TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

Placebo Effect

2004-01-05 05:56:48 | インポート
人間と同様なプラシーボ効果は、犬にも期待できるのだろうか?

人間のケースだが、こんな実験が行われていた。↓
http://content.nejm.org/cgi/content/abstract/347/2/81

プラシーボといったら、頭痛とか腹痛とかマイナーな症状の患者に偽薬を飲ませ
様子を観察する実験を思い出すが、ここまでするやつがいたとは。
おそらく実験対象になった患者たちは知らされていないだろうが、知ったら
訴訟問題にならないのか?手術費用は誰が出したんだろうか?単に皮膚を切開
して縫っただけ、と知ったら、治った膝が痛くなったりするんじゃ?

ま、実験動物になった人々には悪いが、実験としてはおもしろい。
手術そのものよりか、「切って治してもらった」という思い込みプラス術後の
養生と投薬、リハビリが効いているってことだ。外科医廃業かも(笑)
いや、やっぱ「エライ先生にやってもらった」っつー思い込みがないとダメ
なんで、皮膚の切開と縫合は必要だろうな。

昔々聞いた話だが、「女を診るにはコツがある。大げさに同情すべし」
例えば、軽い火傷に対し「ああこんなのは放っておいても治る」などと言って
帰したら、治るどころかどんどんひどくなったりする。
逆に、これは大変、よく我慢しましたね、消毒しましょう、包帯しましょう、
抗生物質を出しておきますね、痛み止めも出しましょう、と大げさに扱う。
そして最後に「もし2、3日して痛みが回復しないようなら電話してください」
と言って帰す。すると患者の100%は本当に2、3日ですっかり回復する。
もともとたいした火傷でないのだから、当然だ。

女の心理をズバリついている。
同じ女でも私のようなのには効果がないが(爆)、平均的な女性にはこれが一番だろう。

だが犬は?
「薬を飲む→症状が緩和される」の関連性が理解できなければ、効果はないのでは。
糖尿病の犬が、飼い主に「ねえ、注射の時間だよ」と鼻でせがむという話は
よく聞く。それ以外だと、プラシーボと言える効果はあんまり…
相手が犬だと、実験で確認するのも難しい気がする。


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風の便り

2004-01-05 05:31:24 | インポート
他州に住む日本人の知人の犬が、年末に亡くなった。

15歳だった。
アウトドージーな飼い主さんのお供をして、北米中を旅して様々な経験をした
楽しい一生だったようだ。飼い主さんは今でも、ことあるごとに愛犬を思い出し
ふと気が付くと彼の姿をさがしているという。

お知らせのメールを読んだとき、「他界しました」という一文に犬の名前が
なかったので、てっきり飼い主さんの弔報かと思ってびっくりした。
が、その先を読んで犬のことだと気が付いた。それくらい飼い主さんは悲しみで
心が動揺しているのだろう。

犬の一生はあまりに短い。
彼らは、楽しい思い出だけを残して私たちより先にいってしまう。


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