虎っ娘ランナーのランニング日誌

マラニックバッグにタイガースメガホンをさして国道2号線を西へひた走るランナーを見かけたら・・・、それは私です。

「傷側」マラソン

2010年02月08日 | ランニング
木津川マラソン。
それは、姫1号が二回目のフルマラソンで母の記録に肉薄する運命のレースとなる
はずであった・・・・・・・。

初マラソンで「30キロの地獄っていったい何?」
との憎たらしい笑顔でサブフォーデビューを果たしやがった姫。
だが、マラソンを舐めきったその「ツケ」は約一ヶ月後にやってきた。
宣告された「疲労骨折」「マラソンに向いてない!」「走るのやめなはれっ!」
の無情の医者診断。
まるまる3週間、完全休足を余儀なくされ、レース五日前やっとこさの練習再開。
それでも脚引き摺ってるし~。
「やっぱりレースは止めた方がいいかもね・・・。」
との周りの意見を尻目に「DNSはしない!」「走れる所まで頑張るっ!」
と言い張る馬鹿っ娘。この強情さ。どこかの誰かに似てる?
自身の事では天衣無縫でも人の事ではやたら心配性になる母に天からの采配?
故障でDNSのラン仲間から木津川マラソンのゼッケンが回ってきたのだ。
折りしも、この週はマジレース東京マラソン対策の30キロ走をする計画でいた。
賛否両論ある「代走行為」だが、今回ばかりはその恩恵に浸らせていただくことに。
代走行為反対派の方にはけしからん!とお叱りを受けそうですが、
自己責任で事故のないように慎重慎重に走りましたので平にご容赦を・・・・・・。
題して、【故障明けの姫へのセコンド兼30キロ練習会!】
   
そんなこんなの多彩な思いを秘めてスタートした第27回木津川マラソン大会。  
                    


レース前、「キロ5分半で引っ張ってね~。」
とのたまう姫はランナーのご多分に漏れない大嘘つきだった。
スタート直後から若気の至りで飛ばしまくる、飛ばしまくる。
約束を守ってきっちり5分半を刻んで走る真面目な母を尻目に、その後姿はだん
だんと遠くなる。
折り返しでやっと見かけた時に、「あんたっ。飛ばしすぎやでっ!!」
と叱りまくるのが唯一のアドバイスだった。

予定通り30キロでリタイアしたtacocoさん。
東京マラソンへのペース走としては良い練習が出来たと大満足でゴール地点に
戻ったものの、気に掛かるのは姫の事。
ハーフの通過タイムから推測するとイーブンペースなら3時間50分以内の自己新で
ゴールするはず。
だが故障明けのあの脚でそれを期待するほどフルマラソンは甘くない。
きっと今回こそ30キロの地獄を経験している事だろう。

ゴール地点で今か今かと待ち受けること既に数十分。
待ち人の姿は中々現れない。刻一刻と時を刻む手元の時計。
やはり「最悪でもサブフォー。」は酷な願いだったのだろうか。
途中潰れて歩きまくっているのでは・・・・・・・・。

と、観念した矢先、苦しげな表情でその姿はやってきた!!
公傷明けの心配した脚を引っさげての完走!それだけでも褒めてやるわ。
しかも、そのタイムときたら。
ガンタイムではサブフォーならずも、公式のネットタイムでは。







         3時間59分32秒!!

この滑り込みド根性こそ我が家のDNAか・・・・。



「サブフォーってやっぱりすんごいしんどい事やねんな~。」
走り終わった後、やっと吐いたランナーとして普通の感想。

そやけど月間走行距離20キロでその言葉吐くなよな~っ!
東京マラソン前のカーボ&禁酒、やるの益々あほらしくなってきた母であった。
ともあれ無事レース完了。
ご心配くださったラン仲間のみなさんありがとうございました~!!