TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

Quackクラブへようこそ

2008-02-23 15:59:28 | インポート
エンドの情報を調べていて、Priceに対する批判ページに遭遇。

まあ予想できる内容である。エンド専門家によるもので、要は「あんな昔の
研究なんて今は通用しない」「昔は衛生状態が悪かったから、そういうことが
あったかもしれないが、今はそんな心配はない」

大体、既存の医学界の常識に挑戦するものは、みんなQuackのレッテルを貼られる
ことに決まっている。ホリスティック系の連中はみんな首を揃えて討ち死にだ。
PriceやMeinigだけでなく、Andrew Weilとか、Ian Billinghurstなんかは
主流の医(歯、獣医)学界から嫌われている。

ま、Weilなんかはヒッピーあがりで今じゃ医者というより自分の名前をつけた
自然食類を売るのに熱心なビジネスマンだし、Billinghurstに至っては数年前
「BARFという言葉を発明したのはオレだ」とか言い出して物議をかもした
とんでもないペテン師。悪口を言うやつがいて当然だろう。
ホリスティック系というのは、大体がひねくれもので、だから周りのやってる
ことに納得できなくてハズレてしまった連中だったりする。そうでなければ、
黙っていれば「ドクター」と尊敬されて金が入ってくるものを、古臭い東洋
医学とか薬草療法なんか学ぼうなんて思いもしないだろう。

しかし、QuackにはQuackなりの「発見」があり、真実がどこかにある場合があると
私は思う。既存の医学に見放された患者が、Quackのおかげで救われたケース
は、少数といえども存在するわけだ。それが「鰯の頭も信心から」的なもので
あったとしても、結果オーライなら良いではないか。救われなかった場合には
fraudと呼ばれて酷評されるが、じゃあ既存の医学は患者全てを間違いなく
救っているのか?

Price批判にもどれば、古いというのは言われなくてもわかるけど、じゃあ
彼の研究結果をくつがえし「あれは間違いである」と証明できる研究をした
やつがいたかというと、誰もいない。それに、今は衛生状態も技術も格段に
進歩しているというが、根幹治療の成功率はいまだに自慢できるほどじゃないし、
根尖病巣ができるのを完全に防ぐことだってできないではないか。
過去数十年間に進歩した技術って、そんな程度ってことか。

ま、患者のほうがよく勉強しないとダメね、今の世の中。

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