<富士山 ふじさん>
中国語で「繁栄」や「発展」を意味し、
中華圏の人々が好んで使う「8」という数字は、
日本では「末広がりで縁起がよい」といわれ、
日本人の間でも人気がある数字のひとつです。
一節によりますと「8は富士山に通じる」そうで、
実際に富士の山頂には八つの峰があり、
火口を1周する「お鉢巡り」は、
「お八巡り」とも呼ばれています。
東洋の易の本によりますと「8」という数字は、
「事物が生成流転し、最後の飽和状態に至った数」で、
太陽が昇る前のような状態を意味するのだとか。
オカルトの世界では、「8」の力を持つ富士山により、
これまで日本経済が支えられてきたという話もあります。
現在、富士山の噴火が懸念されていますが、
火山噴火という現象は、飽和状態にある物質社会から、
新しい社会を生み出すための浄化なのかもしれません。