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TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

雪の便り

2009-01-24 17:17:14 | インポート
午前中は暖かで青空が広がっていたのに、午後からは吹雪。

そんな天候でも配達してくれる郵便屋さんは有り難い。
ミネソタから、TABIのA-ATCHの証明書。やっほ?!!すっごく綺麗。
フレームに入れて飾ろう。そして、毎年この時期になると節分のお豆を送って
くれるお友達から、小包。もう本当に、頭が下がる。

いつも彼女は豆とともに、前年話題となった本などを同封してくれるのだが、
今年は二冊あって一冊は上野千鶴子の「おひとりさまの老後」。前にネット上
で書評を見て、おもしろそうだなと思ってたので、早速こっちから読む。

目次から目を通しての印象は、「ひらがなばっか!」
小学生の国語の教科書を読んでるみたいだ。

この女、東大で教授やってんのに漢字書けねえのか?!

帰国子女でもなさそうだし。ま、それはいいが、これは一人で孤独な老後を
迎える可能性のある女性に「大丈夫よ、私の言うとおりにすれば」っていう
指南書のつもりなのだろう。しかし、実際に「安心しました」って思うやつは
少ないに違いない。彼女の勧めるやり方には、莫大なお金が必要だからだ。
年金を一ヶ月百万円もらっている老女の例を出して、「スバラシイ老後です
わね!」と言われても、庶民には「はあ」としか言えまい。

彼女の理想とする快適独身女老後ライフをおくるには、湯水のように使える
資産、健康な頭と体(多少の足腰の弱りなどは可)、自分より健康で長生き
してくれる多くの友人が必須。どれが欠けてもダメだ。その条件を全て満たす
女が、どれほどいるのか。

体は丈夫でも、ボケちゃって夜昼となく友人のもとへ押しかけ、閉口されて
友人を全て失ってしまった場合などは想定されていない。変な商法に騙され
蓄えをなくしてしまうケースも、老人には多い。体だって弱ってくるし、老いて
大病して入院すると認知症が一気に進行する。その時になって介護サービス
つきのシニアホームを選ぼうか、と思ったって、徘徊があるからダメと入居
を拒まれるかもしれない。

彼女は、本当は怖いんだと思う。
一人で老いることが。だから様々調べて、自分を「大丈夫よ」と励ます意味で
本を書いた。だけど、現実は甘くない。そのことを一番良く知っているのも、
誰でもない著者なのであろう。


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