たびたび神社

ライターあかりの神社ブログ

命宿る生物

2015-08-25 11:48:27 | 自然災害・参拝マナー

<氏神 うじがみ>

 

日本の自然の中には「神様」が宿っており、

木々の一本一本、花の一輪一輪、

そして水の粒子一粒に至るまで、

人を育み成長させてくれる因子を保有しています。

ゆえに、素直な気持ちで自然と向き合えば、

健やかな心身を維持できますし、

逆に邪な気持ちで自然を痛めつければ、

心身につらい反射が訪れるのは必然でしょう。

 

日本を訪れた海外の芸術家や文学人や研究者の多くが、

「日本人の自然観は特殊である」 という感想を抱くそうです。

日本人の遺伝子の中に組み込まれている自然を敬う気持ちには、

森や山や川や海を「生命が宿るモノ」に変える力があります。

自然という対象は単に、「無料で食べ物を生産する工場」ではなく、

「人間を守り生かそう」とする強い意志を持った生き物なのですね。

 

「自然=命が宿る生物」という認識が薄れれば、

必ず大きな災害が起こり食料は枯渇します。

未来ある子どもの命を守るためにも、

まずは私たちひとりひとりが、

自然への敬意を取り戻さなければいけません。