【おまけ】
2013年の12月25日、 仲井真氏は東京の首相官邸で安倍首相と会談し、一連の約束を取り付けていた。
内閣改造後に「沖縄米軍基地負担軽減大臣」の肩書きが付く菅官房長官も同席していた。
まさに後の菅官房長官の肩書き予見させるような見出しの朝日新聞は、そのときの会談の模様を次のように報じていた。
朝日新聞 2013年12月25日14時46分
会談に臨む安倍晋三首相(左)と仲井真弘多・沖縄県知事=25日午後、首相官邸、越田省吾撮影
安倍晋三首相は25日午後、沖縄県の仲井真弘多(ひろかず)知事と首相官邸で会い、新たな基地負担軽減策について説明した。在日米軍基地に環境調査に立ち入れるようにする特別協定に向けた交渉開始で日米間で合意したことや、米軍牧港補給地区(浦添市)の返還前倒しに向けた防衛省作業チームの設置などが柱だ。
仲井真氏は米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の移設先となる名護市辺野古の埋め立て申請を近く承認する方向で最終調整している。会談では「きちっとやっていただいたことを受け止めて、これらを基礎に承認・不承認をあと2日で決めたい。最終的に27日ごろだ」と応じた。
首相は会談で、県側が「5年以内の運用停止、早期返還」を求めている普天間に関しては「危険性除去は極めて重要との認識を知事と共有している。努力を十二分に行う」と伝えた。普天間に配備されている米新型輸送機オスプレイをめぐっては、訓練の約半分を沖縄県外の複数の演習場で行うために来年度予算案に調査費を計上し、防衛省に作業チームを設けることを説明した。
さらに首相は、県側が「7年以内の全面返還」を求めている牧港補地区では、防衛省に作業チームを設け、返還までの期間を最大限短縮することを目指す考えも明らかにした。
首相はこれらの負担軽減策に加え、振興策として来年度予算案に概算要求を上回る沖縄振興予算を計上したことや、2021年度まで振興予算を毎年3千億円台とするよう閣議で指示したことも仲井真氏に説明した。
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この記事を読む限り特に朝日の悪意を読み取ることは出来ない。
だが、会談の後行われた仲井真知事の記者会見の模様を報じた朝日報道の後、沖縄2紙の態度が急変する。
些細な言葉尻を取り上げ仲井真知事へ敵意を露に攻撃の牙を剥き出しにした。
仲井真攻撃のため沖縄2紙が取り上げた「言葉尻」が一年後の知事選の命取りになるなどとは、神ならぬ身の仲井真氏は夢想だにすることは出来なかった。
問題の記者会見を、朝日はこのように報じた。
仲井真知事「いい正月になる」 沖縄振興予算を評価 朝日新聞
2013年12月25日14時46分
安倍晋三首相は25日午後の仲井真弘多(ひろかず)・沖縄県知事との会談後、首相官邸で記者団に「政府としてできることはすべて行っていく。日米地位協定は1度も改定が行われていない。改定交渉すら行われなかったが、交渉することで合意できた。しっかり結果を出していきたいと決意している」と述べ、沖縄の基地負担軽減に取り組む考えを改めて示した。
仲井真氏も記者団の取材に応じ、首相による基地負担軽減と沖縄振興予算確保の説明について、「有史以来の予算だ。長年の基地に絡む性格の違う内容のものの解決をお願いしたら、早く取りかかっていただいて前に進み始めた実感がある。いい正月になるというのが実感だ」と語った。
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>「政府としてできることはすべて行っていく。日米地位協定は1度も改定が行われていない。改定交渉すら行われなかったが、交渉することで合意できた。しっかり結果を出していきたいと決意している」と述べ、沖縄の基地負担軽減に取り組む考えを改めて示した。
確かに日本政府は沖縄側から日米地位協改定の話が出るたび解釈・運用で対応するとし、改定交渉すら行われなかった。
最高責任者の口から日米地位協定の交渉をするという約束を取り付けたことは、これまでの地位協定の閉塞感に風穴を開けたとして、知事としては快哉を叫びたいところだ。
さらには県民の願いである「基地負担軽減」についてもできることは全て行っていく、との約束を取り付け、おまけに予想以上の振興予算を確約してもらったのだ。
仲井真知事が、盆と正月が一緒に来たような高揚感で、思わず「いい正月になる」と口走ってもおかしくはない状況だ。
新たな基地負担軽減策については、在日米軍基地に環境調査に立ち入れるようにする特別協定に向けた交渉開始で日米間で合意したことや、米軍牧港補給地区(浦添市)の返還前倒しに向けた防衛省作業チームの設置などが柱だ。
首相は会談で、県側が「5年以内の運用停止、早期返還」を求めている普天間に関してはこう述べている。
「危険性除去は極めて重要との認識を知事と共有している。努力を十二分に行う」と伝えた。普天間に配備されている米新型輸送機オスプレイをめぐっては、訓練の約半分を沖縄県外の複数の演習場で行うために来年度予算案に調査費を計上し、防衛省に作業チームを設ける」
首相はさらにこうも説明している。
>政府としてははこれらの負担軽減策に加え、振興策として来年度予算案に概算要求を上回る沖縄振興予算を計上したことや、2021年度まで振興予算を毎年3千億円台とするよう閣議で指示したことも仲井真氏に説明した。
一年の仕事納めを数日後に控え、仲井真知事が「よい正月を迎えられる」と思わず口走っても誰もとがめることは出来ないはずだった。
ところが翌26日の沖縄タイムスは社説で次のような罵詈雑言を浴びせた。
「仲井真弘多知事は、まるで別人のようだった。菅義偉官房長官が作ったシナリオの上で踊らされているパペット(操り人形)のようにもみえた。」
「石破茂自民党幹事長が、県関係国会議員5人を従えて記者会見したときもそうだったが、それをはるかに上回るおぞましい光景だった。 知事は、辺野古を金で売り渡すつもりなのだろうか。」
まるで申し合わせでもしたように同じ26日の琉球新報社説も同じ論調で仲井真氏を扱き下ろした。
「予算編成後のここで埋め立てを認めれば、沖縄はカネ目当てという印象を全国に刻み込む。知事は後世に恥じない判断をしてほしい」
話しを冒頭の居酒屋のカウンターに戻そう。
裏事情に詳しいS氏によると12月26日こそ、沖縄タイムスと琉球新報が阿吽の呼吸で「打倒仲井真知事」のため「よい正月」をステマに使用すると合意した出発点だという。
両紙はその時点で、仲井真氏の埋め立て承認は予測しており、11月の知事選には仲井真氏と「オール沖縄」の翁長氏の一騎打ちを想定し、ステマとして感情に訴える「金で沖縄を売った男仲井真」の印象操作に全力を尽くすことになる。
実際、選挙戦になってからも理論で対抗する仲井真陣営に対し、「公約破り」「裏切り者」などに混じって「金で沖縄を売ってよい正月と口走る男」のイメージは「悪事千里を走る」の例えのとおり、一気に有権者の隅々まで浸透していくことになる。
ところで仲井真知事の「よい正月」発言をテレビ朝日はどのように報道したか。
【テレ朝動画】仲井真知事「良い正月に・・・」辺野古埋め立て承認へ
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フジロックってまだ行ったことないけど 話ではファミリー層がゆっくり見れるフェスと聞いていた。 しかし、 先日のクラフトワークが 「フクシマ」「放射能」とか歌ったり 個人的には いわゆる左翼系の大型イベントみたいな 印象が今年でついてしまったな。
元スレ:https://ai.2ch.sc/test/read.cgi/n
安倍総理大臣と沖縄県の仲井真知事が25日に会談し、普天間基地の移設に必要な名護市辺野古の埋め立てについて、知事が27日にも承認する意向を固めました。
政府と沖縄県の最終交渉で先週、沖縄県側は「振興予算」の拡充や普天間基地を5年以内に運用停止、オスプレイの県外配備など沖縄の負担軽減を求めていました。これに対し、政府は24日、振興予算を沖縄の要望通り毎年3000億円台を確保することを表明。そのうえで、安倍総理は25日に仲井真知事と会談し、沖縄の負担軽減について具体案を直接、伝えました。その中身は、普天間基地等の返還計画を前倒しできるよう「防衛省に作業チームを設けて検討」することや、オスプレイの訓練について「24機のうち半数程度を県外で行う方針を固める」こと。さらに、日米地位協定を補足する新たな協定の締結に向けて協議に入ることで、アメリカ側と合意しているということでした。
安倍総理大臣:「日米地位協定について言えば、五十数年たって一度も改定が行われていない。(米側と)交渉を行うことで合意できました」
沖縄県・仲井真知事:「これは良い正月になるなぁというのが、私の実感です。あさってあたりまでに間に合うように、(辺野古埋め立ての)承認・不承認を決めたいと思っております」
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テレ朝の動画を見ても筆者は、仲井真知事の「いい正月」発言に特に違和感を感じないが、翌6日の沖縄タイムス、琉球新報が足並みを揃えて「金で沖縄を売った仲井真知事」という虚像を県民の情緒的感情に訴えていく。
そして、この阿吽の呼吸のステルス・マーケティングで、沖縄2紙が仲井真知事を「想定外」の落選に追い落とすことに成功していく。
オピニオン面に一般投稿7本(児童生徒の「ぼくも私も」など除く)。
「自民裏金対策 抜け穴だらけ」の豊見城市・大山隆さん(84)は、1月10、24日、2月8、21日、3月6日、4月1、17日、5月6、21日、6月5、19日、7月6、20日、8月4日に続き今年15回目の掲載。
「米大統領選 分断解消を期待」の那覇市・高江洲重雄さん(56)は、1月14、28日、2月9、22日、3月7、26日、4月21日、5月7日、6月20日、7月19日、8月2、16日に続き今年13回目の掲載。
「ジュークボックスの思い出」の宜野湾市・大城隆史さん(69)は、1月4、17、20日、2月4、20日、3月5、26日、4月9、23日、5月7、21日、6月3、17、29日、7月21日、8月3日に続き今年17回目の掲載。
「世の不条理にもっと怒ろう」の大阪市・阿部仁さん(42)は、1月12、27日、2月10、28日、3月21日、4月5、20日、5月4、31日、7月4、20日、8月3日に続き今年13回目の掲載。
「投稿3千本掲載 達成間近に」の宜野湾市・伊良波幸政さん(83)は、1月30日、2月18日、3月2、4日、4月3、17、21日、5月2、5、26日、6月20、30日、7月13、30日に続き今年15回目の掲載。
「囲碁の竜星戦 持ち時間1分 脳を活性化」の那覇市・具志堅政福さん(87)は、4月6日に続き今年2回目の掲載。
「唯一無二の名声優にささぐ」の豊見城市・渡真利善朋さん(55)は、1月9、22日、2月6、19日、3月14、19日、4月7、21日、5月5、28日、6月13、26日、7月10日、8月1日に続き今年15回目の掲載。
カギカッコは投稿欄における見出し。
「投稿マニア」を否定はしないが、新聞はブログじゃないんだから、常連の投稿を並べただけでは、編集担当者は仕事をしたことにならない。
以降は、敗訴確実な訴訟の連発,過激派活動家や暴力団以上の逮捕者を出しながらメディアはいっかさい報じなかった巨悪の関生などが闊歩して辺野古の海や道路を塞いでしまう自体となりました。
返す返すも残念なのは、仲井真氏が名誉毀損、損害賠償の民事訴訟を躊躇してしまったのかという事。
今や二紙は朝日新聞、共産党の赤さえ右に見える偏向が続くようにな立ています。
仲井真氏の最近は公の席には御呼びがきらないとか。