TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

ヘルシー志向というもの

2005-11-05 07:27:47 | インポート
YMCAのジムを見学。

さすがアメリカ人、どいつもこいつもトレーニングに必死だ。
体を動かすことはいいことだが、しかし、彼らはまた徒歩5分の店へも車で
行くようなものぐさである。おまけに、ロビーで売ってるスナック類を見ると
子供の好きそうなジャンクフードばっかり。本末転倒とはこのことだ。

帰りに自然食の店へ寄り、TABIと夫のためにヨーグルトを買う。
これまた種類の豊富なことといったら!どれがどれだか、目眩がしてわからなく
なりそうだ。しかし、そのほとんどが「ローファット」とか「ノーファット」。
脂肪分のないヨーグルトなんて、うまいのかよ?!
だけど、ヘルシー志向の昨今、そうじゃないと売れないのだ。

TABIはローファットとかスキムミルクには絶対口をつけない。ちょっとニオイを
かいで、「けっ、こんなもの」って顔してどっかへ行ってしまう。
やっとのことで全乳、それもクリームがトップにとろりとのっかってるやつを
見つけた。棚の下のほうに、もうしわけ程度に3つのフレーバーだけ置いてある。
売れなかったらそのうちセールになるかもしれない。しめしめ。
この「こってりヨーグルト」はTABIに大ヒットで、カップもフタもきれいに
なめつくしてしまった。

彼はこんなにこってりが好きなのに、いままで肥満になったことがない。
それに比べ、アジで一緒のコーギーは二頭とも、まだ若いのに肥満気味で
獣医から「体重を落とさないとアジリティをやめなきゃならなくなる」と
言われたそうな。ま、普通のペット犬と比べたらはるかにやせてるけども、
スポーツをやるにはもっとやせてないと怪我の危険があるからだ。

コーギーは誤解されやすいが小型犬では決してない。体は中型なのに短足なだけだ。
短い足にかかる体躯のストレスが異様に大きく、激しいスポーツではちょっとした
体重の余分が大きな障害につながる。だからあのコーギーたちはいっつも
涙ぐましいダイエット中で、練習場である馬術競技場ではすみっこに転がっている
馬糞を、飼い主の目を盗んでは夢中で食ってる。なんか、かわいそう。

食べても太らない体は、抜群のメタボリズムに恵まれているということだ。
これはやはり、遺伝だろう。良かったね、TABI。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする