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趣味の園芸

庭で育てている季節の草花や庭木、蘭など

春雷の朝

2015-04-09 | その他
 

 ひさしぶりに晴れ渡った青空の遠くで、雷の音が何度も低く響いてくる。 春雷というのだろう。
 昨年の秋遅くハクモクレンの大枝を剪定したが、残った小枝に白い花がたくさん咲いている。
 庭の西の隅でユキヤナギの大株が、白い小花を無数に咲かせているが、あまり目立たない。


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読 書 3

2015-01-05 | その他
 
 

  続 「日本の七十二候を楽しむ」 旧暦のある暮らし 白井 明大著

     1月2日付の「読書2」に続き 、この本の 四季の構成 について紹介したい。
    裏表紙の帯封に「四季のある国に生まれた喜びを味わう。自然によりそう。
    昔ながらの生活を大切にしなおすことのなかに、 人が自然とむすびつき、
    生き生きと暮らせる知恵が宿っている。    

           
春  立春 雨水 啓蟄 春分 清明 穀雨  
      立春  東風凍りを解く    暖かい風が吹いて、川や湖の氷が解けだすころ。
                      旧暦の七十二候では、この季節から新年がはじまる。
                      新暦では、およそ二月四日~八日ごろ。
           黄鶯鳴く       春の到来を告げる鶯が、美しい鳴き声を響かせるころ。
                      かつては梅の咲く季節。
                      新暦では、およそ二月九日~十三日ごろ。
          魚氷に上がる   暖かくなって湖の氷が割れ、魚が跳ね上がるころ。
                      新暦では、およそ二月十四日~十八日ごろ。
 
     雨水  土脈潤い起こる  早春の暖かな雨が降り注ぎ、
                      大地がうるおい目覚めるころ。
                      古くは「獺魚を祭る」という不思議な季節とされていた。
                      新暦では、およそ二月十九日~二十三日ごろ。
          霞始めてたなびく 春霞がたなびき、山野の情景に趣きが加わるころ。
                      春には霞、秋には霧と呼び分ける。
                      新暦では、およそ二月二十四日~二十九日ごろ。
          草木萌え動く    次第に和らぐ陽光の下、草木が芽吹きだすころ。
                      新暦では、およそ三月一日~四日ごろ。
     啓蟄  蟄虫戸を啓く    (すごもりのむしとをひらく)
                      冬籠りしていた虫が姿を現しだすころ。
                      虫にかぎらず、さまざまな生き物が目覚め始める。
                      新暦では、およそ三月五日~九日ごろ。
          桃初めて笑う   桃の蕾がほころび、花が咲きはじめるころ。
                      花が咲くことを、昔は、笑うといっていた。
                      新暦では、およそ三月十日~十四日ごろ。
          菜虫蝶と化す   冬を過ごしたさなぎが羽化し、蝶に生まれ変わるころ。
                      新暦では、およそ三月十五日~十九日ごろ。
     春分  雀始めて巣くう   雀が枯草や毛を集め、巣をつくり始めるころ。
                      新暦では、およそ三月二十日~二十四日ごろ。
          桜始めて開く   その春に初めて桜の花が開くころ。
                      古来、人は桜を愛で、数々の歌を詠んできた。
                      新暦では、およそ三月二十五日~二十九日ごろ。
          雷の声を発す   春の訪れを告げる雷が鳴り始めるころ。
                      惠の雨を呼ぶ兆しとして、喜ばれたそう。
                      新暦では、およそ三月三十日~四月三日ごろ。
     清明  玄鳥至る      海を渡って、燕が南からやってくるころ。
                      また去年の巣に戻ってくるだろうかと気にかけたり。
                      新暦では、およそ四月四日~四月八日ごろ。
          鴻雁北へ帰る   日が暖かくなり、雁が北へ帰っていくころ。
                      新暦では、およそ四月九日~四月十三日ごろ。
          虹始めて見る   春の雨あがり、空に初めて虹がかかるころ。
                      新暦では、およそ四月十四日~四月十九日ごろ。
     穀雨  葭始めて生ず   水辺の葦が、芽をふきはじめるころ。
                      穀雨とは、たくさんの穀物を潤す春の雨が降る
                      ころのこと。
                      新暦では、およそ四月二十日~四月二十四日ごろ。
          霜止んで苗出ず 霜の蔽いがとれ、健やかに苗が育つこと。
                      新暦では、およそ四月二十五日~四月二十九日ごろ。
          牡丹花咲く     牡丹の花が咲きだすころ。
                      新暦では、およそ四月三十日~五月四日ごろ。


      =次回の [読書 4] に繰り越す=


 

読 書 2

2015-01-02 | その他
 


 
 「日本の七十二候を楽しむ」 旧暦のある暮らし 白井 明大著
 この本は平成24年3月に初版が発行され、その年の12月には早くも第7版が発行されて
 近くの本屋の店頭に積まれていたので、通りすがりに立ち読みして、 買ったものである。

 
 本の副題に ー旧暦のある暮らしー とあり、さらに帯封には「日本には二十四の節気と
 七十二もの季節があることを知っていますか? のほか、 鶯の谷渡り、蛍狩り、十三夜、
 落ち葉焚き、ふろふき大根などなど、旧暦は心と体で感じる日々の楽しみに満ちている。
 と書かれていて、自ずと本の内容が感じとれる。

 机のうえにこの本を置いて、折々読むというより、拾い読みして、おおいに活用している。
 正月早々、 本を開くと、 「春は立春から始まり、 記事は東風・・蕗の薹・・白魚とつづく」。
 




読 書 1

2014-12-22 | その他
 

  「古事記は神話ではない」  桜井光堂著  秋田書店

   著者によると「古事記」は単なる神話ではない。
   神勅は邪馬台国以前、 日本に3大国家が存在したことをものがたる。 3大国家とは
   九州の豊王国、 中国の葦原王国、そして大和の大ヤマト王国である。この3大国家は
   のちに豊王国と葦原王国が連合し、豊国王の神武天皇が両国の軍勢を率いて東征し、
   大ヤマト中央王国を滅亡にみちびく 。 このようにして新大和朝廷が成立するのである。
   これらの事実をしるしたものが「古事記」である。神勅とは天照大御神の勅命のこと。
 

   本書は国文学者であり国際法学者でもある著者が「古事記」の成立事情、「日本書紀」
   との綿密な比較、 そして大胆、 精緻な論証をあげて、 日本古代国家の謎を解明する。

   本書の初版が発行された昭和45年(1970年)に通読し、ユニークな論旨・論点に興味を
   もったものの、本棚の隅で埃を被っていたが、昨日再度読み直しはじめたところである。



  

読書三昧 4

2014-12-20 | その他

 

    現代語訳 「古事記」  福永武彦訳 河出書房  
 


   古事記は、上・中・下の3巻からなり、出来上がったのは8世紀の初め、712年(和銅 5年)
   のことであり、現存する我が国最古の書物といわれている。
   上巻は天地開闢から天孫降臨にいたる神々の物語、中巻は初代神武天皇から第15代
   応神天皇までの出来事、下巻は第16代仁徳天皇から第33代推古天皇までの出来事が
   収められている。
   上巻の序文によれば、古事記の企画立案者は第40代天武天皇で、天皇はこんなことを
   いっている。
  「いろいろな家に帝紀や旧辞など歴史的な伝承があるが、どうも誤りや乱れがあるようだ。
   今ここで諸家の所伝を正しておかないと、のちのち困ることになる。本当の記録を作って
   後世に伝えようと思う。」
   そこで天皇は計画を実現すべく、 稗田阿礼という語部(かたりべ)の舎人を召し出した。
   稗田阿礼は抜群に記憶力のいい人であった。その阿礼にイザナギノ神・イザナミノ神の
   誕生からアマテラス大御神の誕生を経て7世紀後半に至るまでの天皇家の系譜やそれ
   に纏わる神話・伝説を習い覚えるよう命じた。 古事記成立のおよそ40年前のことである。

   その仕事は天武天皇が亡くなったために中断されたが、第43代元明天皇がその中断を
   惜しんで、民部省の長官である太安万侶に阿礼の暗唱を書き記すよう命じた。
   この時代、平仮名や片仮名がなかったので安万呂は阿礼の暗証を漢字だけで筆録した。
   こうして出来上がったのが、「古事記」である。
   とはいえ、史実としてすべてを受け入れるのにはムリがある。なぜなら古事記というのは
   大和政権の基盤が固まって、神々と天皇家の系譜を明らかにする目的で作られたもので、
   都合の悪い出来事は捨てられ、また意図的に作られた出来事があると考えられるからだ。

   古事記に対する興味は、そこに日本古代のさまざまの人物群像を見出すことから始まる。
   神代の巻のスサノオノ命やオホクニヌシノ命、 人皇の代になってからのヤマトタケルノ命
   や雄略天皇などの形像は、ことに鮮やかに描きだされている。 また山幸・海幸の物語や
   サホヒメ・サホヒコの物語、 またカルノミコとカルノオホイラツメの兄妹相愛の悲話のほか、
   叙事詩的な挿話も多数織り込まれている。 さらに挿入された歌謡についても興味深い。

   漢字だけの原文を訓読した「書き下ろし文」が岩波文庫で出版されているが、とても難解で、
   読み進まなかったが、この現代語訳は読みやすく、古事記に親しみを持てるようになった。
                                                        以 上
   



 


読書三昧 3

2014-12-16 | その他
 

 
 古事記及び日本書記の研究 津田左右吉著  

   昭和15年(1940年)津田博士によるこの著作が皇室の尊厳を冒涜するという罪名で起訴された。
  これは戦争末期の混乱によるもので、博士の研究はそもそも出版法などに触れるものではなく、
  その研究方法は古典の本文批判であり、文献を分析批判し、合理的解釈を与えるという立場で
  ある。 「古事記」 「日本書紀」は歴史的事実としては曖昧であり、物語、神話に過ぎないという
  主張であった。 その結果、天皇の神聖性も否定せざるを得ないし 仲哀天皇以前の記述なども
  不確かであるという結論がなされたのである。 右翼や検察側は片言隻句をとらえて攻撃したが、
  全体を読めば、国を思い、皇室を敬愛する情に満ちているといってよい。。
  本文でクマソ征伐の物語、東国及びエミシに関する物語、神武天皇東遷の物語など章を設けて
  原典の記述を考証されているため、読み応えがある。  




読書三昧 2

2014-12-15 | その他
 

      1) 読んだ本の内容に入るまえに、 読書傾向について触れておきたい。
       趣味に属する「園芸」や語学に関する学習書は 読書対象から外す。
       富貴蘭とさくらそうの蔵書だけでも30冊あり、繰り返し読んではいる。
       英語、スペイン語、ロシア語、中国語、エスペラント語を若い頃から
       勉強してきたが、 英語とスペイン語以外は全くサマになっていない。
       辞書と入門書以外は押入れのなかで眠っていて、 日の目をみない。
      2)小説は、人の勧めや新聞などの書評をみて、気が進めば読む程度。
      3)好んで読む本は古代史についての本。 とりわけ古事記に関する本。
      4)日本語に関する考察や言葉と文字の研究書や論文はなんでも読む。



読書三昧 1

2014-12-09 | その他


 

 蘭舎の周囲にシルバーシートを張り、 木枯らしと西風の季節に備えた。
 来春そのシートを撤去するまで、蘭舎内の富貴蘭200鉢は冬眠させる。
 5日がかりで庭の落葉を集め 草引きと棚下の鉢への水やりをすませた。
 年内庭仕事はもうしない。これから終日部屋にこもって読書三昧に入る。




 

阿波踊り一泊ツアー

2014-08-16 | その他


    河内長野愛蘭会は阿波踊り見物のため、8月14~15日の1泊ツアーを企画。
   有志一行8名は、堺泉北の幹事宅に集合、朝8時に2台の車に分乗して出発。
   途中淡路島で鳴門渦潮観光、徳島市に入り、市内を一望できる眉山に昇り、
   6時ホテル「昴宿よしの」着、夕食後、8時に阿波踊り見物に繰り出しました。

   予約済みの観覧桟敷は「藍場浜演舞場」で、場内放送席の正面のため、
   たいへんよい席を確保できました。
   8時半開演とともに最初の連が高張り提灯を掲げて入場。単調なリズムと踊り
   であるが、華やかな 女踊りと勇壮な男踊りがフィナーレの10時半まで連ごと
   繰り広げられて盛り上がり、 時間の経つのを忘れるほど感動の連続でした。


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クリスマスローズ

2014-03-08 | その他




 


         クリスマスローズ
 
     春を待ちきれず、ひと足早くそっとうつむき加減に咲きだすクリスマスローズの花。
      その控えめな美しさや、寒さのなかでも平気で咲き続けるたくましさ、多種多様な
      花色や花形は、まさに真冬に咲く花の代表である。
      最もポピュラーなオリエンタリス・ハイブリッド系の10品種13鉢を日当たりのよい
      庭の場所で育てている。 丈夫で目立たないため、 ときどき水やりを忘れてしまう。


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              1月以来咲き続けているクリスマスローズの花を
                    撮影するため1ケ所に集合した。


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