TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

オーガニック疑惑

2004-01-11 13:06:31 | インポート
スーパーの自然食コーナーでヨーグルトを選んでたら、どっかのオバハンが
話しかけてきた。

「ここのオーガニックは信用しないほうがいいわよ!」
この大手スーパーでは、だいぶ前から画期的とも言える無農薬野菜コーナーを
設けたり、自然食コーナーを拡大したりしてきた。そして数年前からは、
自社ブランドのオーガニック食品のラインを充実させてきた。

自然食専門店で買うと「うぎゃあ!」という値段の品物が、ここの自社ブランド
だと市販品よりちょっと高いくらいの値段で手に入る。消費者にとっては嬉しい。
大手の強みで、大量に買い付けるから安くできるのだろう。

だがこのオバハンは、「こんな値段でオーガニックなわけないじゃないの。
オーガニックと表示すれば飛びつくと思っての策略よ。騙されちゃダメ!」
と熱く語ってくれた。

そんなの知ってらあ!
ガキじゃあるまいし、いまどき「自然食です」って表示を丸ごと信用するわけ
ねーだろ。本当にバカ正直にノーケミカルでやったら、金儲けなんかできない。
OCIA認定だって、いろいろループホールがあることぐらい聞いてるよ。
デタラメの最たるものは、オーガニック・コットン。本当に無農薬綿100%だと
繊維にならないから、普通の無漂白綿にちょっぴり無農薬のを混ぜただけだと、
テキサスの会社を問い詰めて白状させたことあるもんね。

消費者はワガママで贅沢だ。
「安全な食品が欲しい」とか言いながら、キャベツに芋虫がついてたりすると
文句を言う。だから農家は奥の手を使わざるを得ない。
外側の葉だけちょっぴり虫に食わせて、いかにも「薬は撒いてませんよ」って
見せたりしてね。

本当にオーガニック食べたいなら、自給自足しかない。
野菜を育てて鶏を飼って卵を生ませて。それができないなら、似非オーガニック
で我慢するしかないのだよ。

でもそのオバサンには一応、「貴重なご意見ありがとう」と言っておいたよ。