TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

POLO

2012-09-11 05:50:22 | TABIと暮らす日々
今週に入って、いきなり気温が急降下。

朝晩は冷え込んで、みな秋冬物のジャケットを着込んでいる。
この土地は、こんなに急に秋が来ちゃうのか?
ブルーベリーも、紅葉してまっかっか。

今日は、比較的暖かい日となった。
散歩にはセーターをはおって出たが、途中で暑くなりシャツだけに。
暖かいせいか、犬の散歩に出た人々にあちこちで出くわす。

POLOは、柴犬を大型化したような赤毛のミックス。
オスだがおとなしく、飼い主は「13歳だから、もう昔のように飛び跳ねて遊ばなくなったのよ」と言う。体重が減りだし、毛が抜けて、獣医からは今年の夏を越せるかどうかわからない、とまで言われたとか。でも今日は犬の気分が良いので、久しぶりに森まで散歩に来たのだそうだ。

うちのTABIも今年13歳だと言ったら、「えっ、まだ子犬かと思った!」とマジで驚く。

このコメントはこれまで百万回くらい聞いたが、今日はことのほか嬉しかった。
なぜかというと、この数日TABIは咳が出て、「もしや心臓でも悪くなったのでは...」と私は心配して夜もよく眠れなかったからだ。昨日からは咳は一度も出ず、たぶんまたケネルコフにでもかかったのかもしれないし、今日も元気に飛び跳ねている。いちおうチェックアップもかねて獣医に予約をとったので、週末にはちゃんと診察してもらおうと思う。

老犬というのは、なにが起こるかわからない。
お隣の柴犬もやはり12歳だが、ある日夫婦で出かけて帰宅したら犬が耳を傾けてぐるぐる回っていた。てっきり留守中に卒中発作でも起こしたと思い、獣医に電話して安楽死させるため自宅まで往診してもらった。

獣医は犬の状態を見て、「耳の感染症では?」と言い、実際に診察してみたら案の上片耳に感染症が起きていた。とりあえず安楽死は中止することにし、耳の治療を行ったところ回復して、今ではすっかり元気になってしまった。先日も、飼い主と元気に散歩しているところへ出会った。今はお隣は、この老犬の階段の上り下りを楽にするため、家の改築をしている。「子供みたいにかわいがっているから、できるだけのことはしてあげたいのよ」と言っていたが、その気持ちはよくわかる。

めでたし、めでたしである。
しかし昔々は、犬の飼い主はわざわざお金を払って犬を安楽死させるようなことはしなかったので、老犬が病気になったら裏庭へ引きずって行って猟銃で頭を打ち抜くことが、ごく普通だった。お隣の柴も、昔だったら獣医により正しく診断と治療が行われることなく、とっくに始末されていただろう。

ペット犬にとって、いい時代になったものである。


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