TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

Good Friday

2005-03-27 13:21:22 | インポート
祝日でみんな休み、街はどこもひっそり。

毎月恒例のアジリティ・ランスルーへ。
ほとんどが顔なじみ。競技会と違ってやり直してもいいし、リラックスして
楽しめる。今夜のコースは、スタンダードとジャンパースのマスターレベル。
すんごいタイトなターンがあったりして、イジワルなコースだ。

私はタイマー役を頼まれたので、リングに最も近いところでみんなの走りを
見ることができた。あれ、と思ったのは、コースの中に一箇所、どの犬も
必ず逡巡するスポットがある。なんかみんな、突然目が見えなくなったみたい
に一瞬止まってしまうか、ハンドラーのキューと違う方向へ行くか。
次のジャンプでバーを落としてしまう犬が多いのは、テイクオフ位置を誤って
しまったか、逡巡したためにストライドが分断されてしまったからか。

見えてないんだと思う。犬に。

全くの暗闇の中では、犬には見えるものが人間には見えない。
逆に、室内競技場で人口照明の下で走るとき、人間の目には見えても犬には
見えないブラインドスポットができてしまうんだと思う。彼らの動きを見てると、
白内障が進んだ老犬がドアにぶつかりそうになって「おっとっと」みたいな
やつに似ている。

あと、犬によってはジャンプのときにやたら高い急な軌道で跳び、そのため
ストライドの数が増えスピードが落ちている。これは、目の悪い犬がよくやる。
障害物がよく見えないから、とりあえず必要以上に高く跳びバーを落とさない
努力をするわけだ。障害物が見えないんだから当然、テイクオフ位置を正確に
定めることなんてできないわけで、だから障害物のすごい手前まできてジャンプ
することになる。だから、急な軌道にならざるをえない。

どんな天候でもOKな室内競技場だけど、こういうところが問題ですな。


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