TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

Belmont Breeze

2014-06-07 15:42:26 | その他
Belmont Stakesの公式ドリンク。



クランベリージュースじゃなくて、クランベリーそのものをバーミックスにかけてジュースにしたものを使ったから、赤みが強く出てしまった。でも、オレンジとミントの香りが爽やかで、口当たりのいい飲み物。いくらでも飲めそうなカクテル。庭からとりたてのスペアミントが、フレッシュな香りを引き立てて美味しい。

さて、世界が注目したレースの結果は残念ながらまたもやトリプル・クラウンが出なかった。California Chrome、応援してたんだけどねえ。私は、別に馬券は買わないけど。やっぱ、一ヶ月ちょっとの間に超大型レース三つを走るってのは、若い馬でもさすがにキツイ。

レースのしょっぱなに隣の馬に脚を蹴られて怪我しちゃったらしい。そのまま走ったんだから、えらいよ。

私は、この馬の生い立ちを知ってファンになった。
そうそうたる血統の競走馬の中で、この子のお父さんもお母さんもパッとしない血筋。お母さん馬にいたっては、たったの8千ドルで今のオーナーに買われたので、バーゲンセールの馬とか陰口たたかれた。しかも、カリフォルニア産という、競走馬の世界ではマイナーな存在。オーナー二人も、競走馬の世界では異色のフツーの人々。調教師は、70代のお爺さん。誰もこの子がここまでやるなんて、思ってもなかった。レースで勝つようになってからも、正統血統派競走馬サイドからさんざん皮肉を言われてきた。

このあたり、オーナーの気持ちがよ~くわかる。
TABIだって、初めてのアジリティ全国大会予選で優勝したとき、「あんな雑種が」って陰口たたかれたもの。純血犬の飼い主で、血統が命って人々にとっては、そりゃあおもしろくないでしょ。

だけど、パッとしない血筋ってことは血が濃くないから雑種の犬みたいに、丈夫で賢い馬なんじゃないかと思う。現に見るからに賢そうな顔してるし、ウワサではカメラを向けるとちゃんとポーズするらしい。「庶民の馬」「アメリカン・ドリーム」とか呼ばれて、Chromiesって言うファンができたのも、うなずける。

三冠のがしちゃったけど、今でも大好きだよ、Chrome。


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