TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

子犬の笑顔

2009-06-02 06:42:26 | インポート
今日は、所属するアジクラブが主催するマッチ。

夫が今回チーフを務めることになったので、朝4時起きでフィールドに
出かけ、コースの準備をする。TABIがうろちょろしてうるさいので、
早朝だし暑くないからいいだろうと車に残しておいたら、いつのまにか脱走
してニコニコしながら私たちの方へ向かって走ってくる!

「窓から飛び降りたんだろう」と夫は言ったが、車に戻ってみたら窓はわずか
10センチくらいしか開いてない。だが!運転手側のドアが大きく開いてる!
車はロックをかけてなかったが、どうやってTABIはドアを開けたのか?!

いつも私達がドアを開けるのを見て覚えたんだろうか?
「あんた、どうやって開けたのよ?」と聞いても、ニコニコしてるだけのTABI。

ま、これだけの芸当ができるのなら非常の際に自分で脱出できるわけで、
安心といえば安心。

ところで、先日愛犬を亡くしたばかりの犬友達が、今日はフォスター犬を
連れて来た。先代犬と同じブリーダーの繁殖した犬だが、先代犬とは違う
ラインなのでボディのタイプやマーキングが明らかに異なる。まだ生後七ヶ月
という子犬である。最初の飼い主はこの子をショーに出す目的で買ったのだが
歯のかみ合わせが完璧でないのでブリーダーに返品したのだそうだ。

「この子最初は骨と皮だったのよ」と、彼女は言う。今でも痩せ型だし、七ヶ月
にしては小さく子犬っぽい。食欲は旺盛で、特に消化器官に障害があって
やせているとかではない。もとの飼い主がちゃんと食べさせてなかったんだろう
というのが、私たち犬仲間の見解。しかも、全く訓練が入ってない。本当に
ショー目的なら、この月齢の子だったら基本的コマンドが理解できるくらいに
は仕上がっているはず。試しにステーキ肉を使って夫が「お座り」を教えて
みたら、ものの五分で覚えた。頭は悪くない。

フォスターしてるだけ、と彼女は言うが、もうかなりなついているしこのまま
引き取るんじゃないかな。先代犬と似てないから、思い出すこともないし、
なんといってもフレンドリーで笑顔のかわいい子である。犬好きな人に囲まれ
よその犬と遊んで楽しくてしょうがない様子。

彼女の先代犬が、天国からおくってくれた天使なのかも。