虎っ娘ランナーのランニング日誌

マラニックバッグにタイガースメガホンをさして国道2号線を西へひた走るランナーを見かけたら・・・、それは私です。

京都妖怪マラニック。

2009年08月10日 | ランニング
TOKKというフリーペーパーがある。
阪急電鉄が発行している沿線情報誌だが、これの8月号をザッピングしていたら、
「京都の妖怪スポット」という面白い特集記事を発見した。
面白そう。行きたいな~。とっさに閃いた。
点在するこのスポットをぜ~んぶ、脚で廻ったら面白いかも!
幸いにも、我がレディース京都支部にはMとWという頼もしき若頭がいる。
早速そのうちの一人Mちゃんにミッションを伝える。
「へいっ。ガッテンだいっ!」って感じでその日の夜にはルート、計画ばっちりのマラニック企画を練り上げてくれた。

題して「京都妖怪マラニック」。

私が気まぐれに思いついてからたった1週間後の開催日。
急な企画にも拘らず集合場所に馳せ参じた者は何と14名!
恐るべしこの集合率。恐るべし、Rランレディース!

コースはざっとこんな感じ。
JR京都駅、集合。嵯峨野線で嵯峨嵐山駅へ。
嵯峨嵐山駅-清滝トンネル・試峠(心霊スポット)-蚕の社(珍しい三本足の鳥居)-大将軍商店街(妖怪ストリート・妖怪ラーメンで昼食)-晴明神社・一条戻り橋-御所-鴨川-六道の辻(幽霊子育飴)-五条楽園(高瀬川)-京都駅。約23km。
番外編で嵯峨野線に乗る電車賃がないからと、8時に京都駅に集合して雨の中を嵐山まで15キロほど走った者が3名ほどおったそうな。誰とは言わぬが・・・・・。

今日は小雨交じりの曇天という絶好のマラニック日和り!
(炎天下よりずっと良い!)
総勢14名が往く妖怪スポット巡り、、最初の訪問場所は京都きっての心霊スポット
試峠。
首なしライダーが現れるとか、峠に立つミラーに姿が映らないとその日のうちに死ぬとか、おどろおどろしい逸話を多く持つスポットだ。おお、怖っ!
ここでお持ち帰りの悪霊は大覚寺の蓮の壮麗な眺めでお祓い。
その後、向かうは、本日のメイン大将軍商店街。
平安京の時代、妖怪(付喪神たち)の通り道であった一条通りにあるこの商店街では、2005年から、「妖怪ストリート」と銘打って町おこしに取り掛かったそうな。
   
 愛嬌のある妖怪達が居並ぶ各店の軒先。
これを巡るだけでも相当に楽しい。
妖怪マラニックの昼食は当然商店街話題の妖怪ラーメンだ。
         
紫の麺(クチナシで染めた)、真っ黒なスープ(竹炭入り)に浮かぶひとつ目小僧(実はピータン)に血が滴る(実はパフリカ)。
グロテスクでインパクト強いこの作品は妖怪ストリートにぴったり。

お腹を満たした脚は順調に計画スポットを巡り、最後の立ち寄り地。

       
昔昔、子を宿して死んだ女が夜な夜な飴を買いに来てはその飴で子を育てたという言い伝えがベース。この話は落語にもなっている。
妖怪マラニックのお土産はここの幽霊子育て飴(500円)。
お土産もゲットして悪霊に採りつかれる事もなく無事ゴール。

妖怪が妖怪巡ってどうすんねん。
などといううるさい声を抹殺して、行楽客で賑わう観光地を闊走したレディース&その下僕達。あ~、楽しかった!
また、何か楽しいラン計画しよっと。

ありがとう、最高の企画をしてくれた若頭Mちゃん。
ありがとう、汗だくランナー大挙乱入でも心良くもてなしてくれたラーメン店店主様。

そしてそして、何よりもありがとう!!情報提供してくださった阪急電鉄様。

阪急沿線をご利用いただく為のこのフリーペーパーの情報。
ああ、それなのに・・・・・・。
このご一行様は只の一度も阪急電車に乗っておりませぬ。

ごめんなさ~い。
妖怪よりも恐ろしきかなランナー集団。