貴望ヶ丘住宅地入り口の桜並木の法面に数年前から自生する<タカサゴユリ>
を保護育成するため、その法面のススキ・雑草の刈り取り作業を続けている。
この法面は河内長野市が管理している市有地で、従来市がこの時期に除草していたが、
数人の作業員が電動草刈機で一斉に数時間あまりでやってしまい、
ユリは一緒に刈り取られてほとんど残らないため、
私から市に申し出て、手鎌でユリを1株1株確かめながら除草してきた。
今年は7月1日から8月4日まで約一月もかけ、草刈鎌も3本新調して
作業したが、せっかく手間暇かけているのに、
昨年150株あったユリが今年は110株に減っている。
ユリはススキに負けてその数が少なくなったと思われる。
タカサゴユリを守り増やすためには、ユリの球根を締め付けているススキの
根を掘り起こし、 ユリを植え戻す作業を必要とするだろうが、
その作業は独力では到底無理なので、来年以降は放置して、
再び市にゆだねるしかないとあきらめている。
昨年のブログの記事を参考までに文末に転載した。
刈り残しているススキ。7月15日撮影。
同上
同上
ユリの株を確かめながら、除草を進める。7月10日撮影。
ススキを刈り取った後のタカサゴユリ。蕾はまだ固い。7月20日撮影。
タカサゴユリには珍しく1本の茎に蕾が3個ついている。
8月4日撮影。
草刈を完了した法面。8月4日朝撮影。
草刈を完了した法面。8月4日撮影。
草刈を完了した法面。8月4日撮影。
予想より数日はやく3輪の花がさく。8月10日撮影。
同上 8月10日撮影。
お盆を過ぎてタカサゴユリも次々と開花を急ぐ。
8月16日撮影。
8月16日撮影。
8月16日撮影。
8月16日撮影。
歩道から法面に咲くユリを8月17日午後撮影。
<18年8月28日の記事>
タカサゴユリはもともと台湾原産の外来植物で、
暖地を中心に野生化したユリです。
テッポウユリに似た花で、秋に種を蒔くと、すぐに発芽して成長を続け、
環境が適していると、翌年の夏には開花します。 種ができたあと、
球根は消えるそうですが、私は掘り起こしてみたことがないため、
確かめていません。
以下の写真は我が家の庭に咲く花ではなく、私の住む北貴望ケ丘住宅地の入り口
に近い桜並木の法面(傾斜地)に自生しているものです。
ここは河内長野市の所有地で、毎年背丈ほどにススキと雑草に覆われるため、
数年前までは初夏のころ市は電動草刈機でユリの株ごと草を刈っていました。
折角の花を保存したい思いで、私は市に申し出て、ここ数年ユリの株を
確かめながら、手鎌で草刈を続けています。
法面の傾斜はきつく、危険を伴いますが、1週間がかりで早朝に作業します。
おかげで今年は約150本のタカサゴユリを確認できました。
タカサゴユリの開花は遅く、今年は7月に着蕾し8月のお盆過ぎに白い花が
開きました。
お盆の前後に咲くタカサゴユリは、初夏に咲くテッポウユリによく似ているが、
タカサゴユリ
1)花に香りがなく 2)普通一茎に一輪咲く 3)遅咲き(8月中旬)
テッポウユリ
1) 強い香りがある 2) 茎の頂に数輪咲く 3)早咲き(6~7月)
7月はじめに刈り取ったススキが、ユリの咲くころには、もう伸びてきた
花は朝日に向かって茎に直角に咲く習性がある
蕾が開く直前にシャッターを切った
ユリの前景にある楕円形のものは松の切り株
9月4日、すべてのユリが咲き終わったあと、撮影した桜並木下の傾斜地。
路面から斜面下の田畑まで約30メートルの絶壁。
法面=傾斜地の遠景。新宅歯科医院の庭から撮影。
法面直下の田畑から見上げた写真、
法面の幅と傾斜の険しさを表現できない、9月5日朝撮影。