<都内のデパート>
私たちが普段接している多種多様の音楽やダンスは、
ご神事の際の歌や舞が起源といわれております。
日本では古くから「神様への奉納」の行事として、
日常的に歌や楽器演奏や舞踏が行われてきました。
各々の人間が神様とのつながりを保つため、
様々な工夫を重ね、表現法を模索してきた経緯が、
今の現代音楽の元となっているのですね。
どんなに不自由で抑圧された環境の中でも、
歌や踊りを楽しみたいという気持ちは、
神様とのつながりを持ち続けようとする、
人間の根本的な欲求に他なりません。
地域のお祭りを大切に守る大人たちや、
無邪気にはしゃぐ子どもたちの心の中に、
「神様の歓喜」が潜んでいるのでしょう。