TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

Ball

2005-11-14 11:49:48 | インポート
アメリカ政府主催の晩餐会に夫と二人招待され、出かける。

市内一のホテルの舞踏会場は、正装の男たちやイブニング姿の女でいっぱい。
私のお目当ては美味しいと評判のディナーであったが、さすがに一流シェフ
だけあってアペタイザーからデザートに至るまで手抜きのないお料理だった。
サーバーもとてもタイミング良く、てきぱきと動く姿は無駄がない。

それにしても、アメリカ人というのは本当に愛国精神が強いのだなと感心する。
国旗掲揚の海兵隊員の靴なんかもう、鏡みたいにピッカピカ!
そして、国歌が流れると老若男女がサッと立ち上がり、直立不動で右手を
左胸にあて、斉唱するのだ。お国のためなら命も惜しむまい、という心意気は
日本でも第二次大戦まであったろうが、いまそういうことを日本では口にする
ことも許されまい。良いとか悪いとかではなく、そういう育て方をされなくなって
数十年がたち、私たちの世代にはこんなアメリカ人の愛国ぶりが奇異に映る。

こうした正式晩餐会にはそれなりの社交のルールというのがあるが、さすがに
みんな慣れているというか、きっと子供のころから親の様子を見て育ち、また
教えられてきたのだろう。洗練されたマナーというものは、東洋流であれ
西洋流であれ、見ていて美しいものだ。

それにしても、全くみな衣装もちだ。ちょっと前にもディナーがあったが、
ちゃんと今日は違うこしらえで登場だ。彼らのクローゼットを見てみたいものだ。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする