虎っ娘ランナーのランニング日誌

マラニックバッグにタイガースメガホンをさして国道2号線を西へひた走るランナーを見かけたら・・・、それは私です。

四万十便り

2010年10月20日 | ランニング

4回目の四万十ウルトラ旅。
今回もまたまた、「爆笑でグルメで至れり尽くせりでおまけに格安!!」
というキメラバスツアーでの参加。
往きのバス車中では主催者二人組による漫才さながらの爆笑トークがレースへの緊張感をほぐしてくれる。
そして、興行主が「讃岐で一番ダシが旨い!」と絶賛する讃岐うどん店に立ち寄り
絶賛のうどんに舌鼓を打つ。

今回のレースは、『四万十を楽しむ!』がその最大目標。
前回地獄を見たレースはこりごりとばかり、今年は記録より順位より記憶重視!
「貴様そうやって易きに流れるのかっ!」という内面の声など一笑に付す事にする。

キメラツアーバスで楽しんだ後は60キロのスタート地点に移動。
そこでは60キロ前夜祭の大歓迎が待ち受けていた。
  


地元婦人会の方々の手作りのご馳走に子供達の太鼓の演技、地元の名産品が当たる抽選会etc。
まさに村を挙げてのご接待だ。
生ビールは2杯まで無料、料理は持ち帰りを促されるほどふんだんに振舞われた。
ビール無し、少ない料理に大勢が群がりあっという間に無くなったという100キロの部の前夜祭とは雲泥の差かと・・・。
かくして前夜祭から既に「四万十を楽しむ!」の目標の大部分を達成した感あり。
そして肝心のレースである。
60キロの部のスタートは10時。
100キロの部の方々が早暁既にスタートを済ませたであろう頃にむくむくと起床し、ゆったりと出発準備を始める。

年代別入賞を目指して緊張感バリバリだった昨年とは大違いの笑顔でのスタート。
ほどなく100キロランナー達と合流する。
数名のラン仲間と出会い声を掛けて追い抜く。そりゃそうだ。
既に40キロを走破してきた彼らと違ってこっちはまだ走り始めて数キロだもん。♪

昨年はフルマラソンさながら駆けながら給水した各エイドでは立ち止まってしっかりと給水を摂る。
昨年1時間48分で通過した21キロ地点を丁度10分遅れの1時間58分で通過。
中継地点のカヌー館でもおにぎりと味噌汁でたっぷりと栄養補給。
風景を愛で、沿道の村人達の声援に手を振り、レースを記憶に刻んでいく。
待望のK氏の私設エイドでは昨年封印した生ビール始め、居並ぶご馳走をたらふくいただいた。
そして迎えた43キロ地点。
昨年熱中症&両脚の痙攣で救護班のお世話になった地点だ。
給水ばっちり、栄養補給満点、ビールドーピング済みの脚が感慨深い思いで颯爽と駆け抜ける。
痙攣と歩きを繰り返し地獄だった昨年のラスト17キロを、全てのエイドに立ち寄りしっかりと給水&休憩をして淡々と走り抜ける。
そして昨年よりも7分遅いタイムで笑顔のゴール。
(結果それでも順位は昨年同様の年代別4位だった。)
あまりの長さと辛さと痛さに泣いた初100キロ。
アクシデントに泣いた初60キロ。
笑顔でゴールした初めての四万十だった。
       
日本3大清流の1つと言われる四万十川。
この麗しき風景を地元の方々の暖かいおもてなしと共に堪能させていただいた秋の一日。
やっぱりレースは苦しむよりも楽しまなきゃねっ!
野球中継の入らないエリアに居てヤキュから隔絶され、観戦しておれば恐らく立ち直れない程のダメージを受けていたであろう試合を回避できた幸運。
それも相まってほんまに素晴らしき二日間だった。

来年の目標は100キロを楽しく完走できる脚を創ってエントリーする事!かな。

今年も沢山いただいた応援FAX、激励メール有難うございました。
そして楽しいツアーをコーディネートいただいたキメラさん、たけちゃん、まりもさんにも大感謝です。