9月に入り、朝夕めっきり涼しい季節になった。
日中まだまだ日差しは強く、毎日の水やりは欠かせないが、
庭木や草花に初秋の気配が感じられる。
<ナンバンギセル>9月22日撮影。
<屋久島ススキ>と<南蛮ギセル>の鉢植え。9月2日撮影。
屋久島ススキが密生する鉢の隅に赤い南蛮ギセルが1本芽を出した。
この鉢には数年前から南蛮ギセルのタネを撒いているのに、なぜか
発芽したことがなく、あきらめていたところ、この春(1月31日)
K.M.氏にタネをいただき、すぐ撒いたもののうち1粒が発芽したのだ。
タネの撒き方を工夫しなくてはならない。水遣りのたびに鉢から
流れてしまった懸念がある。
あと4~5日で、煙管(=キセル)の雁首を思わせる花が下向きに咲くはず。
「万葉集」巻10の「道の辺の尾花が下の思ひ草・・・・」は言い得て妙。
イネ科のススキ(=尾花)、ミョウガ、サトウキビなどの根元に寄生する。
屋久島ススキは屋久島の高地に生えるススキで、自生地では10~20cm
になるそうだが、鉢で作ると小型に締めて作れる。雑草はこまめに抜き取る。
9月6日入手した<ナンバンギセル>
群生したナンバンギセルの勢力が強く、
<ヤクシマススキ>が負けて元気がない。
<ナンバンギセル> 2鉢を並べて8月9日撮影。
<ナンバンギセル>9月16日撮影。
<ナンバンギセル>9月18撮影。花穂がだいぶ傾いてきた。
9月6日に入手した<ナンバンギセル>の古い穂は
枯れてその脇に何本も新穂が現われた。
この新穂の拡大写真は本項のトップに掲載。9月22日撮影。
<ジンジャー> 9月2日撮影。
<ジンジャー> 9月5日撮影。
強烈な芳香で魅了する。花期は長く、霜が降りる11月ごろまで
咲き残る年もある。ジンジャー(=ginger)はショウガの英名。
タカノハススキ(=鷹の羽ススキ)9月2日撮影。
現代、ススキを庭に植える人は少ない。
「万葉集」巻8で庭のススキを詠んだ、石川広成の
ような万葉人と違い、現代では秋の風物詩としての
舞台は、もっぱら山野の自然植生が対象。
ただ、例外的に庭で楽しむ本種のようなススキもある。
葉の横縞の斑の並びを鷹の尾羽根に見立てて名づけた。
9月5日午前10時撮影。
9月5日午前10時撮影。
9月5日午前10時撮影。
<スイフヨウ>(=酔芙蓉)八重咲きで花が大きく、1日花。
朝の咲き始めは白く、午後淡紅色から夕方紅色
に変わって萎む。9月8午前10時撮影。