趣味の園芸

庭で育てている季節の草花や庭木、蘭など

蘭の水やり

2006-03-31 | らん
らんをやり始めた20数年前、蘭は一株数百万円もするうえに、
たいへん寒がる(=寒さに弱い)と聞いていたため、まったく見向きも
しなかった。
たまたま一昨年の秋、愛蘭会の一泊ツアーで四国の蘭店巡りをした際、
高松の<華幸園>に立ち寄り、蘭の棚が目に止まり、その葉芸の美しさに
見とれて虜になった。 店主の住田氏にあれこれと尋ねたところ、
ここ十年来蘭の値は百分の一以下に下がり、そのため、加温して経費を
掛けてまで栽培する趣味者もいなくなり、春蘭や寒蘭並みの作場で育てる
ようになっており、だれでも作り易くなってきたとのこと。
棚のなかで一番目についた木が<天女=てんめ>。これがなんとたったの
1万円だったのでその場で買い求め、これを機会に<華幸園>で10品種の
蘭を続けさまに買って、他のらんと一緒に栽培している。
私のもっている蘭はすべて広葉もので、<桑原晃>という中国報才蘭
以外は台湾報才蘭である。
<天女><桑原晃>のほか、<瑞晃>、<日向>、<黄金養老>、
<大雪原>、<愛国>、<鶴之華>、<陽明錦>、<白扇>など。

たしかに、蘭は我が家のらんのなかで一番寒がる部類なので、
冬中特別に部屋の窓辺に置いて、週に一度好天の朝、庭へ出して水をやり、
午後3時ごろには、再び部屋に持ち込み、鑑賞してきた。
おかげで、あまり作落ちもせず、いま数鉢の蘭が開花中である。
追って4月を期して、蘭舎に戻して栽培する。


<白扇>
              
              <陽明錦>

<鶴之華>
               
               <大雪原>

<瑞晃>
                
                <黄金養老>

<愛国>
                
                <桑原晃>

<天女=てんめ>
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我が家のソメイヨシノ

2006-03-31 | 庭木
庭の西隅にあるソメイヨシノサクラの大木はいま3分咲きだ。
来週末くらいにはちらほらと咲き始めるかも知れない。

この木は昭和44年(1969年)にこの家を新築したとき、
友人が記念樹として贈ってくれたもので、その苗木は高さ1・5㍍、
幹の太さが親指大だったと記憶している。
いま樹高5㍍、幹の周りは私の胴よりも太く、小住宅の庭には
持て余すサクラとなってしまった。
不本意ながら、なんども大枝を払ってきたが、花は毎年よく咲いて
ご近所の方々がたいへん楽しみにされている。


3月31日撮影、いま3分咲きのソメイヨシノサクラ。
木の下の塩ビ波板はらん舎の屋根の一部。


4月2日、ちらほら咲き。雨のなかを二階のベランダから撮影。



4月3日、快晴の朝。 気温も高く、もう五分咲き。
らん舎の屋根に登り、昨日と同じ構図で撮影。
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富貴蘭の増田園芸訪問

2006-03-27 | ふうらん、富貴蘭

久し振りに池田市にある富貴蘭の店「増田園芸」を訪問した。
未登録品だが小豆島産の<行雲>と<伊勢矮鶏>の大株
(約50本立ち)を勧められ、買うことにし、これに加えて、
前から欲しかった<朝日殿>、<織姫>および<都羽二重>を
買い求めた。また展示会用に赤富士の絵柄のある六角鉢
も追加して求めた。

店を辞する直前、入れ違いに来店した若いJ.Y.氏と
面識ができた。富貴蘭の栽培を始めて3年余りとのこと。
氏はなんと住まいが河内長野の南花台と聞いてお互い驚いたが、
折を見て、我が河内長野愛蘭会へ入会を勧めてみようと
瞬間的に思いつつ帰宅した。


富貴蘭<駿河覆輪>と赤富士の絵柄つき六角鉢


富貴蘭<行雲> 
 
富貴蘭 <伊勢矮鶏>
              
富貴蘭<朝日殿>
富貴蘭<都羽二重>
          
富貴蘭<織姫>
富貴蘭<青海>


富貴蘭<立大鵬>


花台に載せて飾りつけ
コメント (4)
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鉢植えのタツタソウ

2006-03-25 | 山野草など


タツタソウ(竜田草)は我が家の庭で10年ほど前から大きな浅鉢のなかで
消えもせず命を保っている。それでも毎年この季節になれば、地下茎から
伸びた茎の先にひときわ目を引く美しい薄紫の花が数輪は咲く。
とくに好きな山草なので、毎年種をとり、鉢に蒔くが、さっぱり増えない。
種が実るまでうっかり放置すると、スミレソウなどと同様、鉢のそとに
飛び散って蟻の餌になってしまう。(蟻の好物だそうだ)
花はつぎつぎとあがってくるが、2日ほどで散ってしまう儚ないいのち。
花後の手入れとしては、蓮状の葉をいかにして秋まで長持ちさせるかだ。
花も葉も美しいが、極めて細い茎で風に折れやすく、しかもこれからの季節は
暑がるため、夏越しが難しい。

この花は明治の終わりごろ日露戦争の際、軍艦「竜田」の乗組員木下邦道氏が
自生地の中国東北部満洲から持ち帰ったことからこの名前がついたそうだ。


3月25日撮影、蕾が数個見える。 2~3日中に開花しそう。


3月28日撮影、白っぽく見えるのが開花中の花2輪。 


3月31日撮影、満開のタツタソウ①

3月31日午後撮影、中心の緑色のポンポツは
すでに結実した最初の花、そのバックにある
白っぽい花がいま満開のタツタソウ②、
手前の薄紫色の花2輪が開花直後のタツタソウ。
                
                4月13日午後撮影
                花も終り、葉の繁ったタツタソウ
                この葉を秋までもたす工夫をする。
コメント (3)
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庭のハクモクレン2

2006-03-25 | 庭木
今日も昨日に続き良い天気で、ハクモクレンの蕾もだいぶ開いた。
純白のこの花をカメラに写すためには、曇天ではだめで、あくまで
澄み切った青空でなければ、その白さを表現できない。
天気予報(よく変わるが)では、明日の日曜日は日中曇り、月火は
天気がくずれ、ときどき雨の模様であり、したがって、この花の
鑑賞は今日までかと思われる。

<追記>4月1日
明日は終日雨の予報のため、今日午後、木に登り、手の届く枝の
花を253個手でもぎ取り、高いところは高枝鋏で130個剪定した。
まだ開ききっていない蕾30個は残すことにした。
合算すると413個の花ということになる。


3月25日撮影

3月25日撮影

3月31日撮影、昨日の雨風で花弁にキズができ、
もう鑑賞に堪えない。


4月2日二階のベランダから撮影。昨日まだ蕾だった30輪は残したものの、
今日の激しい風雨に曝されて無残。
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さくらそうの防寒対策

2006-03-24 | さくらそう
明日の朝はかなり冷え込みそうだ。当地の最低気温は0℃の予想。
3月に入って、これが最後と思いながら何度防寒対策をしたことか。
つい4~5日前のブログに、「あとは作業といっても雨に当てるか、
水やりをするだけだ」と書いたばかり。

庭のまんなかに約150鉢の苗を棚に並べて栽培している。
春先に植え替えた鉢は、寒い朝霜に遭うと、
土が凍てつき根が浮き上がって、苗の成長が止まる。

霜除け用のカバーを支える約4㍍の長い棒を3本等間隔に並べ(写真①)、
2重折のシルバーシートを掛けて(写真②、その上に塩ビ波板を4枚と
風除けの重しを載せる(写真③)。かなりの手間と時間が掛かる作業だ。

 防寒作業①

 防寒作業②

 防寒作業③
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庭のハクモクレン

2006-03-24 | 庭木
今日の陽気でハクモクレンの蕾がいっぺんにふくらみ、
400輪余りの蕾のうち、午後には10数輪も開花した。
ハクモクレンは雨風に極めて弱く、この時期の気象の変化によって、
折角開いた花が2~3日も持たないことが多い。
しかも花が終ると、すぐ翌年の花芽を着ける性質があるため、
玄関先の庭木の美観上、形のくずれた花柄の落花を待たず
強剪定しなければならない。
たいへん気ぜわしい花で、今日明日が見ごろと思われる。


   開花間近のハクモクレン
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さくらそうー昨年4月の開花風景

2006-03-20 | さくらそう
庭のさくらそうは早咲きの品種が花芽をつけはじめたが、開花まではあと3週間はかかりそう。
したがって今の庭仕事は暖かい朝の水やりか雨にあてる段取りをするのみだ。

そこで、早く花を見たい気持ちを抑えて、昨年4月初めの開花風景写真を何点か見ることにする。


     開花風景①

     開花風景②

     開花風景③

  右の写真の拡大  

     昨年開花した早咲きの品種のなかで、とくに好きな<遠山桜>
     4月13日に開花した


 <藤の里> 花弁の裏は薄紫色、表は白色。昨年の記録によれば、
       2月28日発芽、4月10に開花しており、早咲き
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春蘭展最終日

2006-03-19 | らん
今日の午後、最終日の春蘭展に出席した。
副会長の桑原氏を講師に1時半から「花の工房」で春蘭の植え方を
テーマにした講習会を開き、12名の熱心な参加者に手ほどきした。
出展者25名も3時までに勢ぞろい。
長いあいだ体調のすぐれなかった橋本の坊井さんも出席され、
2年ぶりに再会できた。
期間中即売品の売り上げは32万円と好成績だった。
午後4時半より展示品の搬出作業にかかり、会場の後片付けを5時に
終了、会長として締めくくりのあいさつをするため、簡単なミーテイング
をおこなって散会した。


講習会風景

 

 
即売品コーナーの一部
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春蘭展に出席する

2006-03-16 | らん
昨日の午後、<花の文化園>で開催中の春蘭展へ出席した。
このところ天候不順で朝から雨、午後は更に雨脚がつよく、会場を訪れるお客さまがたいへん少なかった。
河内長野愛蘭会は<花の文化園>が平成元年に開園されて以来ここを会場として毎年3回(春、夏、秋)展示会を開催してきた。春蘭を含む東洋蘭を愛する会員は40名を越え、出展者、出展鉢数も14日のブログ記事に述べたとおり、25名、198鉢と過去最高の充実ぶり。
私どもの会は設立以来出展作品に賞を設けていないため、賞を競う雰囲気はないかわりに、比較的自由に思い思いの作品が出展され、近隣の展示会の水準を凌ぐ高級品や稀少な蘭も少なくない。

【以下の数鉢は私の出展品の一部】 

伊予茜・・・茜色花

    乙女素心・・開花直前


    鉄扇・・・・・・チャボ春蘭

    日輪・・・・・黄緑黄橙色覆輪花

  
橋本市賢堂付近の山採り大株


開花前の蘭新種<陽明錦>
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