虎っ娘ランナーのランニング日誌

マラニックバッグにタイガースメガホンをさして国道2号線を西へひた走るランナーを見かけたら・・・、それは私です。

お遍路旅

2011年04月11日 | ランニング

四国八十八ヶ所のお遍路道は距離にして1100キロ。
全札所を歩いて巡ると約50日かかると言われている。
以前ちらりと触れた
          「死ぬまでにやりたい事ラインナップ」

には、「四国八十八ヶ所を走って巡る!」という項目が既にランクインしている。
一遍には不可能なので「区切りウチ」(何回かに分けて札所を巡る)で始める事となるだろう。
その下準備の為にと、某旅行者が企画した「四国八十八か所お遍路の旅」に参加してきた。
お遍路を発心した人の想いは百人百様。
堂々巡りの悩みを抱えている人、病を克服したい人、新しい自分を見つけたい人、安らぎを求めている方、修業の為に歩く方、人生の区切りを迎えた人etc。
そういえば今この時、国難打開の舵取りという重責を担っていらっしゃるあの方も数年前に行脚されたとか漏れ聞く。
何かを得とくして帰って来られたのだろうか。その智慧は今のリーダーシップに活かされているのだろうか・・。甚だ疑問。
私の発心にも様々な思い入れがある・・・・・・。というかもちっと広い心根を持ちたいな~と。

ツアーでは1番札所の霊山寺から6番の安楽寺まで6つの札所を先達さんの解説付きで案内してくれる。
         
            【旅立ちの寺、一番札所霊山寺、多くの参拝者で賑わっていた】

       【温泉の出る宿坊として人気の6番札所、安楽寺】


初心者向けにお遍路の心得から作法、必要な備品の説明まで丁寧にご指導してくださる先達さん。
我々を担当してくださった先達さんは殊のほか素晴らしいご仁であった。
厳しさの中にも慈しみの心を感じる物言い、威厳ある物腰、行き届いた目配り、気配り。
お遍路を何巡もされ、徳を積まれた方とはこういう人を言うのかと、得心したほど。
この方のご指導の元、各札所では大師堂と本堂の前でそれどれ1回づつ経本に従って読経を勤める。
初めはつっかえながらの読経であったが、ド素人でも回を重ねれば次第に上達していくというもの。
 【満開の桜の元での読経は感慨深かった】
しかもお勤めを終える度に心が満たされて気持ちが穏やかになっていくから不思議だ。(こんな性悪の私でもっ!)
今回は入門編故バスでの移動だったが、それでもすっかりお遍路の魅力に囚われて帰ってきた。
やはり自分の脚で巡りたい!の思いは更に増幅された感あり。
今回のバスツアーはお遍路導入旅としては本当に至れり付くせりのコンテンツだった。
添乗員、納経補助員、バスカガイド、ドライバー、お遍路の先達さんの5名体制で懇切丁寧にサポートしてくださる上、
経本、ろうそく、お線香、収め札付き。
すべての札所の門前までバスで乗り付けてくれはる。
       
昼食には豪華なお弁当とお茶まで。
これで料金は何と      2,980円也!!   
超リーズナブル!!

ほとけさまのお言葉を学び、お大師様の温もりを感じた癒しの旅。
これであのtacocoさんの顔が奇跡的に慈愛に満ちたものになっておれば・・・・・・。
誰もがお四国まんだらワールドに浸りたいと思うでしょう!
次回、お会いする機会あればそこんとこチェック宜しく。