折り返し点

折り返し点。

ランナーにとって、レース場にあるこのポイントは精神的にも肉体的にも大きな意味を持つチェックポイントである。

昨夜は、プロ野球界もシーズンの折り返し点。
後半戦を占う大事な一戦が各地で繰り広げられた。

そんな大事な試合へのご招待券が、天から突如舞い降りてきたので
水曜日の強化練習をすっぽかして、嬉々として出掛けていった。

いつもは走って行くその道を・・・・
今日の足は、何とこれ　　↓

　　　　　　　　　

誘ってくれたラン友は、バイク野郎でもあったのだ。
退社後、最速で聖地に着地する最善の足はこれしかない！と、強く主張され・・。

二輪の後部シートに座すのはティーンエイジャーの頃以来。

甲子園が呼んでいる！とばかり、阪神高速を時速１３０キロで飛ばす、おっさんライダー。
ひえ～～、（２００６年の落合竜より、久保田劇場より）怖い～～。
「降ろして～。降りて自分で走るぅ！」と、叫ぶ声を風がさらって行く。

甲子園の照明灯が見えた時、「ああ、生きてて良かった。」と本気で思ったわ。
ヘルメットを脱ぎ、痺れた足、腰、手を伸ばしていると、球場内からどよめきが！
急いでラジオをつける。
鳥谷君、先制タイムリー！
あかん！急げ！　

♪SANDSTORM　が流れちょる。



そして、まるで私の到着を待っていたかのように、金本さんの２１号ツーラン。
しばし呆然のわたくし。
全身は鳥肌。瞼はウルウル。
痛みをこらえて、踏み込んだ一発。
心配していた私達に「大丈夫だから！」というメッセージを言葉ではなくバットで投げ掛けてくれはったんや！
ほんとに何て素晴らしい方なんだろ・・・。
もう、このＨＲだけで今日は充分。仮に負け試合であっても満足。来て良かった～。


でも、今日は絶対に勝つだろう。
だって、金本さんの「気迫の一撃」を目の当たりに見て鼓舞されない選手はいない！

予想通り、みんな頑張ってくれた。
下さんは先発の仕事をきっちりとこなし、赤星は一番バッターとして、鳥谷、林はクリンナップとして、しっかりと働き、すべての選手がみな、自分の持ち場の働きをしていた。
スクランブル登板のダーウィンも含めて、救援陣も完璧。
いい試合だったけれど、それよりも「ええいチームやなぁ。」という印象が強かった試合。
当然、お立ち台はこのお方。

　　　　　　　　　　


　　　　　　　　【勝利のサインボールを投げ入れる金本さん】
　　


この日のお席は１塁ボックス席８番という好位置。

グラウンドがこんなに近く、１塁塁上の金本さんの息吹が聞こえそうなくらい。
神々しい後姿。何を考えていらっしゃるんだろ。
この後、林くんのタイムリーでホームベースまで激走しはるんだから。
　　


勝利の六甲おろしを高らかに歌い、喜色満面。


「ほな、帰ろか。」となって、思い出した。

が、がが～～～ん。


またあの恐怖体験をするのか！
「帰りは～、阪神電車が一番や～！」と言いたいのを抑えて、
「帰りは急ぐ旅でもなし、地道でゆっくりいきましょね。」と、低姿勢で哀願してみる。


「シーズン折り返し点」
金本さん、暫しの休息、お身体充分にケアしてくださいませ。
トレーナーさん達は、フル活動で治療にあたってください。
若虎たちは、休まず練習やで。


それと、落合さん、オールスターでは、
球児の使い方には、くれぐれも気ぃ使ってや！


「折り返し地点」
ところで、市民ランナーの皆さん。
レースの折り返し点で思う事は？

　　　Ａタイプ．　やった～、あと残り半分や～。

  　　Ｂタイプ．　うっへ～、まだ半分もあるんや～。

　　　Ｃタイプ．　その他

　　集計採ってみたいわ～。