趣味の園芸

庭で育てている季節の草花や庭木、蘭など

ヒガンバナ

2007-09-21 | 山野草など

   毎年9月という月は、とくに山野草の花の少ない月で、我が家の庭でもめぼしいものがありません。
   今日はお彼岸の中日で、折りよく紅白のヒガンバナが満開で、これを目玉にしました。

   彼岸花は日本中に分布していますが、人里近くの道端、墓地、田の畦などに群生します。
   彼岸花はもともと日本列島に自生していた植物ではなく、古い時代に中国から渡来して
   きたそうです。
   彼岸花は種ができないので、地下の球根が増殖してよく増えます。
   彼岸花は強烈な赤が印象的。
   まれに白い花が栽培されて、シロバナマンジュシャゲと呼ばれますが、
   素性はヒガンバナと近縁のショウキズイセンの雑種です。
   よく見れば、花形は似ていますが、色はすこし黄色味をおび乳白色です。
   
   
   
    画像をクリックすると拡大します。
    乳白色のシロバナマンジュシャゲまたはシロバナヒガンバナ。9月21日撮影。
 
         
         9月21日撮影。

             
             9月21日撮影。
       
    
    乳白色の彼岸花が先に開花し、数日後に赤い花が開花。

           

               
              画像をクリックすると拡大します。
                これは鉢植えの彼岸花です。9月25日撮影。



  彼岸の中日から1週間経ち、最初に開花した乳白色の彼岸花はすっかり枯れて、
  そのあと開花した真紅の花も盛りを過ぎて、この数日前から庭の同じ場所に
  黄色のショウキズイセンが咲きはじめました。
  ヒガンバナそっくりですが、ショウキズイセンとかショウキランと呼ばれている、
  ランでもスイセンでもないヒガンバナのなかまです。 花は画像のとおり大型です。

    
    黄色の花はショウキズイセン。 9月29日撮影。
        
        ショウキズイセン。 9月29日撮影。

  ショウキズイセン。 9月29日撮影。

       画像をクリックすると拡大します。
       ショウキズイセン。花はヒガンバナより大型です。 9月29日撮影。
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ケイラン(蘭)

2007-09-10 | らん


 
ケイラン(=蘭)は台湾と中国の広東省を主な原産地とするシンビジウム属の一種です。
わが国にやってきて100年以上になるため帰化植物と同じく作りやすい蘭になっいます。
花は品種によって2月から4月ごろ開花して、中国蘭特有のよい香りが漂います。
私は2年前から蘭をやりはじめましたが、10数年前までは1条一千万円もする高価な蘭と
聞いていたので、まさに高嶺の花として近寄り難い存在でした。
たまたま平成16年10月河内長野愛蘭会の四国一泊ツアーで高松のある蘭店に
立ち寄った折、展示棚の蘭<天女=てんめ>を目の当たりにして、その葉の
美しさに魅せられ、いまは店頭で3条1鉢一万円と聞き、耳を疑うほど驚いたものでした。
昔は冬のあいだ洋蘭よりも高い温度での管理を求められ、栽培する人が限られていましたが、
バブルがはじけて、いっきょに価格破壊の対象になったそうです。
<天女>は比較的安い方でしたが、そのとき、一度に10種10鉢を購入し、
送り届けてもらい、 以来冬は居間の窓際で、春から秋は蘭舎内で育てています。
新芽の伸びる8月以降、成長する過程には変化もあり、毎日胸のときめく楽しさがあります。
いま蘭の葉が一番美しい季節です。

 
  
           
            蘭9鉢をらん舎内の南側に並べて水やりなどをしている。

 
  
  画像をクリックすると拡大します。

  画像左=蘭<陽明錦> 比較的新しい品種。葉芸を楽しむ蘭には珍しく、
  美しいピンクの花を観賞できます。10条もある大株です。
              
  画像中=蘭<天女=てんめ> いまから10年前に台湾から紹介され、
  一躍銘鑑のトップにランクされた人気品種。               
       
  画像右=蘭<黄金養老> 台湾報才の白黄中透けの代表的な品種。
  ベテランの人たちが栽培した<養老>は<黄金養老>と呼ばれ、
  濃い緑の深覆輪に赤みを帯びた極黄色の中透け芸は見事です。                 
              
           

  画像をクリックすると拡大します。    
    
    画像左=蘭<大雪原> 中垂黄地に中透け芸を現す。
                         
    画像中=蘭<桑原晃=そうげんこう> 
    中国報才の代表的な品種で、天冴えの白黄縞です。
    わが国には一番はやく明治時代に輸入された品種です。                             

    画像右=蘭<鶴之華> 出芽は美しく乳白色の覆輪をかけ、       
    成木になると黄色の大覆輪になり、
    鶴が舞っている姿に似ているところから、
    名がついたといわれています。

            

                       

    画像をクリックすると拡大します。

      画像上左=蘭<白扇> 純白の出芽が美しい。大葉性の幅の広い葉に
        白色蛇皮斑の柄で、作りやすい丈夫な品種。

      画像上右=蘭<愛国> 大葉性の垂れ葉、幅の広い葉に紺帽子、
      白中斑または中透け柄。性質は強健で、繁殖良好で作りやすく、
      大衆的人気のある品種。

      画像下左=蘭<瑞晃>① 台湾報才の代表的な白中透け芸で、
      濃緑の深覆輪との調和が見事です。花も葉芸と同じく、
      中透け花です。

      画像下右=蘭<瑞晃>② ①を鉢の横から撮影したもの。

   
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

キイジョウロウホトトギス

2007-09-08 | 山野草など


 山野草を栽培しはじめた20年も前から難しい花だと聞いていたため、
 一度も手がけたことのなかったキイジョウロウホトトギスを、
 パソコン教室でご一緒のAAさんに、先月20日分けていただいた。
 この機会にこの難物に挑戦して、
 今年はむりでも来年はぜひ花を咲かせてみたい。
 キイジョウロウホトトギス(=紀伊上臈杜鵑)は紀伊半島南部の川岸や
 水が垂れ落ちている岩場などにダイモンジソウやイワタバコなどと
 ともに自生しているのを見たことがある。

 キイジョウロウホトトギスは垂れ下がって育つので、
 庭の隅に転がっていた深鉢を見つけて、3日前ていねいに植え替えてみた。
 鉢の置き場は、当面蘭舎内の正面の棚で一番風通しのよい場所にきめた。
 通風がよいと乾きやすいため、水やり加減が大切だろう。
 蘭は3日に1回程度だが、こちらは乾き具合を見ながら毎日やっている。

    
    8月25日撮影。
           
           深鉢に植え替えて、9月8日撮影。
                 
                 蘭舎内の正面の棚。9月8日撮影。
         
    


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

酔芙蓉の花

2007-09-07 | 庭木

 スイフヨウ(=酔芙蓉)の花は一日花で朝は純白に開き、お昼前ピンクに変わり
        夕方には赤く染まって、人がお酒に酔って顔の色が変化するよう。
        時間の移ろいに合わせて、同じ花を撮影した記録。 
 
  <スイフヨウ>1 午前9時撮影。後方の赤い花は昨日の花。
             
             <スイフヨウ>2 午前11時撮影。ほんのりと薄いピンクに染まる。
                
                <スイフヨウ>3 午後4時。赤く変化。

 <スイフヨウ>4  翌日の午前8時撮影。花はしぼんで落下寸前。

次の2枚の画像はクリックすると拡大します。





  
午前9時撮影。   午前11時撮影。   午後4時。
後方の赤い花は昨日の花。ほんのりと薄いピンクに染まる。赤く変化。





<参考> 昨年9月3日の記事を抜粋。
 フヨウの一品種である酔芙蓉(スイフヨウ)は朝純白の花が開き、午後になるとピンクに染まり、
夕方には酔ったように紅が濃くなって、翌朝しぼむ一日花です。
 蘭のように数週間も咲き続ける花と、芙蓉や葵など一日で終る代わりに
シーズン中毎日のように新しい蕾が開く花と、いずれも甲乙つけがたい。
酔芙蓉は花の少ない夏の終わりに、午前と午後、花の色が移ろう様(さま)は、
情趣があります。               
  
                        9月3日午前8時写す
 
   9月3日午前10時写す              
               
               上の花を同じ位置で午後5時写す       
       
        上の一輪を拡大したもの          
                     
                    
                      9月4日午前7時(翌朝)写す
                       花はしぼんで落花寸前







  
午前9時撮影。   午前11時撮影。   午後4時。
後方の赤い花は昨日の花。ほんのりと薄いピンクに染まる。赤く変化。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする