<二見興玉神社 ふたみおきたまじんじゃ>
以前、大雨の中をずぶ濡れになりながら伊勢神宮に参拝した折、
神官の方が「神宮では雨の中での参拝は、
”穢れを祓う”という意味でよいことなのですよ」
と教えてくださいました。
神宮の禊所でもある二見興玉神社が、
常に波しぶきで洗われているように、
水(特に海水)の祓いというのは、
私たちが思っている以上に強力かつ強制的です。
自然を敬い自然を味方につけることは、
巡り巡って自然災害を減らす結果につながります。
古代より天災と共に生きてきた日本人が、
世界に「自然に対する正しい姿勢」を示すことが、
最終的に多くの人々を救うのですね。
現代人が軽視してきた、神祭りや先祖供養などの古臭い習慣は、
見えない助けとなって私たちの命を守ってくれているのでしょう。