趣味の園芸

庭で育てている季節の草花や庭木、蘭など

6月の展示会に出展する富貴蘭17点

2007-05-22 | ふうらん、富貴蘭

6月12日(火)から17日(日)まで花の文化園イベントホールで
「富貴蘭とウチョウラン展」を開催する。
 すでに会員あてにはその展示会の案内状を作成発送済みで、
 私も富貴蘭17点を出展するため、化粧鉢に植え替えて準備を完了した。
 富貴蘭の開花は早くて6月の下旬以降のため、花がなくても鑑賞できる
 大株のものを主として選んだ。
なかでも今年の目玉は超大株の<麒麟丸>と本芸の<鶴の舞>だ。
 
 置き枠A  1麒麟丸  
 置き枠B  2曙    3朝日殿   4雲海  5大波青海  6兜丸
       7紀州雪虎 8金兜    9紫宸殿 (50音順)
 
 置き枠C 10朱天王 11春及殿  12瑞雲  13青海  14鶴の舞
      15富貴殿 16羅因の光 17連城丸 (50音順)
  
       
       置き枠A <麒麟丸>1点。
  
          
          置き枠B <曙>など8点。
                
                置き枠C <朱天王>など8点。




   
  
   <麒麟丸> ①(きりんまる)小型豆葉の標準とされる典型的な葉姿。
           襟組み・葉重ねが良く、強健で子吹きも良いので、
           株立ち作りに最適な品種。薄い泥軸で、薄い泥根。
            
            <麒麟丸> ② 「赤富士」の六角化粧鉢。
            
            <麒麟丸> ③ 鉢の裏側。
                   
                   <麒麟丸> ④ 鉢の横。
                         
                      <麒麟丸> ⑤ 鉢の真上から。

     
     <曙> (あけぼの)独特の中斑のなかに細かい松葉が散り、
          一風変わった雰囲気を持っている。
          他の中斑品種と違い、中斑が葉先まで抜け、
          葉の縁の両サイドに紺色を残す。
          京都府伏見で発見された<東陽殿>からの変化種。

         
          <朝日殿> (あさひでん)大阪府の産。
                 よく増え、作りやすいので、入門品種として最適である。
                 泥軸泥根だが、柄のところから出る根は
                 ルビー色に近い赤根を出す。

              
              <雲海> (うんかい)宮崎県産。
                    小型で幅広の姫葉である。                       
                   <青海>と同系統のピンク変わり花を咲かせる。                 
                 
  
  <大波青海> (おおなみせいかい) まさにその銘どおりに
         大型の湾曲葉が重なった姿は、大型の青海波を連想させる。
         兵庫県の産。性質も強健で子吹きもよい。泥軸で青根。
         並みの白花であるが、大輪多花性で天咲き。
         
     
    <兜丸>(かぶとまる) 肉厚の豆葉で、作のよい株は葉重ねもよく、
         青軸のためすっきりとして見映えがする。
         比較的新しい品種で、昭和の半ばに京都四条の
         かぶとり神社の境内で発見された。
         富貴蘭界に初めての青軸・豆葉種としてデビューした当時は、
         人気も高く、豆葉種ブームの先鞭をつけた。
         人気絶頂期には、葉型のよく似た<麒麟丸>を日陰で作り、
         青軸に見せかけたものなど偽物が流通した。

          
         <紀州雪虎> (きしゅうせっこ)銘のとおり和歌山県産。
                 斑は白の虎斑で「雪山」によく似ているが、
                 本種は泥軸で澄んだ青根という変わり物で、
                 根の成長している時期なら品種鑑定は容易。

    
   <金兜> (きんかぶと) やや直刀型の葉で、まとまりのよい中型品種。
         三重県の産。肉厚の葉に、後冴えの黄縞が入る。
         斑は出芽からはっきりしているが、萌黄色に出て極黄色に冴える。
         秋にはとくに黄色が冴え、富貴蘭中一番と言われている。

          
        <紫宸殿> (ししんでん) <駿河覆輪>(白覆輪)が黄覆輪に変化したもの。
                 愛知県で変化したものとの記録がある。
                 母種同様、幅広の広葉で、ややひねってような葉も交える。
                 新葉は緑色を含んだクリーム色に出て、すぐ先端より黄色に冴える。
                 日に当てると極黄色の斑になる場合が多い。


<朱天王> ① (しゅてんのう) やや大振りの並葉で立ち葉性である。
         この花が出現するまで、フウランの花は純白が基本で、
         99%以上が白花。 まれに薄く紅をさる程度であった。
         濃い赤紫色の花で、花弁の中心部は白くなる。              
       <朱天王>② 真上から撮影。

       
       <春及殿> (しゅんきゅうでん)軸元から立ち葉で伸び、
              葉先で少し姫葉となる。
              フウランで初めて出現した八重の段咲き花である。
              花は大輪で、黄緑色のベースに白と紅を交える。
              花弁の基部がとくに濃い紅となる。
              豪華な花で、花持ちも並みのフウランよりは
              はるかに長い。
              昭和6年の高知県産で、昭和17年に横浜の
              春及園園主鈴木吉五郎氏が発表した。
              銘も同氏の屋号が冠されている。

     
     <瑞雲> (ずいうん)中型でバランスのとれた葉姿となる。
           昭和50年ごろ岸和田市のある神社の境内で発見された。
           木が若いためか繁殖力はきわめて旺盛である。
           葉芸の特色は<金牡丹>のように、出芽のとき
           黄色の幽霊に出て後に暗み、古葉は緑色の無地葉となる。
           デビュー時は<金牡丹>より高値で取引されたが、
           繁殖よく、現在では実生も出回り、安価で入手できる。
           花は蕾まで極黄色で、開くとクリーム色となる。
           
            
         <青海>① (せいかい) これほど葉姿と銘がぴったり当てはまる 品種も少ない。
          肉厚で丸みのある葉が軸元から半円を描くように湾曲する。
          その葉が重なった姿は、まさに江戸文様の青海波そのものである。
          産地不詳で、昔は「青海波」と呼ばれた。 
          花もピンク色の強い大輪の変わり花で人気が高い。
     
     <青海> 青海波の文様をあしらった<青海>用の鉢。    
           
           <青海> ② 裏側から撮影。

    
    <鶴の舞> ① (つるのまい)<十二単>の上芸品。
             濃紺の葉は幅広く先で鋭く尖る。 葉重ねよく、
             付けが重なる独特の襟組みをしている。
             今までにない新しいタイプの青軸豆葉品種として
             デビューし、豆葉人気の時代を引っ張ったスター。
             平成6年度の登録品種であるが、登録前から人気
             絶頂であった。熊本県産。 青軸青根。             
       <鶴の舞>② 鉢の右横から。
           
           <鶴の舞>③ 鉢の左横から。
                 
                 <鶴の舞>④ 鉢の裏側から。
                   
                   <鶴の舞> ⑤ 鉢の真上から撮影。

  
  <富貴殿> (ふうきでん) 葉幅広く、ゆったりとした姫葉で風格がある。
         富貴蘭を代表する人気品種で、常に銘鑑の上位中央にその座を
         保っている。万延年間に豊後国(大分県)で発見された。
         天冴えの乳白色大覆輪で、緑地のうえに白く糊を引く。
         新子は幽霊に出て、2年目に細く紺の中通しが現われ、
         大覆輪として完成するまで5~6年を要する。

          
          <羅因の光> ① (らいんのひかり) 中型の斑切れのよい黄縞品種。
                    葉の艶も良く、地の紺性もよいので、斑が際立つ。
                    やや後冴えである。泥軸で泥根。
                
                <羅因の光> ② 鉢の裏側から撮影。

    
    <連城丸> (れんじょうまる) 葉肉厚く、ボリューム満点の葉姿は、
           その斑色(黄樺色)の渋さも手伝って重厚感を漂わせる。
           神奈川県の鎌倉山で採取された。
           芽だし時には萌黄色の覆輪で伸びて黄色に冴え、
           秋口には黄樺色へと変化する。
           その時の冴え方が一様ではなく、
           一見すると虎覆輪のように見える。
           また寒さにあたると、オレンジ覆輪のようにも見え、
           他品種では味わえない独特の雰囲気が楽しめる。
           泥軸で泥根。

     番外          
     
     <金星> (きんぼし) 虎斑の名品<金鏤閣>のセルフ実生から
           出た花変わり。花は距のない六弁花で、星車咲き。
           虎斑で花変わりという二芸品。
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開花した長生蘭 Ⅳ

2007-05-16 | らん


 5月5日から4回にわたり、主として花物のセッコク=長生蘭を紹介・掲載して
 きたが、今回は私のとくに好きな品種を重複分を含め掲載して、最終回とする。

 
長生蘭の棚・・・・・一年中この棚で栽培している。いま一番花の多い時季。

        
           最前列に置いている置き枠にはとくに好きな8品種。
           1 紅牡丹   2 白石公  3 白鶴   4 濡鷺
           5 緑王殿   6 天紫晃  7 極黄流  8 黄流

 
  <紅牡丹> (べにぼたん) 5月11日の記事参照。

        
        <白石公> (はくせきこう) 5月11日の記事参照。
              
           
           <白鶴>① (はくつる) 5月5日の記事参照。
                  ただしその日は蕾がまだ堅く、花の無いまま掲載。
     
     <白鶴>② 花の数が多いので、真上からも撮影。

         
             
         <濡鷺> (ぬれさぎ) 5月11日の記事参照。

      
      <緑王殿> 5月11日の記事参照。

      
      <天紫晃> (てんしこう) 花物ブームのころの紅一点花だが、
             花容の良さ、紅点の濃さで、いまだに人気が高い。

 
 <極黄流>① (ごくきながし) 肉厚の葉に黄色の中斑をあらわす中型種。
         次の<黄流>の斑が派手になったもの。
         斑は後冴えで、出芽は萌黄色だが、秋の完成時には極黄色に冴える。
     
     <極黄流>② 真上から撮影。

          
          <黄流> (きながし) 5月5日の記事参照。
                


 
  <紅小町> (べにこまち) 三光中斑の<梅ヶ枝>が飴矢に進化したもの。
         性質も強く繁殖もよいので、母種よりも株数が多い。

                 
             <伊豆錦>(いずにしき)5月11日の記事参照。

    
   <南山の月> (なんざんのつき)5月15日の記事参照。
           我が家の棚で最も新しい品種。   
  
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開花した長生蘭 Ⅲ

2007-05-15 | らん


 5月5日に<白鶴>など7品種、11日に<緑王殿>など
 8品種を〔開花した長生蘭ⅠーⅡ〕としてこのブログに載せたが、
 今日<石鎚山取り>など16品種を紹介する。


<石鎚山取り・無銘>

                   
          <竜宮> (りゅうぐう)

                   
                   <舞紅> (まいこう)

     
     <白楽天> (はくらくてん)

         
         <右近丸×富士白>

              
              <翁> (おきな) 和歌山県産。
                   梅弁・兜咲きの白花。

  
  <翁×都鳥>

      
      <大紫殿×天紫晃>   
          
          <大紫殿×天紫晃> 
                                                      
                   <土佐日輪> (とさにちりん)
                           高知県産の紅一点花。

     
     <土佐黄> (とさき)

         
         <黄石公> (きせっこう)

                      
            <佐保姫> (さおひめ)
                   高知県産。桃花で喉が緑の清楚な花。

  
  <富士丸> (ふじまる)千鳥芸が特徴。古い品種で天保6年には図版がある。       

      
      <南十字星> (みなみじゅうじせい) 四弁花の代表種。
         
         <南十字星>

                  
                   <白鳳> (はくほう)白の虎斑。
  
  <南山の月> (なんざんのつき)
          5月13日の竜神温泉行きの途中に立ち寄った山草店で
          買い求めた紀州産の黄花。
          蕾は堅く、開花にはあと10日はかかりそう。
          平成6年8月発行のある蘭店の通販リストによると、
          2条立ちの上木で5万円もしたが、今回は3千円で入手。
          
          上の砂植えの鉢をミズゴケで植え替えたもの。  

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シャクナゲ(石楠花)の花

2007-05-13 | デジカメツアーなど

 今日一日河内長野愛蘭会の日帰りバスツアーに参加した。
 一行20名、「日本三美人湯」の竜神温泉につかるのが目的で、
 途中高野山の奥の院から護摩壇山森林公園に立ち寄り、
 6万本のシャクナゲ(石楠花)を鑑賞することにした。
 ところが開花まであと1週間はかかりそうで、残念ながら
 ちらほら咲きをカメラに収めて、目的地へ急いだ。
 
 
 <シャクナゲの森>の入り口に大きな表示版があった。
  紀州の屋根、護摩壇山の南斜面の森林公園が広がり、
  その公園内に<シャクナゲの森>がある。
  和歌山県農林水産部が管理しており、
  今年は近年になく多くの蕾が見られるそうだ。 

    

        

            
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開花した長生蘭 Ⅱ

2007-05-11 | らん


 今月5日に続いて8品種8鉢の長生蘭が開花した。棚にはまだ何点か開花の近い
 長生蘭がある。

  
  緑王殿① (りょくおうでん) 緑花。まだ蕾が多く、全開までに数日かかるか。
     
     緑王殿②
           
           緑王殿③

     
     濡鷺 (ぬれさぎ) 矢も葉も細いため独特の草姿となるが、
           株立ちにすると良い。花つきが極めてよい。
                       
   
   桃苑① (とうえん)交配実生の傑作。花は佐保姫そっくりの桃花緑点花。
       
       桃苑②
   
       
        白石公① (はくせきこう)白覆輪の大型種。
              性質は強健で、よく増える。花つきはよい。
              花はごくうすいピンクの丸弁・大輪の良花。
              
              白石公②

   
    紅牡丹① (べにぼたん) 私が特に好きな品種。
          8年前に熊野の蘭屋で買った品種だが、花の形や
          軸のくびれ方などから見て富士丸と金星を掛けた
          実生品種ではないかと推察している。
          全開までにまだ数日はかかりそう。
         
          紅牡丹②
                   
                   紅牡丹③

    
    大紫宝x天紫晃 (だいしほうxてんしこう) 紅一点同士の実生品種。

         
         黄花北嶋①  北嶋園芸で5年前にいただいた大型の黄花。
                
                黄花北嶋②
                         
                         黄花北嶋③

      
      伊豆錦① (いずにしき) 散り斑系の大型種。斑はやや後暗みで、
            古い葉は地味な色合いとなる。
             
             伊豆錦②
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開花した長生蘭 Ⅰ

2007-05-05 | らん

 
  長生蘭の花の季節がやってきたが、ここ数年植え替えもせず、ほとんど
  手入れらしい作業をしなかったため、開花した品種はきわめて少ない。
  現在100品種100鉢の長生蘭を棚に並べているが、花の咲かない鉢から 
  順次植え替えに取り掛かってもよい。
  まだ現役だった昭和58(1983)年3月、たまたま一鉢の長生蘭を入手
  したのをきっかけに蘭の栽培をやり始めた。
  それまでは、庭でチューリップやパンジーなどの草花園芸に夢中だったが、
  夏のボーナスで長生蘭を一挙に50品種も買い集め、庭に蘭の小屋を建てて、
  蘭の栽培にのめり込んだ。(今の蘭舎の前身)
  1個90円から100円のチューリップの球根を買うため、たった10円のことで
  あちこちの園芸店で品定めをして100球あまりの花壇を楽しんでいたのに、
  蘭のこととなると1鉢万円単位でも京都や高松へ出向いた頭の切り替えが、
  我ながら妙だと思ったものだ。
  当時の日記(1983-9-10)を見ると、日本春蘭3鉢、中国春蘭7鉢、
  寒蘭5鉢、長生蘭61鉢、富貴蘭20鉢、えびね5鉢,報才蘭5鉢ほか野生蘭
  などの記録がある。半年足らずの短期間によく集めたものだ。
  日本長生蘭連合会に入会したのもその年の秋で、京都で毎月開催された
  月例会にはよく通った。
  定年後は富貴蘭の栽培にお金と時間を掛けてきたが、昭和63(1988)年
  秋には数人のなかまと河内長野愛蘭会を立ち上げ、今日にいたっている。
     
  
  この長生蘭の棚で100鉢を栽培中。まだ開花していない鉢が10品種10鉢はある。

   
     <白鶴> ( はくつる)長めの大葉に白色の中透けが
           入る大型種で、矢も太くて長く雄大な感じ。
            昭和59年に<日本長生蘭連合会>に
            登録された実生作出品種。

           
          <黄流し> (きながし)並葉に黄色の三光中斑が入る大型種。
                  明治15年には名が見られる古い品種で、
                 <墨流し>の斑が黄色になったものと考えられる。

                  
                  <杏丸> (あんずまる) 古くからある黄花の銘花。

   
   <咲為花> (さいか) 紅一点花で側弁に赤紫の太い縞が一筋入る。
          年間を通じて20%くらいの遮光下で作る。

      
      <土佐紅> (とさべに)
  
  <濃黄> (のうき)

    
    <美濃の華> (みののはな)
            登録品種の<富士丸>によく似た大型種。
            上芸品はコンペに千鳥芸であり、花のないときは、
           <富士丸>との見分けができない。花は丸弁で、
            紫色を縞状に流す美しい花である。
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さくらそうの高鴨神社

2007-05-04 | さくらそう


 今年も昨年につづき、MK氏と二人で奈良県御所市鴨神の高鴨神社へ出向き、
 さくらそう の展示を鑑賞してきた。
 今朝10時自宅を出発、連休中にもかかわらず、前方車なしで快調に進み、
 水越峠のトンネルを10時半に通過、目的の高鴨神社には11時に到着した。
 (高鴨神社については、このブログの18年5月1日に詳述したので省略)
 当神社には約500種2500鉢のさくらそうが保存栽培されており、宮司が父子
 3代にわたり蒐集されたものだと聞く。
 
 朱塗りの鳥居をくぐり、池を左に見つつ、右に折れると約200鉢のさくらそうの
 展示棚が目に入る。手前に「日本さくらそう」の説明を書いた白い掲示板がある。
 棚には多分信楽の同じ窯で焼かれた桜草鉢に4株づつ植えられ、すべて4本の
 花茎が立ち上がり、高さも揃って開花している様(さま)は壮観である。
 200鉢のどれ一つ花の疲れたものや花茎の折れ曲がったものもなく、よく手入れ
 されているのに驚く。
 昨年は連休中に晩霜にやられて成績がよくなかったと宮司の弁を聞いたが、
 それでも展示された棚は見事だと感じたのに、今年の棚はさらに見応えがあった。
 おそらく社務所裏の作場には同一品種のスペアが何鉢もあって、一番見栄えの
 する鉢を展示されるのだろうと思う。
 宮司の鈴鹿さんとは浪華さくらそう会の幹事として数年幹事会で同席したので、
 今回も親しく説明を聞くことができた。
 
 私の持っていない品種がたくさんあったが、入手したいと思っている<花筏>を
 一点だけカメラに収めた。 (5月1日に花の文化園で撮影したものも掲載)。

     
     朱塗りの鳥居をくぐると、左に宮池があり、右に折れると
     さくらそうの展示棚がある。

               
                 日本さくらそうの説明文
 
 
        

      200鉢(1段40鉢×5段)の展示棚



 
 <花筏> (はないかだ)切り弁掴み車咲き。花の裏側桃と緑の絞り、表は白。
       中村 宏氏作。

                      
                      花の文化園で展示中の<花筏>。
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さくらそう3品種入手

2007-05-03 | さくらそう


「春の花まつり」(4/1→5/31・期間中無休)を開催中の花の文化園の売店で、
 さくらそう<青柳染><天ケ下>および<天女>の3品種6ポットを買ってきた。
 同園ではゲート前広場の一角で期間中350品種のさくらそうの展示と即売を
 やっており、いまは遅咲きのもの約90点を展示中。
                   
                   ゲート前広場。期間中はパンジー花壇。
                   さくらそうの展示棚はこの画像の左端
                   ~売店の前にある。5月3日撮影。
 
    
           
           花の文化園ゲート前の展示棚風景。5月3日撮影。

 
       
       <青柳染>(あおやぎぞめ)鑼弁車咲き。白地に緑絞り筒薄緑。
             昭和10年頃か。

          
          <天ケ下> (あまがした)重ね櫻弁、狂い掴み咲き。
                 花弁の裏側は桃色に細い筋ぼかし。
                 表は純白だが、外からは見えにくい。
                 花色が美しく、それぞれの弁先がよれてとがり、                
                 内側に巻き込むという独特の花形を見せる。                 
                 明治後期。


        <天女> (てんにょ) 鑼重ね弁抱え咲き。花弁の裏側は
              濃紫桃色で糸覆輪、表は純白。花弁は厚く、
              花茎はそろってよく咲く。少し遅咲き。
              咲き始めは抱え咲きで、後平咲きに近くなる。
              昭和45年、<三保の故事>の実生、中村長次郎氏作。

5月7日撮影。8分咲きか。
        
         <天女> 5月14日撮影。満開。         
     
     <天女> 5月14日撮影。花の裏側。

              
              花の文化園で展示中の<天女>。5月3日撮影。




   我が家で最も遅咲きの<梅ヶ枝>(うめがえ)
 
  
          <梅ヶ枝> (うめがえ)4月25日撮影。花蕾が堅い。
              
              <梅ヶ枝> 5月1日撮影。まだ5部咲きか。 
            
                    
                   <梅ヶ枝> 5月3日撮影。
        
     <梅ヶ枝> 5月5日撮影 
           
        <梅ヶ枝> 5月5日撮影、拡大した画像。
                
                5月7日撮影。 
          
                       
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