虎っ娘ランナーのランニング日誌

マラニックバッグにタイガースメガホンをさして国道2号線を西へひた走るランナーを見かけたら・・・、それは私です。

高野山町石道

2011年05月11日 | ランニング

「何処へ走りに行っても良いけど打ち上げは参加しないで帰ってきて下さい。」と言って送り出された母の日。
徘徊していたお山は高野山、町石道だった。
町石道とはふもとの慈尊院から高野山へ通じる表参道の事で、
   開山の折に空海が木製の卒塔婆を立てて道標にしたという。
鎌倉時代に朽ちた木の代わりに1町(109m)毎に石造り五輪塔形の町石が建てられたらしい。
実はここのトレイルコースは大好きなルートのひとつ。気に入っている理由は二つ。
登り基調で急な下りがない事。
道に迷う心配が皆無である事!
だって梵字の刻まれた町石が優しくナビゲートしてくれるのだもの。 
           

これもお大師様のご恩です。
下り苦手&方向音痴の私にはまさにうってつけのコースなのだ。
片道20キロの道程には二ツ鳥居や袈裟掛け石など弘法大師伝承スポットも数多く、それらを逐一調べて巡るのも一興かと。
   

  【二ツ鳥居】と【袈裟掛け石】これをくぐるとご利益があるとか。

また随所に紀ノ川が一望できる絶景スポットがあり疲れた脚への癒し効果は抜群だ。
収穫の秋に辿れば落下した柿や蜜柑を拾い喰いできるというオプションもある・・・
(これは秘密だが・・。)
最後の厳しい登りを終えたら朱塗りの大門が堂々たる体躯で出迎えてくれる。
        

毎度の事ながらこの威容が達成感を倍増させてくれるのだ・・・・・。
まるで町石道伝道師の如く褒めまくってしまったがそれ程お気に入りのルートなのだ。
この宣伝記事に洗脳された方あれば近日中に是非ご一緒いたしましょう!

        
高野山には笠が似合う。今季初の笠ラン。笠地蔵連4人衆集合の図。