働き者

アメリカ人は、まことに働き者だ。

と言うと、日本の友人は「え?っ、そうなの？逆だと思ってた」と驚く。
確かに、日本人の方が休む間もなく働いて、アメリカ人は昼間っからビール
片手にバックヤードでBBQ、っていうイメージが強いかもしれない。

しかし、まあ州によっても違うんだろうが、私の住んでいるところは商店が
休みになることがまずない。元日くらいは店を閉める日本に比べ、こちらは
クリスマスでも開けているし、その他祝日でもたいてい開いている。カナダ
なんかクリスマスといったら休みだし、州によっては日曜日は商店は店を
閉めるよう法律で決まってたりして、買い物は平日しかできなかったりする。
だが、アメリカに来てからそんな不自由はしたことない。２４時間営業だって
普通だし、何か必要なものがあれば、コンビニじゃなくて普通のスーパーで
安く手に入る。

銀行だって、日本じゃあ今では土日も休みだったりで、しかも平日は三時で
閉まっちゃうし、不便だ。だがこちらは、年中無休！テラーだって五時まで
やってるし、木曜日（だったか？）は７時かそこらまでやってるのだ。
もちろんそうした銀行員はシフトで働いてて平日に休みとってるのだろうが、
画期的だ。ひとの金で儲けている銀行なんだから、そのぐらいお客にサービス
するのは当然かもしれない。雀の涙ほどの利息しかつけないくせに不便な
日本の銀行に、アメリカの銀行の爪の垢でも煎じて飲ませたいくらいだ。

アメリカ人は、長期休暇というとバン！とまとめて思い切りとったりするが、
働くときは本当に馬車馬のように働くのだ。