趣味の園芸

庭で育てている季節の草花や庭木、蘭など

遅咲きの山採春蘭と乙女素心

2006-04-13 | らん

中国春蘭の花は3月末で終わり、日本春蘭と蘭は4月上・中旬に終ったが、
山採リの春蘭の大株と乙女素心1鉢が今見ごろだ。



この春の春蘭展の最終日に、山本 洋久氏にいただいた。
ご自分のお住まいのある橋本市賢堂近くの山採とのこと。
花が31本も立ち上がって、見事な大株だ。

          
         未登録の<乙女素心>。3年前、桑原 誠一氏の棚から分譲。
         花つき良く、花茎もよく伸びて、唇弁に汚れなく清楚である。
        
          
         上記の<乙女素心>の拡大写真。
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さくらそう その4

2006-04-13 | さくらそう

今朝開花した5点
   ⑯漁火 ⑰隠れ蓑 ⑱玉珊瑚 ⑲浜名の重 ⑳所縁の袖
 
                  
漁火。 鑼弁、狂い抱え咲き。花弁の裏側は桃色、
表は底白で染め出し。江戸末期の作。
平成7年2月、前田 繁氏より譲り受け。
                 
 
隠れ蓑。鑼弁、抱え咲き。花弁の裏側は薄色で筋や斑点が入り、
表は純白。江戸末期の作。平成10年2月<みやこ花壇>より入手。
                               
                  隠れ蓑(拡大)
            

玉珊瑚。鑼桜弁、垂れ咲き。花弁の表裏とも沈んだ赤色。
明治中期の作品化。平成7年12月、<みやこ花壇>より
入手。 私の最も好きな品種のひとつ。
                   
                   玉珊瑚(拡大)


浜名の重。鑼重ね弁、花は酔白色。
浜松に在住の岩崎 覚氏による平成10年の作出品。
平成13年2月<浪華さくらそう会>より入手。

                 
所縁の袖。鑼弁抱え咲き。花弁の裏側は桃色ぼかし、
表は白くわずかに染め出し。江戸末期の作。
平成16年2月<浪華さくらそう会>より入手。         
          
 
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さくらそう その3

2006-04-13 | さくらそう

今日開花した下記の5点(順不同)
  ⑪峰の雪 ⑫三田自慢 ⑬浮かれ獅子 ⑭吉祥天 ⑮匂う梅


峰の雪、作出者など不明、
平成11年3月<花の文化園>で入手
                  
                  峰の雪(拡大)

三田自慢、桜弁,花弁の裏側は紫色、は内白。
大正初期 東京・三田の伊集院兼知氏の作出。
平成7年2月前田 繁氏より譲り受ける。
              

浮かれ獅子、鑼弁、抱え咲き。花弁の裏側は淡紅紫色、
表は底白で筋ぼかし。平成17年2月、浪華さくらそう会で入手。

                  
                  吉祥天、鑼弁受け咲き。中村 宏氏作出。
                  平成16年2月、浪華さくらそう会で入手。


匂う梅、梅弁咲き、花弁は淡桃色地に紅紫色の絞り。
絞りの現われ方は不安定で一様に出ない。江戸後期の
古い品種。 平成17年12月<みやこ花壇>で入手。     
 
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雨上がりの山野草5点

2006-04-12 | 山野草など

4月6日以来、庭の山野草を観察していなかったが、雨上がりの今朝、
カタクリがうつむいて開花していた。



鉢植えのホウチャクソウも発芽後、10日にはなるかも知れない。
葉の覆輪がはっきりと見える。

               

ヒメイズイの芋を大阪山草会の展示会で買ったのは3年前か。
アマドコロやチゴゆりなどのなかま。


アマドコロ.ユリ科の多年草で既出のホウチャクソウやヒメイズイなどのなかま。
                

赤い葉が展開した満洲産ヤマシャクヤク。
  

タカクマホトトギス。鶉葉がはっきり見え出す。
               

風知草。 だいぶ葉が伸びてきたが、この種の葉の特徴は
まだ見えない。


サンギナリア・カナデンシス。ケシ科サンギナリア属の多年草。
葉の展開前に1本の花茎を伸ばして、たとえようのない純白の清楚な花をつける。カナダの銘花として親しまれる。花の寿命があまりにも短いのが、玉にきず。
開花時には風雨を避けて、永く花を楽しめるよう、今年は気をつけよう。
               
                
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雨中のサクラ

2006-04-11 | 庭木

雨降りの日は、庭の作業や観察はできないが、 
さくらそうに<雨中の櫻>という名の品種があることを思い出し、
庭のサクラにカメラを向けた。
2日続きの雨にもめげず。思っていたほどまだ散り急いでいない
ように見受けられる。

<雨中の櫻>は我が家の庭にはないが、艶麗な花を賑やかに咲かせる
早咲き品種で、桜弁抱え咲きの大輪。性質は強いそうだ。

新刊の藤原正彦著「国家の品格」は、すべての日本人に誇りと自信を
与える画期的日本論として話題作となっているが、その書のなかに
日本人の感性の鋭さの一例として、桜の花について我が意を得た記述が
あるので、少々長いが引用する。
【桜の花が本当に綺麗なのはたったの三、四日です。しかも、その時を
狙っていたかのように、毎年雨風や嵐が吹きまくる。それで、アアアーと
思っているうちに散ってしまう。
桜の木なんて、毛虫はつきやすいし、むやみに太いうえにねじれていて、
肌はがさがさしているし、花でも咲かなければ引っこ抜きたくなるような
木です。しかし日本人は、桜の花が咲くこの三、四日に無上の価値を置く。
たったの三、四日に命をかけて潔く散っていく桜の花に、人生を投影し、
そこに他の花とは別格の美しさを見出している。だからこそ桜をことのほか
大事にし、「花は桜木、人は武士」とまで持ち上げ、ついには国花にまで
したのです。桜の花の時期になると、みながうきうきします。以下省略】


4月11日の朝、二階のベランダから撮影。
樹下に見えるのはらん舎の屋根(高さ3㍍)のヨシズ。
               
               通行人の雨傘越しに

西側のブロック塀から撮影
                             
                   

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ネット張りとその他の作業

2006-04-09 | さくらそう

1)ネット張り
うちの庭は真南に面し終日日当たりが良いため、春から秋まで遮光の目的で
シルバーダイオネット(6x2㍍)を張っているが、来週は散り急ぐサクラの
花吹雪がさくらそうの鉢のなかに降りかかるので、これを防ぐため、
さくらそう作場の真上のネットと、南側に3x2㍍のネットを新調した。
アコーデオン・カーテン式の縦張り。


庭の南側にシルバーダイオネットを新調。9日午前11時撮影。
         
         さくらそう作場の真上のネット。

雨の日などは2枚のネットをらん舎の東に手繰り寄せて収納。
ネットをたたむと、夕暮れ時でも空がパァッと明るくなった。
9日午後6時撮影。

2)その他の作業
  今日は快晴無風。ネット張りの作業が案外早く終ったので、
 ①今日開花したさくらそうの撮影
 ②春蘭・蘭の花柄摘み
 3山野草ー節分草の結実状況、カタクリ、タツタソウ、風知草、屋久島ススキ、
  ホウチャクソウなどの手入れと観察
  ヒメイズイ、チゴユリの発芽を確認。

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さくらそう その2

2006-04-09 | さくらそう

昨日につづき開花したさくらそう5点
⑥赤蜻蛉 ⑦宇宙 ⑧鹿島 ⑨香炉峰 ⑩玉川


赤蜻蛉、鑼(かがり)弁、平咲き、花弁の表裏とも紅、
野性的な性質。今年の花は、なぜか平年よりも小さい。


宇宙、櫻弁の抱え咲き。
花弁は表裏とも白色の大輪花。
江戸末期の古い花。



鹿島、鑼(かがり)弁、平咲き。明治40年伊藤重兵衛の作出。
名は当時の軍艦の名に因んでつけられた。


                 
                 香炉峰(花の拡大)
                  
                 香炉峰、白花系のなかでの名花。
                 江戸末期・文化年間に記録がある。
                 花の裏表とも純白のつかみ垂れ咲き
                 の大輪。<越路の雪>とは同一品種。

 

玉川、浅盃咲き、花弁の裏側は淡紅色、表は底白ぼかし。
花つきはよく、野性的で強い。江戸末期の園芸種。                 
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さくらそう開花5点

2006-04-08 | さくらそう

早咲きのさくらそうが開花しはじめた。
とりあえず下記の5点。(50音順、【 】内は植え付け日)
①岩雪の下、 ②江戸紫、 ③柴垣の桃園、④富士越、  ⑤陽春
 【18/01/11】 【17/11/22】 【17/11/26】  【17/12/16】 【17/12/23】

<岩雪の下>をいちばん遅く植えつけたが、庭の128品種のなかで
もっとも早く咲き始めた。紫色の花は目立つ。
昔からソメイヨシノが散り始めると、早咲きのさくらそうが
開花するといわれてきたが、我が家の棚でもそうなっている。


岩雪の下、薄紫色。どの写真集や名鑑にも載っていない。
生い立ち不明の品種だが、我が家ではいちばん古いグループ。
平成7年2月、前田繁氏より譲り受け。
               
              江戸紫、細弁抱え咲き。紅紫に白絞り。
              万延元年の<桜草名寄控>に掲載された古い品種。
              平成16年2月浪華さくらそう会より入手。


柴垣の桃園、桃色花。出所記録なし。
   
              
             富士越、花弁の裏側は桃色で表は曙白。
             昭和40年ごろまでは、最大輪花であった。
            (現在は<高根の雪>と<春告鳥>が最大輪花)
             明治初年、柴山政愛氏の作出品。
             平成14年1月みやこ花壇より買い入れ。


陽春、桃色底白。サクラ弁つかみ車咲き。
浪華さくらそう会の竹岡泰通氏の作出品。
平成12年11月会より入手。

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我が家のソメイヨシノ(2)

2006-04-07 | 庭木

庭のソメイヨシノサクラが昨日満開となった。 昨日は曇天だったので花曇。
快晴の今日から数日が見どころだ。
当住宅地の貴望ケ丘入り口のサクラ並木も、すぐ傍に隣接する寺ケ池公園の
サクラも一斉に満開となって、週末は花見客で賑やかだろう。
しかし、月曜日は曇り、火曜日は雨の予報。 雨中のサクラも風情があるか。

15年前になにげなく読んだ庭木の本に、「盆栽や鉢で楽しむなら構わぬが、
庭木として一応見られる木にしようとしたら、お屋敷といわれる三百坪はある
広い庭でなければもて余してしまう。だいたい花見というのは、山や公園に
出かけていってやるもので、我が家でやるものとは違う。一本や二本植えて
眺める木ではない。・・・・・小住宅にサクラを植えるのは大バカ者だ」と
書いてあって「なるほど」と思った瞬間嫌気がさして、鋸を持ち出してきて
伐り倒そうとしたが、大枝は払えたものの胴回りはとても無理で、いったんは
諦めた。 チェインソーをもっている近所の方に声をかけたところ、逆に、
毎年花時には楽しみにさせてもらっている。同じ思いの人がほかにもいるから
といって、「どうかサクラを切らないで」という趣旨の嘆願書に近所の方々の
署名を集めて持ってこられたのには、参った。
今は気を取り直して、手入れこそしないが、花を眺める気持ちになっている。

 
西側のブロック塀越しに撮影。 4月7日午前8時               
                
                二階のベランダから。4月7日午前8時

西日にあたるソメイヨシノ。 4月7日午後6時撮影

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富貴蘭をらん舎に

2006-04-06 | ふうらん、富貴蘭

昨夜の雨もあがり、気温も10度はあったので、富貴蘭を庭に出し、水やりを
兼ねて、ネオグリーン100倍液とトップドレッシング3千倍液の混合液を
ジョロでたっぷりとやった。
昨年暮れの12月5日以来4ケ月ぶりに廊下の棚かららん舎の棚に移動した。
この期間は10鉢掛けの置き枠で管理していたが、らん舎内では、12鉢掛けの
吊り枠をスチール製のポールに懸けて栽培管理することになる。
6月には河内長野愛蘭会の<富貴蘭展>を開催する。
10鉢は出展したいので、今月中に少なくとも20~30鉢は植え替えしよう。


午前中に庭で水をやり、午後らん舎内に移動
 
らん舎の西側      
             
            らん舎の東側に入れた富貴蘭
         
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