アニマルコニュニケーターとは、通常の言語を使わずテレパシーにより動物と交流できる人々のことである。
もともと動物たちは、言語によらない交流をごく自然に行っている。だから、それそのものは特別不思議でもなんでもない。私達人間は言語で交流することが主なので、一般人はそうした能力が劣っている。が、あえて名前は挙げないが実際に世界的に有名なアニマルコニュニケーターたちは、彼らの優れたテレパシー能力を駆使してすばらしい業績をあげている。
私も過去にアニマルコニュニケーターにリーディングを依頼したことがあり、その正確さに驚いたことがある。ま、この世界も玉石混交で、質の悪いアニマルコニュニケーターもいるが、いわゆる「ホンモノ」と呼ばれる人々はスゴイと思う。
しかし私が疑問に思うのは、この能力について「誰でも持っている力なので、ちょっとトレーニングすれば誰でも動物と交流でき、プロになれる」とうたってアニマルコニュニケーター養成講座に一般人を勧誘しているケース。
著名なアニマルコニュニケーターたちは、彼らの著書を読んだりインタビューを聞けばわかるが、すでに生まれたときからテレパシー能力があった人たちがほとんど。または、能力は潜在していたが気づかずに生きてきて、ある日突然動物の声が聞こえてくるようになった人たち。ま、Dr. Dolittleみたいなもんだ。
しかし全くテレパシーのテの字もない一般人が、ちょっと瞑想したぐらいで動物と深い交流ができるかどうか、頭を冷やして考えればわかるだろう。
確かに「誰でもできる」という主張自体は、ウソではない。これは、よくある「お金の儲かるセミナー」ジョークと同じだ。「一億円を貯めるのは、誰にでもできます。毎日、一円を貯金箱に入れることを一億回続けなさい」
一円 × 一億回 = 一億円
だから、間違いではない。詐欺だとは言えない。ただ、実行するとなると気の遠くなるような年数がかかる。
しかしここまでは、ゲームセンターにあるコンピューター占いのレベルで、だまされても被害は少ない。困るのは、ホンモノでないのにアニマルコニュニケーターになったつもりになり、お金をとってビジネスしているケース。そして、そういう人々の多くが自然食とかサプリメントとかを販売するのを副業にしている。で、「あなたのわんちゃんは、XXというサプリメントを飲ませて欲しいと訴えてますよ」などとうまく営業する。
この時点で「なんかヘンだな」と気づけばエライが、しかし、ときに飼い主はコロッとだまされる。とくに、愛犬がガンなどの重病にかかってたりするとワラをもつかむ思いなので、言われるままに得体の知れないサプリとか奇跡の水とかに大金をはたいてしまう。
ハタで見ていると「こんなの詐欺だよ」とわかるのだが、実際に本人に忠告しても聞いてもらえないのが悲しい。逆に、「じゃあ、あなたにはうちの子が考えてることがわかるの?」とつっこまれてしまい、返答に窮する。つまり、ホンモノかニセモノか、立証することが不可能なのだ。
まあ経済というものは、まっとうなビジネスのお金だけでなく詐欺でまきあげたお金も含めてまわっているものなので、どういう形であれお金がまわれば経済活動が活発になって結果的にはいいことかもしれない。だまされたほうも、あとで気づいて「いい勉強になった。今後は気をつけよう」と肯定的に考えればいい。
光があれば、影がある。双方を経験することで、人間は成長していくのだと思う。
もともと動物たちは、言語によらない交流をごく自然に行っている。だから、それそのものは特別不思議でもなんでもない。私達人間は言語で交流することが主なので、一般人はそうした能力が劣っている。が、あえて名前は挙げないが実際に世界的に有名なアニマルコニュニケーターたちは、彼らの優れたテレパシー能力を駆使してすばらしい業績をあげている。
私も過去にアニマルコニュニケーターにリーディングを依頼したことがあり、その正確さに驚いたことがある。ま、この世界も玉石混交で、質の悪いアニマルコニュニケーターもいるが、いわゆる「ホンモノ」と呼ばれる人々はスゴイと思う。
しかし私が疑問に思うのは、この能力について「誰でも持っている力なので、ちょっとトレーニングすれば誰でも動物と交流でき、プロになれる」とうたってアニマルコニュニケーター養成講座に一般人を勧誘しているケース。
著名なアニマルコニュニケーターたちは、彼らの著書を読んだりインタビューを聞けばわかるが、すでに生まれたときからテレパシー能力があった人たちがほとんど。または、能力は潜在していたが気づかずに生きてきて、ある日突然動物の声が聞こえてくるようになった人たち。ま、Dr. Dolittleみたいなもんだ。
しかし全くテレパシーのテの字もない一般人が、ちょっと瞑想したぐらいで動物と深い交流ができるかどうか、頭を冷やして考えればわかるだろう。
確かに「誰でもできる」という主張自体は、ウソではない。これは、よくある「お金の儲かるセミナー」ジョークと同じだ。「一億円を貯めるのは、誰にでもできます。毎日、一円を貯金箱に入れることを一億回続けなさい」
一円 × 一億回 = 一億円
だから、間違いではない。詐欺だとは言えない。ただ、実行するとなると気の遠くなるような年数がかかる。
しかしここまでは、ゲームセンターにあるコンピューター占いのレベルで、だまされても被害は少ない。困るのは、ホンモノでないのにアニマルコニュニケーターになったつもりになり、お金をとってビジネスしているケース。そして、そういう人々の多くが自然食とかサプリメントとかを販売するのを副業にしている。で、「あなたのわんちゃんは、XXというサプリメントを飲ませて欲しいと訴えてますよ」などとうまく営業する。
この時点で「なんかヘンだな」と気づけばエライが、しかし、ときに飼い主はコロッとだまされる。とくに、愛犬がガンなどの重病にかかってたりするとワラをもつかむ思いなので、言われるままに得体の知れないサプリとか奇跡の水とかに大金をはたいてしまう。
ハタで見ていると「こんなの詐欺だよ」とわかるのだが、実際に本人に忠告しても聞いてもらえないのが悲しい。逆に、「じゃあ、あなたにはうちの子が考えてることがわかるの?」とつっこまれてしまい、返答に窮する。つまり、ホンモノかニセモノか、立証することが不可能なのだ。
まあ経済というものは、まっとうなビジネスのお金だけでなく詐欺でまきあげたお金も含めてまわっているものなので、どういう形であれお金がまわれば経済活動が活発になって結果的にはいいことかもしれない。だまされたほうも、あとで気づいて「いい勉強になった。今後は気をつけよう」と肯定的に考えればいい。
光があれば、影がある。双方を経験することで、人間は成長していくのだと思う。