虎っ娘ランナーのランニング日誌

マラニックバッグにタイガースメガホンをさして国道2号線を西へひた走るランナーを見かけたら・・・、それは私です。

阿波でアワ吹く

2010年04月26日 | ランニング

ランナーの皆様!
大事なレース前はしっかり練習してちゃんと節制いたしましょう!

レース直前の四日間一歩も走らず、カーボもスルー、禁酒もなし。
すべてのタブーを犯しまくって出場した試験的レースの結果速報!!
こんなん出ました~。

タイム的には。
万全を期して本気モードで臨んだ東京マラソンに遅れる事僅か69秒。
しか~し!
そのレース内容たるや惨憺たるものであった。

レース当日はこれ以上ないほど最高のマラソン日和。
おまけに、四日間走っていないサラピンの脚は軽快。
スタート直後から、キロ5分10秒前後をキープしながら慎重に快調にレースを運ぶ。
ハーフ地点を東京マラソン時のタイムよりも4分も速く通過する。
実はこの展開に、早くも腹の中では密かにほくそ笑んでいた。
 「やっぱ、あんなに辛いカーボローディングなんて無意味やったんや!」
 「レース前禁酒なんて、ちゃんちゃら可笑しいやっ!」
 「練習だって走りすぎは良くないんちゃうん。」


と。

そんな笑いを吹き飛ばす悪夢が襲来したのは25キロ地点過ぎ。
両脚が突然、鉛をぶら下げたように重くなる。
え~~~っ。何これ?かつてない感覚。
局所的な脚部の痛みで辛くなったレース経験は幾度もある。
が、今回のダメージは痛みはどこにもなくただひたすら脚が重いだけというもの。
カウンターパンチでやってきた急激な脚の重みは以降15キロもの間、ボディーブローのように、鈍った身体を攻撃し続けた。
痛みだけなら、お産を経験した「女」には耐えられるのだ。
だがしかし、両脚に錘を付けて延々と走るこの苦しさだけは耐え難かった。
歩きたい、歩きたいよ~。いや、絶対歩いちゃダメっ!
極限状態の葛藤の中、せめてエイドでは歩きながら給水する事を自分に許容
して、亀のように歩みを進めていった。
前半の貯金を見事に食潰しての断末魔ゴール。
乳酸が溜まりまくった脚とはこういうモノかと思い知った次第だ。
もう少しで阿波の地でアワ吹いて倒れるとこだったよ。
         

それでも、喉元過ぎれば・・・・・・。あの苦しみは一体何処行ったの?
徳島マラソン名物、ゴール後のバンザイ連のご接待で笑顔で完走バンザイに興じる
懲りないランナー達。


「たかが69秒、されど69秒。」
以上取り急ぎの治験マラソン走行記でした。
後編は、この大会の素晴らしさと共に、すっかり魅了された徳島県人とを褒め倒す「徳島マラソン記」です!!
ああ~、ほんまにすんばらしい大会だったのですからっ!