趣味の園芸

庭で育てている季節の草花や庭木、蘭など

今年も秋が

2013-08-28 | 山野草など


 
    まだ初秋ともいえないが、庭を見渡すと、いつの間にか<紫式部>の実が
    色づき、<芙蓉>の花が咲きつづけ、<リンドウ>が青紫色の花を開きはじめた。
 1.<ムラサキシキブ>=紫式部。
    木では珍しい紫の実を結ぶ。紫式部にゆかりを求め、ロマンを感じる人もいるか。
    それが残念なことに「源氏物語」には見られず、紫式部を記念した名でもない。
    江戸時代初期の名は「実むらさき」や「玉むらさき」。商売上「紫式部」の方が
    美しいということでこの美飾名が広がり、人気がでたという。
    白い実のなる変種は「シロシキブ」=白式部。
 2.<フヨウ>=芙蓉。
    日本の西南部に分布する低木。花は朝白く、夕方には濃く桃色に変化する。
    一日花で朝開き、夕方萎む。
 3.<リンドウ>=竜胆。
    高原の花のしんがりに咲く。
    我が家のリンドウは園芸種だから、この時期でもよく咲く。
    野生の花は陽光を好み、日蔭や曇天には開ききらない。
    リンドウの名は漢名の竜胆の音読みに由来。根の苦さを竜の胆にたとえた。
    消化不良や食欲不振の薬に使う。秋を代表する花として親しまれてきた。 


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<ムラサイシキブ>と<シロシキブ> =紫式部と白式部

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<フヨウ>=芙蓉。
 
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 <リンドウ> =竜胆

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シロバナヤツシロソウ  (=白花八代草)の花が全開

2013-08-19 | 山野草など


 8月7日に掲載したシロバナヤツシロソウの花が今朝全開した。
ずばり、熊本は八代の名がついた草花。 八代で最初に知られた
からであるが、今は姿を消してしまったそうだ。 
現在は日本では阿蘇山の外輪山の草原に生えるのみという。
ただ大陸系で朝鮮半島からシベリア東部には広く分布する。


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3w
    
<ご参考> 
        8月7日に掲載したシロバナヤツシロソウ。
       (下記の9よよび8)
 
                9
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盛松寺の蓮の花ほか

2013-08-15 | その他


 自宅から歩いて10分の「盛松寺」は、亡妻節子の墓もあることから
  折に触れて墓参がてら参詣しているが、花寺としても有名で、
 今は「蓮」の花が見ごろは過ぎたものの、まだしばらくは楽しめる。
 花は3日開いたり閉じたりするが、朝7時頃から正午まで鑑賞できる。
 


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盛松寺山門
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           19 ・11 フウセントウワタ (=風船唐棉)の花と実
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     本殿前のビナンカズラ(=美男蔓)

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          17・26・27・24 本殿周辺の蓮の鉢
                  1鉢ごとに種類の異なる蓮の鉢 100個。                 
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         20 ・ 19  新霊園に向かう道の脇に並ぶ蓮の鉢
 
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         14 ・ 13 ・ 22  白い蓮
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         15x  白と淡いピンクの蓮
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     18            10 ・16 ・ 23 ・ 18  ピンクの蓮

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           20 ・ 21 スイフヨウ (=酔芙蓉)

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           22 ・ 23 白いムクゲ(=木槿)
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4 ・5 白い花びらに赤いブロッチのムクゲ (=木槿)



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    新霊園 C区前に咲くタカサゴユリ
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    本年3月に建立した亡妻節子と長男の亡妻雅子の墓


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タカサゴユリ開花

2013-08-13 | 山野草など


 毎年お盆前後に庭のあちこちで「タカサゴユリ」が開花する。
今年は8月13日に玄関まえの花壇やキンモクセイの木の下のほか、
 思いがけない草むらにも、タカサゴユリが80㌢~1メートルの茎に
 白い花をつけている。
 タカサゴユリは台湾の海岸から高山に分布。日本には大正年間に
 沖縄を経由して九州から本州に広がり、すっかり野生化している。
 タカサゴユリによく似たユリに「テッポウユリ」があるが、違いは
 テッポウユリは花の筒に筋は入らないが、タカサゴユリには
 やや赤い筋が入るほか、葉の幅が狭いのが特徴。
 テッポウユリは6月から7月上旬に開花するが、
 タカサゴユリは8月中旬に開花するため、区別できる。


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モミジアオイ と トロロアオイ、 おまけにオクラ と アメリカフヨウ

2013-08-11 | その他


 「モミジアオイ」 も 「トロロアオイ」もアオイ科のなかまである。
  モミジの名が冠せられるのは、葉が掌状に切れ込むから。
  雄蕊は長く伸び、柱頭は先が丸く五裂。雄蕊は雌蕊を包み
  管状に合着し、ブラシのよう。 花弁は真っ赤で隙間がある。
  漢名は紅蜀葵。北米原産で戸外で越冬するが地上部は枯れる。

  トロロアオイは葉に毛があり、モミジアオイと同様に深く掌状に
  五から七裂する。黄花で、漢名は黄蜀葵。 東アジア原産。
  本来は花よりも実用の草木。根をすり下ろすとトロロ状になるが、
  約16パーセントの粘液質を含み、これが手漉き和紙の糊に使われる。   


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      おまけ 以下の「オクラ」も「アメリカフヨウ」も借り物のため、おまけ扱い。 
     ご近所の塀越しに撮影。
   
「オクラ」野菜のオクラもアオイ科で、トロロアオイによく似た花が咲く。原産地アフリカ。
     
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 「アメリカフヨウ」これもアオイ科で、園芸植物 1 or 2 の大輪の花を開く。
              惜しむらくは一日花。北米原産。


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シロバナヤツシロソウ と ホタルブクロ

2013-08-07 | 山野草など


 1.私の好きな花の一つで、10年近く栽培している。我が家の庭を訪れる山野草の
 愛好家でも、 シロバナヤツシロソウという名を知っている方は意外にすくない。
 入手した当時は3号鉢で育てていたが、今は5号鉢で窮屈なくらい根が張っている。
 キキョウ科ホタルブクロ属のなかまで、 学名は Campanula glomerata alba.
 中国吉林省白山や黒竜江周辺の標高約500mの日当たりのよい丘陵に自生する。


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2.ホタルブクロは誰でも知っている山野草の一種だ。 残念ながら花は6月末に咲き
  終わった。株元から新しい葉が芽生えている。シロバナヤツシロソウと一緒に撮影。
  1・と同じキキョウ科ホタルボクロ属で、学名は Campanula punctata alboflora.

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長山古墳の現地説明会

2013-08-03 | その他


    連日新聞の朝刊で報じられていた「長山古墳」の現地説明会に出かけた。
   説明会は8月3日午後1時30分から堺市東湊5丁の現地で行われた。
 1.長山古墳は、堺市に広がる百舌鳥古墳群のなかで最も海側(=西側)の
   標高約4m に立地している。墳丘は昭和初期までに大部分が削られており、
   その面影はまったくない。
   堺市は平成25年5月から発掘調査を実施したところ、墳丘の一部を確認する
   ことができたそうだ。
 2. 長山古墳は神功皇后の時代に活躍した武内宿祢の墓と伝えられていた。
   江戸時代の享保9年(1724年)に作成された絵図では、すでに後円部はなく
   なっており、前方部のみが塚として描かれている。残っていた前方部も昭和
   3年の航空写真では削りとられていることが確認でき、地割りや写真から
   前方後円墳の墳形と周濠の痕跡がかろうじて推測できるのみであった。
   残された古地図や文献などの検討から、長山古墳は墳丘の主軸が約40度
   東に傾く前方後円墳で、墳丘の長さ110m、後円部直径56m、周濠を含めた
   全長156mの規模であったと推測される。
   この墳丘の長さは百舌鳥古墳群のなかで9番目の大きさである。
 3. 主な出土遺物として、腕輪形石製品(車輪石)、円筒埴輪などがあった。
   出土遺物などから、4世紀後半に築造された前方後円墳と推測される。
   今回の調査の結果、百舌鳥古墳群中最古級の古墳と評価された。
 4. 猛暑の白昼、灼熱の太陽の下で、説明する講師も参加者も大変だった。
   撮影したすべての写真で見るとおり、古墳のイメージのないフラットの地面
   であり、正直なところ、4世紀に思いを馳せる状景ではなかった。
   しかし、この長山古墳が最も海寄りの古墳だったことは、周辺の地名が湊、
   東湊、西湊であることから十分うなづけたことは収獲だった。
 5. 百舌鳥古墳群は堺市内の東西・南北約4kmの範囲に広がる古墳群である。
   古墳時代、この一帯には100基を超える古墳が造られた。しかし、都市化の
   進展などによりその半数が失われ、現在は44基の古墳が残っているのみ。
   そのなかに、世界最大級の墳墓・仁徳天皇陵がある。
 6. 仁徳天皇陵は墳丘の長さ486mの前方後円墳である。三重の堀が巡らされ、
   5世紀中頃に造られた。周りには陪塚とされる古墳が10基もあるそうだ。
   百舌鳥古墳群に大王の墓である巨大な前方後円墳が造られたのは、
   5世紀を中心に中国の古い歴史書に登場する倭の五王の時代と重なる。
   倭の五王は国内の政治的安定と中国をはじめとする東アジア地域への雄飛
   を巨大な墳丘に託そうとしたのだろうか。


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   会場受付 堺市文化観光局職員
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      説明・解説担当職員と見学者
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      出土品の陳列コーナー
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      調査A地区
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      調査B地区
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      調査C地区

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今年も朝顔が

2013-08-01 | その他



   奈良時代の中頃、遣唐使が中国から薬用植物として持ち帰った朝顔は、
   江戸時代末期、鑑賞用として改良され、日本で独自に発達した園芸品種
   である。 海外では Japanese morning glory の名でひろく知られている。   
   我が家では朝日のよく当たる玄関門扉の横でプランター3個に9本の苗を
   育て、今月初めから 毎朝5輪か10輪の花が咲くので、楽しみにしている。
   


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