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趣味の園芸

庭で育てている季節の草花や庭木、蘭など

初夏の展示会開催

2015-07-15 | ふうらん、富貴蘭


第26回初夏の展示会を7月7日~12日まで花の文化園イベントホールで開催しました。
富貴蘭164鉢、春蘭・寒蘭柄物・葉替わり50鉢、野生蘭20鉢、出展者21名による展示会。
従来は開花したウチョウランを主体に6月下旬に開催していましたが、 その出展鉢数が
激減してきたため、今回はじめて富貴蘭を主体とする展示に切り変えました。 開花株の
持ち込みが多かったので、 午後の会場はその香りをじゅうぶん楽しむことができました。


 
   
        
            会場花の文化園正面ゲート前の大花壇



               
                   バラ園からみた温室

            
                   会場イベントホール前の催物案内板


      会場入口の即売品コーナー

 119wx
     218wx
         320wx
              421wx
                  1~4 展示コーナー


                受付(会場案内係) 

03k
赤尾勝義さん  富貴蘭15鉢  


           x
                 田 賀 =富貴蘭15鉢

       9wx
                辻 友一さん = 富貴蘭12鉢

8wx
      辻野喜也さん   富貴蘭15鉢 
    
     7wx
             中道祐和さん  富貴蘭8鉢 春蘭柄物9鉢 


6wx
     前田 繁さん 富貴蘭10鉢 春蘭柄物10鉢
 
     5wx
            前田和彦さん 富貴蘭3鉢 ウチョウラン2鉢

4wx
       増田成碩さん 富貴蘭13鉢 ウチョウラン8鉢

      3wx
            辻野 勝さん  富貴蘭12鉢 春蘭柄物5鉢




 
[完]


出展品目の変更

2014-06-21 | ふうらん、富貴蘭


 24日に開催する<初夏の展示会>の打ち合わせと
 会場設営を花の文化園で明日の21日と22日に行うが、
 出展する富貴蘭13鉢のうち、<青海>の具合がよくない。
 木に活力がなく、根先に艶がない。出展は取り止めよう。 
 かねて予備のため植え替え済の<瀬戸の剣>に変更する。 
 <瀬戸の剣>は襟組がよく、小型で端正な葉姿である。
 我が家の富貴蘭とフウランのなかで、最も小型である。
 九州産で登録されているのに、銘が瀬戸xxとは。


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         38
39
    <瀬戸の剣> 5本の株立ち
52
    <青海> 株を小分けにして、養生してみる。



初夏の展示会に出展する富貴蘭13点

2014-06-04 | ふうらん、富貴蘭



     昨年度から展示会に出展する鉢数について、運営細則により
    一人当たり「富貴蘭は15鉢」を上限とすることになったため、
    先日来準備中の20品種20鉢の中から13品種13鉢を選別し
    化粧鉢に移しかえた。 あとは会場へ搬入展示を待つのみ。

        
           
             1 <御城覆輪> ごじょうふくりん

   
    2<富嶽> ふがく

          
              3<満月> まんげつ 


    4<大波青海> おおなみせいかい 

            
                    5<金兜覆輪> きんかぶとふくりん     

   
    6<駿河覆輪> するがふくりん

           
                7<鶺鴒>せきれい

  
    8<富貴殿> ふうきでん

           
                9<緑宝> りょくほう


    10<唐錦> からにしき

            
               11<翆華殿> すいかでん

     

    12<青海>せいかい

        
                     13<旭昇> きょくしょう  

  


初夏の展示会に出展する富貴蘭20点

2014-06-01 | ふうらん、富貴蘭





 

1<御城覆輪> ごじょうふくりん
           伊勢松坂城の石垣で、文久年間(1861~1864)に発見された
           古い品種である。天冴えの白覆輪。
           本種が黄覆輪に変化すると、<天恵覆輪>となる。



2<富嶽> ふがく
          葉幅広く、よい木姿をしている。
          実生散り斑縞品種の総称。



       
         3<満月> まんげつ
              がっしりとよくできた株は<富貴殿>とそっくりで
              天葉が後冴えか天冴え科の違いと、下葉が黄色か
              乳白色かの違いがあるだけで、葉姿はよく似ている。


 
        
            4<大波青海>おおなみせいかい
                 まさに、その銘のとおり大型の湾曲葉が重なった姿は、
                 大型の青海波を連想させる。
                 播州の産で、性質も強健で、子吹きもよいので、
                 入門品種として最適といえる。
 

  
       
            5<金光錦> きんこうにしき
                 葉幅広く、雄大な木である。
                 備前国の産で、その雄大な葉姿から
                 <大錦> <日本錦>などと呼ばれた時代がある。
                 本種が覆輪に変化すれば<国輝殿>となる。
     

      
          6<金甲覆輪> きんかぶとふくりん
                 母種の<金兜>は直刀型の平葉気味であるが、
                 覆輪が完成すると姫葉系の葉姿となる。
                 記録では伊勢国で変化したものとされている。



       
          7<轡虫> くつわむし
              豆葉の小型種で、鈴虫剣が特徴である。
              同じ芸の<鈴虫>よりも大きくなるので、
              <鈴虫>に対しての命名。
 


        
             9<駿河覆輪>  するがふくりん
                    葉幅広く肉厚で、見応えのある大型種である。
                    その銘のとおり、駿河国の産。
                    地の紺性がよく、
                    天冴えの白覆輪とのコントラストもよい。
                    入門品種として最適である。



        
           10<鶺鴒> せきれい
               奄美フウランの大型豆葉<海王丸>の実生で、
               白の糸覆輪が入ったものである。
                 



        
           11<富貴殿> ふうきでん
                葉幅広く、ゆったりとした葉姿で風格がある。
                富貴蘭を代表する人気品種で、常に銘鑑の
                上位中央にその座を保っている。
                万延年間(1860~1861)に豊後国で発見された。
              、        

       
           12<御簾影> みすかげ
                 葉肉厚く葉幅藻あり、やや立ち葉の雄大な葉姿である。
                 讃岐国の産との記述が残されている。
                 しかし、葉姿からは南九州から奄美にかけて自生する
                 南国タイプのフウランの感じを強く感じる。



        
              13<緑宝>  りょくほう
                   襟合わせがよく、整然とした端正な葉姿で
                   人気が高い。


            =以下追って掲載=

富貴蘭2点と長生蘭1点

2014-02-28 | ふうらん、富貴蘭
、     
  
              今回ブログに掲載した富貴蘭2点と長生蘭1点は、いずれも30年前から
         私の棚にもある普及品だが、この季節外れの時期に無加温で栽培したと
         いう蘭にしては葉の紺性がよく、皺もよらず、美術品と言ってもよいくらい
         美しく、しかも思ったよりも値段がやすかったので、手に入れた。
         先日来最低温度が5℃以上で暖かいため、しばらく化粧鉢で鑑賞したい。   
 
 
   

                 1

                    10

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                            <駿河覆輪> するがふくりん。
                                   その銘のとおり駿河国の産。地の紺性がよく、天冴えの白覆輪とのコントラストもよい。
                                   子吹きのよい品種で、ボリュームもあり鑑賞価値が高く、入門品種として最適である。
                                   本種の白覆輪が黄覆輪に変化すると「紫宸殿」となる。
   

            14

                     15
                            <御城覆輪> ごじょうふくりん。
                                   伊勢松阪城の石垣で、文久年間(1861~1864)に発券された古い品種である。
                                   その当時は片覆輪であったため、「正宗」と呼称されていたが、その後、
                                   完全な覆輪に完成し「御城覆輪」と改名された。
                                   美しい品種であるが数が多く、入門品種となっている。
                                   天冴えの白覆輪で、葉肉は厚いが葉先がとがる。
                                   本種が黄覆輪に変化すると「天恵覆輪」となる。

                      
                                  17x
                                        <駿河覆輪> と <御城覆輪>を並べて撮影。

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                        長生蘭<真鶴> まなづる。
                                照り葉に白中透けを現す大型種。明治時代以来の古い品種。
                                気品ある姿から古今の高級品種とされてきたが、近年では
                                繁殖の良さもあって鉢数が増え、中級品種として流通する。て     

   
  



   

初夏の展示会出展準備

2013-06-28 | ふうらん、富貴蘭


  7月2日(火)~7日(日) 花の文化園イベントホールで初夏の展示会、
   第24回「富貴蘭、春蘭・寒蘭の柄物と野生蘭の展示会」を開催する。
   第1回(平成2年)から昨年までは「富貴蘭とウチョウラン展」を実施して
  きたが、近年ウチョウランを栽培=出展する会員が少なくなってきたため、
  本年度より「富貴蘭」中心に変更し、会期も「富貴蘭」の開花する7月初めに
  変更した。また一人でも多くの会員の出展を促すため展示会の運営細則を 
  改正し、富貴蘭については一人当たり出展鉢数の上限を15鉢に制限した。
  私も本年は15鉢と山採りフウランの木枠付1点を出展する。
  花の咲き終わった品種、咲かない品種もあり、品種選びも手間がかかる。


   

 11
    <青星> あおぼし 紀州産の6弁花。天咲きの距のない花は、
         花火が夜空に開いたようで鑑賞価値が高い。     
   9
        <巨翆> おおみどり

    04w
24w
      <唐錦>  からにしき 
            虎斑の代表品種。泉州の産。
            緩やかに弧を描く姫葉で、白黄色の虎斑が切れよく入り、
            その斑は葉裏まで抜ける。日の採り具合で柄出しが決まる。
            その日の加減が問題で、採り過ぎれば葉全体が黄金色となり、
            作落ちの原因ともなりかねない。
            蔭作りだと虎斑がうまく出ず、鑑賞価値が落ちる。
            美術株に仕上げるには、経験が必要である。
 13
02w
<旭昇> きょくしょう 
         産地は奄美徳之島。上芸品は虎斑もよく残り、          
         根先の色もルビー根に近くなるので人気が高い。
18
      <金甲覆輪>きんかぶとふくりん 
            記録では母種の<金兜>から変化したものとされている。
      07
               <金広錦> きんこうにしき  岡山県の産。
                  葉幅の広さでは<大江丸縞>に匹敵するボリュームがある。
29
    30
       <翆華殿> すいかでん 
             肉厚の豆葉で、小型ながらボリューム満点の
             葉姿で人気が高い。また花変わりとしての評価も高い緑花である。
16
    17
       <青海>せいかい 
           これほど葉姿と銘がぴったり当てはまる品種も少ない。
           肉厚で丸みのある葉が軸元から半円を描くように湾曲する。
           その葉が重なった姿は、まさに江戸文様の青海波そのものである。
           産地不詳で、昔は<青海波>と呼ばれた。
           花もピンク色の強い大輪の変わり花で人気が高い。
20
≪天恵覆輪> てんけいふくりん 
           白覆輪の<御城覆輪>が黄色の覆輪に変化したもの。
           黄色が強いほど上芸とされる。 
06
    <花纏> はなまとい 
         中型の細葉で三蝶咲きと呼ばれる花変わりである。
         花は花弁が舌化したものである。舌が3枚になり、
         舌に付随している距も3本出て、ちょうど錨のような
         花型となった。
         フウランとしては初めての三蝶咲きで、
         1本でも目立つ距が3本も出るので、
         にぎやかで豪華な花である。そのにぎやかな花に、
         火消しの纏を連想して、<花纏>と命名したそうである。
         現在も鉢数は少なく、増殖が望まれる。人気が高い。
8
      <飛翔天> ひしょうてん
21
   25
       <富貴殿> ふうきでん 
             葉幅広く、ゆったりとした姫葉で風格がある。
             富貴蘭を代表する人気品種で、常に銘鑑の上位中央に
             その座を保っている。万延年間(1860~1861)に豊後国で
             発見された。     
28
    <満月> まんげつ
         がっしりとよくできた株は<富貴殿>とそっくりで、
         天葉が後冴えか天冴えかの違いと、
         下葉が黄色か乳白色かの違いがあるだけで、
         葉姿はよく似ている。産地不詳。
14
    <紫式部> むらさきしきぶ  
          襟合わせの良い整った中型種である。
          本種の特徴は、青軸・青根で、ピンク花を咲かせるという
          フウランの常識では考えられないものである。
12
   <羅紗王> らしゃおう




富貴蘭―虎斑の6品種

2013-05-30 | ふうらん、富貴蘭


 富貴蘭の虎斑とは、蘭科植物に多い覆輪、縞、中斑など斑芸の一つで、
 現在<唐錦><紀州伏虎><旭昇><金孔雀><金牡丹><金幽晃>
   <黄雲閣><瑞雲><南海雪虎><花衣><鳳凰殿><豊明殿>
   <霊峰><出雲金斑><紀州雪虎><雪山><金鏤閣><琥珀>
   <高隈><鑢高隈><火影>などが虎斑品種として登録されている。


4
1
2
<旭昇> きょくしょ う 産地は奄美徳之島。上芸品は虎斑もよく残り、          
                根先の色もルビー根に近くなるので人気が高い。
5
   6
      <紀州雪虎> きしゅうせっこ  和歌山県産。斑は白の虎斑で
                     <雪山>に似ているが、本種は泥軸で
                      澄んだ青根という変わり物。
6
   7    
       8
          <金星> きんぼし  虎斑の名品<金鏤閣>のセルフ実生からでた
                     花変わりである。
                     花は距のない六弁花で星車咲き。
                     虎斑で花変わりという2芸品。
 9
       <花衣> はなごろも  来歴は不明で、以前は<金鏤閣>の中に混じって
                   流通していた。
                   しかし、本種は立葉であること、虎斑の抜けがよいこと、
                   花茎と蕾が濃いピンク色で上がることなど相違点が多く、
                   昭和58年に<金鏤閣>から分離独立した品種である。  
 10     
      22
           <火影> ほかげ  奄美フウランの無地葉の実生で、
                     突然変異で出現した虎斑。
                     出芽のピンクと美しいルビー根で
                     今後の期待品といえる。
  24
         <唐錦>  からにしき  虎斑の代表品種。泉州の産。
                      緩やかに弧を描く姫葉で、
                      白黄色の虎斑が切れよく入り、
                      その斑は葉裏まで抜ける。
                      日の採り具合で柄出しが決まる。
                      その日の加減が問題で、
                      採り過ぎれば葉全体が黄金色となり、
                      作落ちの原因ともなりかねない。
                      蔭作りだと虎斑がうまく出ず、
                      鑑賞価値が落ちる。
                      美術株に仕上げるには、経験が必要である。

                            

宝錦中斑の植え替え

2013-05-11 | ふうらん、富貴蘭

 

 4月初めから着手した富貴蘭の植え替え作業は、<宝錦中斑>1鉢を残して、
 4月29日までにすべて完了した。<宝錦中斑>は大株の一つであり、いつの間にか
 株立ちが一方に偏りバランスが悪く、気になっていたが、時間に余裕のある際に
 植え替えしたいとの思いで今日まで残しておいたもの。
 <宝錦中斑>は葉肉厚く、葉先まで力のある葉姿である。葉幅広く、紺性も強く、
 艶がある。斑はやや後冴えで、 出芽の時、萌黄色に出て後に黄色に冴える。
 株数は数えていないが、少な目に見ても60株は立っていると思われる。


[植え替え後]11~15
  11
      正面から撮影。
      12
           左横から撮影。           
  13
       右横から撮影。
      15          
           真上から撮影。
植え替え前]6~10
  6
      7
  8
      9
  10


蘭舎内外の模様替えと鉢の並べ替え

2013-05-10 | ふうらん、富貴蘭



 下記に添付した「採光表」に基づき、すべての富貴蘭112品種182鉢を仕訳して、
 蘭舎正面(=南側)に大株19品種を並べ、終日よく日の当たる東側に[グループA]
 [グループB][グル―プC]の55品種83鉢を、日の当たらない西側に[グループD]
 ほか57品種80鉢を配列した。 なおこの作業に先立ち、蘭舎屋根のヨシズ2枚を
 撤去し、冬中風除けのため西側に張りめぐらしていたシルバーシートもとりはずして、
 蘭舎内外の模様替えが終わり、夏を迎える準備が整った。


   
 



19
17
    蘭舎の正面(=南側)
   18
        蘭舎東側
16
    蘭舎西側

最近入手した富貴蘭

2012-12-14 | ふうらん、富貴蘭

 

     今月12日池田の増田園芸で「満月」を入手した。
     10月24日には「富貴殿」を入手しており、
     古くから好一対の夫婦品種といわれているので
     並べてカメラに収めることにした。
 

    
      <満月>
       がっしりとよくできた株は、<富貴殿>とそっくりで、
       天葉が後冴えか天冴えかの違いと、下葉が黄色か乳白色か
       の違いがあるだけで、葉姿はよく似ている。 産地は不詳。


              
               <富貴殿> 
                葉幅広く、ゆったりとした姫葉で風格がある。
                富貴蘭を代表する人気品種で、常に名鑑の上位中央に
                その座を保っている。
                万延年間(1860~1861)に豊後国で発見された。
                


                
                 <満月>と<富貴殿>