TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

Scare Tactics

2008-07-31 07:54:13 | インポート
TABIの狂犬病抗体価検査の結果が出たので、もらいに行く。

今回の値は、1対17であった。
1対5あればいいので、TABIの値は充分と言える。8年前、子犬のときに
ワクチンを打ったのが最後であるが、まだまだ抗体価はバッチリだ。

おもしろいのは、3年前の検査結果。カナダからアメリカへ、国境を越えて
引っ越すというので、入国審査で書類を求められたときのために狂犬病の
抗体価検査をした。これはPEIの獣医大学へ送られたのだが、結果は1対12
だった。前回より今回のほうが、良い値が出ている。

「毎年狂犬病ワクチンを打たないとダメ」と言われて素直にやってる人々は、
こうした結果を見たらどう思うのだろうか?「一頭だけの結果じゃまぐれかも
しれない」と反論するだろうが、実はうちだけじゃないんですよ。

うちは転勤族で引越しのたびに犬の健康診断書がいるので、こうやって大金
払って検査を数年ごとに行っているから、実際に数値の変化をおうことが
できる。だけど、もう何十年もワクチンを打たないで健康な犬を育てている
人々は、こんな検査にお金を払うようなバカバカしい真似などしない。
そんなことせずとも、健康で長生きしている彼らの犬が、なによりの証明だ。

「法律で決まっているから」とムキになる人もいる。しかし、うちの州に
限って言えば、「犬に狂犬病ワクチンを打て」という法律はどこにも存在
しない。各カウンティが発行する犬タグをもらうにあたって、接種証明が
必要になる、というだけである。別に犬タグをもらったところで、とくに
使い道はないし、マイクロチップ入れてるから迷子になったらその番号で
追跡できる。タグをもらわないなら、接種証明など必要ない。

まあこのように、頭を冷やして考えれば簡単なことなのだが、やはり一般的に
「万が一のことがあったら」とか「法律が」とか脅されるとビビッてしまう
人のほうが多いのだろう。いつの時代もScare Tacticsは、カモをひっかける
良い手段である。

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 中毒のしくみ | トップ | だからアメリカには »
最新の画像もっと見る

インポート」カテゴリの最新記事