セッコク・長生蘭を栽培しはじめて30余年になる。 富貴蘭や山野草の栽培暦よりも数年はやい。
10年前までは毎年5月初めに愛蘭会の長生蘭展を開催し、その出展のため植え替えや株分け
などの手入れをしてきたが、展示会を中止して以来その出番がなくなり、人目にもふれないため、
約100鉢ほどのセッコク・長生蘭は屋外で年中雨風に晒されたまま、庭の隅っこの棚のうえで、
すっかり継子扱いにされてきた。 そのため作落ちしているものの、この時季花が咲いてくれる。
その馥郁とした香りを味わうため、南面する庭の一等地へ移動する手間(?)だけは惜しまない。
<セッコク・長生蘭>の作棚。約100鉢。
置き場所は庭の西端~蘭舎の前。
<セッコク・長生蘭> 開花中。
<竜馬> 梅弁と呼ぶべきか、兜咲きに近いのでそう呼ぶべきか、
とにかく丸い花である。
<昭代> 葉の羅紗地が強くなり、丸葉の小型になっているので、
<京丸牡丹>=希少品種に変化したものと見てよい。
<黄流し> 並葉に黄色の三光中斑が入る大型種。<墨流し>の系統か。
<極黄流し> 黄三光中斑の<黄流し>の斑が派手になったものだが、
その境界ははっきりしない。
<白楽天>
<杏丸>
<土佐紅花> 4月29日撮影。
<セッコク> 不詳
<清澄>
<紀州赤尾> 4月30日撮影。
5月9日撮影。