虎っ娘ランナーのランニング日誌

マラニックバッグにタイガースメガホンをさして国道2号線を西へひた走るランナーを見かけたら・・・、それは私です。

京都東山トレイル

2008年07月01日 | ランニング

例えば、今夜は焼肉を食べようと決めたとする。
夕刻いそいそと行きつけの焼肉屋に出かけると、
「臨時休業」の貼り紙があったとする。
そんな時、ある種類の人間は、仮にすぐそばに美味しいイタリアンのお店が軒を連ねていたとしても、そこに入ろうとは決してしない。
ひとたび「焼肉を食うっ!」と脳から伝達を受けた胃袋は既に焼肉待ち受け状態と化し、いかなる代替品も受け付け得ないからだ。
で、かの人はひたすら次の焼肉屋を探し求めることとなる。
イタリアンのお店も評判のラーメン屋も旨い鮨屋にも背を向けて・・・・・。
どうでもよい欲望に対してこれ程まで頑なになる種類の人間がそこかしこにいると聞く。


昨日曜日は東山トレイルランの予定が組まれていた。
前日から小学生の遠足さながらのウキウキ気分。
      
       がっ!

当日は何と朝から大雨!
気象庁からは、
  「午後からの降水確率80%、雷雨の恐れあり」
の貼り紙が・・・・。

だが、京都の山をトレイルランさせてやると脳から伝達を受けた脚は、既に「山を走る」の待ち受け状態。
そんな脚くんは、淀川河川敷を走るでも大阪城公園を走るで
も決して許してはくれない。


ということで、ある種の頑なな人々だけが、予定通り大雨の
京都叡電「出町柳駅」に集合した。
ここから電車で修学院まで移動し、一行は比叡山を超え大原三千院~鞍馬を目指すのだという。
スタート時こそ小降りだった雨も、比叡山頂上付近に達した頃からいよいよ本降り状態に。

土砂降りの中のラン。
雷は怖いは、下りの道はさながら滝状態。
滑る者こける者続出。
おまけに熊に遭遇するは、蛭に噛まれるは・・・・・
の三重苦、四重苦。
靴はまたまた泥にまみれ、
     

一体これは何の罰ゲーム?何の業?
と、泣きそうになりながら、結構その苦行を楽しみつつ無事
大原三千院着。

     

ご褒美はというと、

 【このような山郷良い風景】


    【ご当地のスウィーツ】!!

難路悪路の為に目的地鞍馬は残念し、この後はひたすら打ち
上げのビール目指してラストラン。


これで、やっと脚くんは満足してくれただろう。

たまに見かけるこういう類の人間を世の人々はこう総称して
いるという。  


  「阿呆~」(アホ~)

と。



でも、同じアホなら走らにゃソンソン♪

やんね?