趣味の園芸

庭で育てている季節の草花や庭木、蘭など

早春の花木と草花 2

2010-02-25 | 庭木

  
   
      <福寿草>2月24日 撮影。いま10輪開花。
                     
                   
                 <松葉蘭>2月24日 撮影。鉢の底から2本の軸が伸びた。梅雨まえに摘みとって差し芽にしよう。
       
         
              

                  
                   椿の蕾がだいぶ大きくなってきた。赤い花や白い花とその混合色の花を咲き分けはじめた。

          

             
                   <オウバイ>=黄梅
                    中国原産のモクセイ科の花木。中国では迎春花の名で呼ばれている。

          
                <タツタソウ> 竜田草 2月26日撮影。
               
                     <タツタソウ> 竜田草 2月23日撮影。



         
八重のクリスマスローズ  2~3年まえまでは高価で入手しにくかったが、いまは手頃な値段まで下がってきた。



            
               <クリスマスローズ>


         
    <ユキワリソウ> 雪割草=ミスミソウ
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春蘭展の準備 1

2010-02-14 | らん

   
    今年も春蘭展の時期が迫ってきた。3月9日(火)から14日(日)まで
    大阪府立花の文化園で開催する。 平成3年以来20回目の展示会となる。
    会員宛の案内状(=出展依頼)はすでに2月9日付けで作成、送付済み。
    私も下記の4点を出展するため、その点検と準備に取り掛かっている。
    
          中国春蘭<大富貴> 1月末から花茎4本上がっている。
          うち1本は双頭花と思われる。あと1週間で開花するか。
        
          花が開けば双頭花か。数少ない荷花弁。        
        
              花茎4本とも短いのは、<大富貴>の特徴。
              それでも展示会までにもう1cmでも伸ばしたいので、
              今月末まで蘭舎よりも暗くできる床の間(=暗室)に移動中。
            

      2月27日撮影。2週間暗室に入れたため、花茎もだいぶ伸び、開花も早やまった。 

                
               2月27日撮影。蕾も膨らみ、双頭花であることがはっきりした。
 

         
             <朱鷺> 紫紅色の花で長円弁の平肩咲き。
         
             <朱鷺>花茎が3本立ちあがっている。数日前までキャップを被せていたが取り除く。

                    
                      <桃園> 春蘭のなかでも早咲き種。花は桃色、一茎に2~3輪。    
                         
                            <桃園>

     
        <帝冠>
            
               <帝冠> 長野県産。濃緑地で中垂れの葉。葉の縁に白黄色の覆輪斑が鮮明。
                  花は弁縁に葉と同じ覆輪斑を表わす。今年はじめて2本の花茎が上がっている。


<ご参考> 以下は昨年の春蘭展の会場風景のブログ記事から抜粋


   河内長野愛蘭会の春蘭展を今日から15日まで花の文化園で開催する。
   その要領は一昨日の「準備」のページで詳細を記した。
   出展者は22名、出展鉢数は156鉢で、昨年を1鉢上回る。

   
    イベントホール入り口前の掲示板
     
       会場受付と手作り蘭鉢即売コーナー
       
         会場受付2

          受付左の即売品コーナー
          
           即売品コーナー2
      
        休憩コーナーと蘭用資材売り場
     
       展示コーナー1
          
            展示コーナー2
               
                 展示コーナー3
   
      展示コーナー4
       
         展示コーナー5
                
                   展示コーナー6
                        
                          展示コーナー7
                             
                                正面席飾り展示コーナー
      
         私の展示コーナー
             
                私の出展した<帝冠>
   
     <白豊> 木下敏彦氏
      
        <満月> 辻野 勝氏
          
            <満月> 前田和彦氏
               
                  <月桂冠> 浜松勝義氏
     
        <緋牡丹> 吉村正治氏
           
            <太陽> 辻野義也氏
             
                <日輪と黄麗殿> 斉藤信行氏
                 
                    <大納言> 澤村高史氏
     
        中国春蘭一茎九花<南陽梅> 平林博和氏
        
          <月雫> 前田 繁氏
            
                  中国奥地蘭<剣陽蝶> 桑原誠一氏
                  
                     <黄嶺> 桑原誠一氏
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古典園芸植物など

2010-02-08 | 山野草など


 1)古典園芸植物とは、日本古来特産の植物で、古い昔から日本人に愛され、好き者によって伝承されてきた植物で、
   その範囲には万年青(オモト)、蘭(ケイラン)、富貴蘭、長生蘭、巻柏(イワヒバ)、松葉蘭(マツバラン)、
   細辛(サイシン)、福寿草(フクジュソウ)などに観音竹・棕櫚竹のほか春蘭・寒蘭などを加えたものです。
   それぞれその時代時代に栄枯盛衰があり、あるものは絶種となり、また新品種が生まれたりの変遷を経て
   今日に至っています。
 2)私の園芸趣味生活30年のあいだにもさまざまな思い出が去来します。
   盆栽とはまた異なった意味で楽しさがありますが、葉一枚不注意により失っても姿が変わり、価値が変わりますが、
   古典園芸植物は繁殖しますから、たとえ親は倒れても子孫が伝承していきます。そこにまた楽しさ面白さが生じる
   ものです。芽吹きしてから一人前になるまで、またその間、親に似ぬ鬼子が出たり、親以上の子が出て、その成長を
   見守る楽しさ、繁殖した品が思いもかけぬ高値で取引できたり、反対に高価で買い求めた木が枯死したり、
   また出る子が原種に戻ってさっぱり投資効率の悪い品であったり、悲喜こもごもの連続です。
   
  <福寿草> 正月に飾るめでたい花として、昔から寄せ植えや鉢物に仕立てられて鑑賞されてきました。
   厳しい寒さに耐え、雪を割って伸びだした大きな蕾は力強く、正月を祝う気分によくあっています。
   元旦草、朔日草、賀正草,福神草、福徳草,報春花など新春に因んだ多くの別名があります。
   福寿草の名がはじめて現われるのは、「花壇綱目」(1681年)の「春草の部」で、栽培法についても
   言及されています。福寿草の園芸品種については、江戸末期の「草木奇品家雅見」(1827年)や
  「本草要正」(1862年)に168種が紹介されています。
   
               2月8日撮影。       
                  
                          2月8日撮影。

    
            2月17日撮影。(2株の脇から3株発芽して開花。花弁の色も黄色から黄金色に変化)
            乾燥を防ぐため、湿ったミズゴケを置く。            
              
                  2月17日撮影。福寿草<金閣>

 
  <松葉蘭> マツバランはシダ植物のなかでは最も原始的なもので、世界の熱帯・亜熱帯に分布するが、
   わずか1属2種が知られているにすぎない。形態が非常に珍奇な植物で、根や葉に相当するものがなく、
   地上茎は二股に分岐して長さ20㌢前後となり、葉が退化した鱗片状の多数の突起がある。地下茎も
   二股に分岐して軟毛が密生している。花は咲かず、地上茎の突起に直径2ミリくらいの胞子嚢をつける。
   栽培は江戸中期にはじまり、天保7年(1836)に出た「松葉蘭譜」に60品種の彩色図か掲載され、
   122品種についての解説がある。

       
         
          
               松葉蘭<錦玉>

    
    <富貴蘭> 江戸時代の文化・文政(1804~1830年)のころから観賞用として栽培され、
     ブームを断続させながら今日にいたっている。
     安政2年(1855)には、「風蘭見立鏡」と題したいわゆるフウラン番付表がつくられ、
     118の品種が記録されている。
     珍品や貴品には、金や銀の金網がかぶせられ、黒檀、紫檀の台に載せられて出品されたという。
     フウランを鑑賞するときは、息がかからないようにと、鑑賞者は白い懐紙を口にくわえなければ
     ならなかったそうだ。
     趣味人だった将軍家斉がフウランの収集家であったことから、諸大名もそれにならい、
     全国から珍しい品種が集まったようだ。したがってフウラン作りは”大名園芸”と呼ばれてきた。

     以下の4品種:<兜丸> <十二単> <瀬戸の剣> <立司殿>  
     は先日の大和愛蘭会主催の交換会で入手したもの。
       
         
             
                   
                      富貴蘭<兜丸>
     




                富貴蘭<十二単>
     

          
                   富貴蘭<瀬戸の剣>
 
       
            
                 富貴蘭<立司殿>
  

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