三裂した本葉が出て、3~4年目にやっと開花します。
晩春には、地上部はすべて枯れ、地下10㌢位の深さにある球根(塊茎)
だけで夏を越します。
丸い葉は昨年3月に蒔いた種から発芽したもの。1年目は一つ葉で2年目に
双葉となる。写真に写った3芽のほか、7芽あり、これを加えると今年は100芽となる。
写真の左上隅の芽は花が散ったあと。
19年3月3日撮影。花が終ったあと結実するタネをとって、直蒔きする。
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<平成20年1月21日の記事>
1月6日のブログにセツブンソウが4芽顔を出したと書きましたが、
それからポツポツ発芽して、この数日来の寒波にもめげず、
先の4芽を加えて16芽発芽、そのうち7芽は白い花が開いています。
節分の前後に昨年を上回るセツブンソウをカウントできるかどうか、
楽しみです。
20年1月20日撮影
20年2月 2日撮影
20年 2月7日撮影。 30個発芽うち開花中16個。
20年2月10日観察。 46個(20開花、20花なし、6個一枚葉)
20年2月13日撮影。