月日の移り

今日は、犬クラブのガレージセール。

これまでトレーニングセンターとして賃貸していたビルを出ることになり、
センターにある全てのもの、オフィス用品から冷蔵庫、掃除機、訓練用具など
を売ることにしたのである。土日が本格的なガラージセールであるが、今夜
はメンバーだけの特別セール。

３０年以上の歴史あるクラブだから、まあいろんなものが蓄積されているわけで。
もう投売り状態なので、安いこと、安いこと。プロ用のショップバキュームが
わずか１０ドル。夫はこれと、庭の手入れに使えるスニッパーを購入。
私は犬本などをまとめて買う。三冊で５ドルである。

古くからのメンバーにとっては、想い出のある用品がどんどん売られていく
のを見るのはつらいかもしれない。でも、世の中はものすごいスピードで
移り変わっているのであり、いつまでも古い想い出にしがみついているわけ
にはいかないのだ。サッパリと処分して、新しいスタートを切るしかない。

犬関係の雑誌類は、タダでお持ち帰りOKということ。
ながめていたら、なんと１０年前のClean Runが！うわ！白黒印刷である。
Bud Houstonが編集していた頃のもの。今のグロッシーなカラーページとは
えらい違いである。まだアジリティがほんの少数の物好き趣味であった時代
で、ここまで人気が出るとは誰が予想したろうか。人気が出すぎて、今では
収拾がつかないとこまで来てしまったようだが。

記念に一冊だけいただいて帰る。
当時のコースマップを見ると、今のとは隔世の感がある。こんな簡単なコース
でQできたのか。でも、きっと、今とは違って犬も人間も楽しく走ってたんだ
ろうね。